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クルマレビュー - ステップワゴン
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試乗
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sabo3
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ホンダ / ステップワゴン
エアー_8人乗り_4WD(CVT_1.5) (2022年) -
- レビュー日:2025年8月8日
- 乗車人数:1人
- 使用目的:その他
おすすめ度: 5
- デザイン:無
- 走行性能:無
- 乗り心地:無
- 積載性:無
- 燃費:無
- 価格:無
- 満足している点
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ステップワゴンエアー(ガソリン、4WD)に試乗した感想。今更所有するフリードスパイクと比べてもしょうがないので、2017年に試乗した先代ステップワゴンスパーダ(ガソリン、4WD)と比べてみる。だが気付けば既に8年前であり記憶は全く当てにならないので、過去に自分が書いたものとの比較になる。
ちなみに今年2025年5月のマイナーチェンジ前のハナシである。ただしネットによるとマイナーチェンジは豪華装備の追加のみのようだ。
外見と内装については少し前に書いているのでこちらは走りについて判ったことと、どうしても言いたいことを少しだけ。
まずはHondaSENSING。ACCは、ステアリングのボタンを押してアクセルを離すと即反応するのでスムーズ感がある。先代はアクセルを離してから一呼吸おいて作動するので、上り坂ではその間に速度が落ちていた。
ただ作動中の上り坂では、先代同様反応がやや遅く思ったより速度が落ちてから再加速する感じであまり変わっていない気がする。もしかしたらこれはその時点の勾配と、更に進行先の情報もないとどうしょうもないのかもしれない。逆に下り坂では先代がフツーに重力で加速していたのに比べ、積極的に減速制御が入る。当然といえば当然だが明らかに進歩した点だ。また先代のガソリン車は30km以下で解除されたのに比べ、全車速対応となった。ただ一度停止したあとは結局アクセルを踏まないと発進しないので、頻繁に停止する街中でアクセルブレーキが完全自動化されるワケではない。停止しない程度のノロノロ運転がずっと続くような場合は当然ラクになるが、そんな状況は連休の高速道路くらいだろう。それでもアクセルを踏めばそこからまた追従するので、多少ラクにはなるのかもしれない。これはおそらく安全性、というか責任問題のためにこうするより他ないのだと思われる。
LKASは、先代で反応するのを感じたときは確かに「すごい」と思ったが、現行型でもあまり頼る気にはなれない。となるといちいち警告されるのもウザいだけだ。居眠りなどによる路外逸脱防止機能と考えれば当然意味はあるが、少なくとも個人的には「アシスト」が必要だとは、現在でも全く感じていない。
次にエンジン。L15BからL15Cへと型式は変更となっているが、先代との違いは感じない。加速は、街中では全く問題ない、というかこの価格帯で問題を感じるクルマなど今時あるハズもないだろう。
高速道路やワインディングでは、アクセルを踏み込むとやはりターボのおかげかトルク感があるし、アクセルの反応も思った以上に鋭く、ミニバンとしてみれば想像以上だろう、というのは先代で書いたのと同様。なお言われているターボラグ云々については、先代の時点でむしろ昔のターボ感を期待して試してみたくらいだが、拍子抜けするほど全く感じなかった。そもそもCVTなので常に変速が行われているだろうし、アクセルを踏み込むとキックダウン的な演出を伴いそれによるタイムラグも発生するので、その上で更にターボラグを感じることはまずないだろう。そもそもダウンサイジングターボの目的は燃費であり、それを中心とした味付の問題でしかないと思われる。
また先代はアクセルを踏みこんだときは「ンガー」という感じで、エンジンがうなるという感じではないが音質的に良くはない、と書いたが、現行型はあまりそういう印象はない。これはおそらく単に比較の問題、そして感覚の問題だろうし、ましてアクセルを踏み込むユーザーなどほとんどいないのだからほぼどうでもいいことではある。
静粛性については、これも人によってまた比較するものによってかなり感覚が違うものだが、高速道路でも特に何も感じなかったので先代と比較して少なくとも悪くなっていることはないだろう。またこれも今どきあるのかどうか判らないが、いわゆるCVT感も、先代同様全く感じない。
乗り心地は、歩道の段差などでちょっと硬めかなとは思ったが、フツーに走っているときは特に硬いという印象はない。むしろ良くなっている部分として、轍の深い幹線道路を右折するときなどフツーはかなり揺さぶられる感じがするものだが、それが比較的穏やかでどっしり感がある。おそらくこれは次に話す剛性感とも密接に繋がっているハズだ。 - 不満な点
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最後に山道のハンドリング。今回どうしても言いたかったのはこれだ。
先代の時点で、荷重移動でリヤタイヤの感覚がきちんと伝わってくる(それがフツーだとは思うが、ネットによるとミニバンとしてはいい方らしい)、フロントタイヤも特に反応が遅いということはなく、クルマ全体の挙動として自然に自分の感覚どおり曲がってくれる、電動パワステも、街中と高速道路では軽すぎると感じていたがコーナーではそれなりに手応えがありタイヤの感覚を掴むことはできる、と書いたが、現行型は全く別物だった。
まず電動パワステのフィーリングが明らかに違う。どっしり感があり、それは自然に安心感となる。これはおそらくパワステの設定というよりボディ剛性の向上によるものだろうというのが自分の感覚である。クルマ全体の動きとステアリングの感覚、それらが一体となって伝わってくる。これは「それなり」「いい方」だった先代のステアリング感覚と比べれば全く違うと言っていいだろう。ちなみにタイヤはフツーのエコタイヤだったにも関わらず、である。
特に身構えることなく自然に思ったようなコーナリングができる、おそらく誰もがそんな爽快感を感じることができるだろう。これは正に「爽快」というキャッチコピーの通りだなあと思い一応確認してみると、それは現行シビックのキャッチコピーだったが、おそらく同じコンセプトのセッティングなのだろうと勝手に思っている。
が、後からネットで確認してみたところ、そのような情報は全く出てこなかったし、ましてメーカーですらそのようなアピールは全くしていないようだ。
もちろん他メーカーを含め今ではこれが当然なのであれば特筆するものではない。が、現行シビックやZR-Vはメーカーとして走りをアピールしているし、メディアにもそう評価されているようだ。ということは、これが当たり前だから別に凄くもなんともない、ということではないだろう。
ただステップワゴンエアーという商品にこのようなセッティングを施し、それをアピールして評論家の評価を得たとしても、売上的には全く無意味だろう。これがメーカーの意図したものだとしたら、マーケティングを間違っている、ということになる。
なので客観的には自分の感覚が間違っているのかもしれないと思っているし、どのみち多くの人には伝わらないだろうと思っているのも事実だ。
言うまでもないがこれは全くもって個人の感想であり、一般ユーザーはもちろん、評論家にもそのような評価はされていないということは断っておく。
飽くまで比較の問題であり、先代または自分が経験したミニバン系、そして大昔に乗っていた小型スポーツ(の記憶)との、極めて感覚的なハナシでしかない。 - 総評
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モデルごとに人気不人気を繰り返してきたステップワゴンとしては、現行型は売れるべきモデルだったが、ネットによるとついにそのジンクスも破れてしまったようだ。
大衆ミニバンのパイオニアでありながら、売上的には近年ライバルの後塵を拝し続けているが、大衆車には大衆車としての売り方があるのであって、技術で勝負するのは愚行でしかない。
やはりこの国ではもはやホンダのビジネスは終わりの時が来たのだと思う。少なくとも、いいクルマを作るのはやめた方がいいだろう。逆に高級ブランドとして、日本の労働者など相手にしていないということなら確かに理解はできる。が、それすら伝わってこないからこそやる気がないと思われているのだが、当然そんなことは気にしてもいないのだろう。
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試乗
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sabo3
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ホンダ / ステップワゴン
エアー_8人乗り_4WD(CVT_1.5) (2022年) -
- レビュー日:2025年8月2日
- 乗車人数:1人
- 使用目的:その他
おすすめ度: 3
- デザイン:無
- 走行性能:無
- 乗り心地:無
- 積載性:無
- 燃費:無
- 価格:無
- 満足している点
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ステップワゴンエアー(ガソリン、4WD)の展示車を見た感想。今更所有するフリードスパイクと比べてもしょうがないので、2017年に試乗した先代ステップワゴンスパーダ(ガソリン、4WD)と比べてみる。だが気付けば既に8年前であり記憶は全く当てにならないので、過去に自分が書いたものとの比較になる。
なお2025年の5月のマイナーチェンジ前のハナシである。ネットによるとマイナーチェンジは豪華装備の追加のみのようだ。
まず外見。フロントマスクは、Aピラーを立て逆にボンネットを寝かせて四角さを強調することによりシンプルながらもゴツさを表現している感じ。言われる通り先代と比べスッキリした印象ではあるが、角度によってはオラついて見える、といった微妙なところを狙っているようにも思える。先代はボンネットからフロントガラスを経てルーフへと滑らかにつながるワンモーションフォルムだったため、全体的には言われるとおり少し小さく見えた。ネットによるとこの部分はメーカーもライバルと比較して不利だったと認識していたようである。個人的にはそれが不利になるという感覚は理解できないところだし、結局この2年間の売上台数をもってそれが正解だったということにはなっていないようだ。
リヤは、先代が「わくわくゲート」のため特徴的な左右非対称デザインだったが、それは廃止され極々シンプルなデザインとなっているものの、雰囲気はあまり変わっていない。
サイドは、先代が躍動的なプレスラインだったのに比べ、直線のみとなり印象の違いは大きいが、個人的にはシンプル過ぎて何もない、という印象である。
次に室内。先代と比べインパネ周りとシートが大きく変わっているが、それ以外は変わっていないという印象。プラットフォームは基本的に共通ということで、内装についても共通部分は多いようだ。ただこれは先々代のRK型から続いている。
インパネ周りのデザインは、先代のメーターパネルがかなり前方奥側にあったのに比べ、フロントガラスを立てて奥行きがなくなった分手前側にあり、フードの形状も2、30年前の雰囲気に近く、おっさんにとってはしっくりくる。表示は当然液晶ディスプレイだが、デザインはアナログの丸いメーターがメインで、初代から継承してきた数字によるスピード表示メインではなくなった。余談だが現行セレナは、インパネ(液晶ディスプレイ)がハンドルの直後と言ってもいいほど近くにあるためかなり違和感がある。かなり昔、視線の移動が少ない方がどうのこうのと言われていたが、結局大衆には意味が理解できず売上に効果なしと判断されたのだろう。
センターコンソール付近は先代と同じような感じ。シフトレバーとエアコン操作部はあまり変わっていないが、ボタンやダイヤルなどは操作性が向上しているように思う。ただ吹き出し部のノブを左右に動かしたとき、開閉するのみで角度が変わらないのはちょっと意味が分からない。
収納は、先代に比べ明らかに少なくなっているのは若干のマイナスポイント。奥行きが無くなったことと全体的に低めに抑えた影響だろう。運転席側は特に少ない。
内装の質感は、インパネ周りやドア周りに布地が使われたりと、先代より向上しているとは思う。ちなみに先代で多く使われていたピアノブラック風の部分は、ステアリングとシフトレバー周りのごく一部になった。
シートは、パッと見で明らかにゴツくなっており高級感アップを狙っているのが見え見えだ。また二列目のシートアレンジもライバル並に高機能になっているのは先代からの大きな変更点である。全幅が僅かに広がっているのはこのためということらしい。三列目も基本的には先代と同じだが、高級化しているのは一目瞭然である。座り心地まではある程度乗り比べないと判らないが、これで床下収納なのだからライバルに比べて明らかに勝っている部分だろう。結局内装については、高級化路線、価格アップなりのものにはなっている感じはする。
なお諸元的に室内長が3,220から2,845になったが、先代がメーターフード前端からだったのに対し現行がセンターディスプレイ前端からと、測定方法が全く違うため比較にならない。先代はインパネから前方がムダに長かっただけと言ってもいいかもしれない。この辺りは数字の出し方として無責任だとは思うが、世の中そんなものだろう。 - 不満な点
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運転席からの視界は、Aピラーを立てた影響からかボンネットがかなり主張して見える。またインパネ周りが低くなって全体的にすっきり感がある。にもかかわらずAピラーが邪魔に感じる部分はなぜかあまり変わっていないのが残念ではある。
最後に先代最大の特徴だった「わくわくゲート」の廃止については、個人的には残念だが、マーケットが評価しなかったのだからメーカーとしては当然だろう。優れた技術が普及するのかはたまた消えるのか、それは理屈ではないのだ。 - 総評
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モデルごとに人気不人気を繰り返してきたステップワゴンとしては、現行型は売れるべきモデルだったが、ネットによるとついにそのジンクスも破れてしまったようだ。
大衆ミニバンのパイオニアでありながら、売上的には近年ライバルの後塵を拝し続けているが、大衆車には大衆車としての売り方があるのであって、技術で勝負するのは愚行でしかない。
やはりこの国ではもはやホンダのビジネスは終わりの時が来たのだと思う。少なくとも、いいクルマを作るのはやめた方がいいだろう。
試乗もしているので、その感想は追って書くことにする。
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