本物 - BRZ

マイカー

本物

おすすめ度： 5

満足している点: アクセルワークを丁寧にゆっくり加速して優しく扱えば、それに応じて燃費がよく伸びる。
減速時、ブレーキペダルの踏み込み力に応じてリニアに制動がかかり、とても扱いやすい。
思いの外、視界が良い。
リヤシート倒してトランクスルーにするとフラットな広い荷室になり車中泊も可能。また、長いクロカンスキー板や折りたたみ自転車など車内にキチンと載せられる。本来、タイヤを４本、楽に載せられるように設計されていること功を奏している。
不満な点: 水平対向エンジンなのにアイドリング時にはエンジンの振動がハンドルに伝わる。しかし、軽量化、低重心、コストなどから総合的に検討した結果と予想され、開発者の想定内と思われる。
高速走行時に、ステアリングのセンターが微妙に曖昧で直進安定性が良くないので緊張を強いられる。アジリティを優先した設計の結果かと。（フレームのリヤをSTIのスティフナーで絞り上げると改善するらしい。）
総評: 完全に嗜好品のスポーツカーでありながら、真冬のスキーにも行くことができ、車中泊も可能なので長距離旅行もこなせるという、世界でも稀な存在。

デザイン: 5; スタイルには、なんの不満もない。永年のポルシェ911への憧憬の念が、いつのまにか消えていった。
走行性能: 4; 高速走行での直進安定性が低い。ステアリングのセンター付近での常に微細な舵取りが必要で気を使う。
アイドリングや極低速回転からのスロットルレスポンスが悪い。アクセルワークについてこない。雪道など悪路での扱い易さの代償かと。
乗り心地: 4; サスペンションは硬過ぎず、不快に感じることはまず無い。
路面のうねりを過敏に拾い、滑ってるのかどうか分かりにくいことがある。
ロードノイズが少し大きめ。
積載性: 5; リヤシートを倒せば、2メートル越えのクロカンスキー板を数セット載せられる。リヤシートを倒さなくても、トランクに折りたたみ自転車を一台載せられる。
燃費: 5; 丁寧なアクセルワークでゆっくり走れば、18km/l越えも可能。普段でも13〜15km/l。
価格: 5; 新車本体価格はかなり良心的。トヨタとの共同開発による最大の成果の一つでしょう。
故障経験: 夏でも1ヶ月以上の放電は、バッテリー上がりに要注意。