30年目!半生を共に過ごす相棒をあらためて評価 - インプレッサ WRX STI
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Mr.スバル
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スバル / インプレッサ WRX STI
WRX STi Ver.II (1995年) -
- レビュー日:2024年10月2日
- 乗車人数:1人
- 使用目的:スポーツ走行
おすすめ度: 5
- 満足している点
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・軽量コンパクトハイパワー4WDマシン。
・WRCでの戦績(1995WRCダブルタイトルなど)
・軽快感・接地感が秀逸で懐の深いコーナリング性能…玄人好み。
・基本レイアウトが素晴らしい。
・パワーウェイトレシオ=4.5kg/ps
・視界の良さ=運転しやすさ…今でもスバルの定番。
・操作性が考慮されたSW類の配置と形状。
・コスパの高さ。
- 不満な点
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・フロントヘビー…特に下りのコーナリングでは、タイヤサイドに高負荷がかかり偏摩耗しやすい。
・普通な制動力。
・狭めのフットレスト…左足の置き場が窮屈。
・ホンダ(NSX)、日産(GT-R)、マツダ(ロードスター)のようにリフレッシュプランがなく、部品再製造もしないスバル経営陣に不満。 - 総評
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30年目になった愛車…新車当時を思い返しながら、今の文筆力で書いてみました。
・WRCを戦うために生まれた1台。当時のライバルは…ランエボⅡとセリカGT-four、購入の決め手は?
①試乗して…懐深いハンドリングと腹で感じるほどの猛烈な加速G。
②1994年WRCでのスバル活躍ぶり
③コンパクト(5ナンバー)×ハイパワー×4WD×低重心のセダン
④フルタイム四駆のラリーベース車という独特のスポーツ性を持ちながら、一般性も有した非常にできのいい車。
⑤低重心な水平対向EGとミッションを縦置きにした、WRCマシンとしての理想的なレイアウト
⑥ライバル2台よりも低価格
⑦元STiにいた営業マンとの出会い
といった感じで、スバルとWRCの世界に魅了されてしまった…そして30年後の今でも(笑)
・トラコンもABSも非搭載で、私をたくましく育ててくれました(笑)
・F・Rともにストラット、シンプルで整備性が良い(さすがWRC用?)。車初心者だった私のお勉強素材には最適でした。
・オフ会では最高齢(*_*;。今後も頑張って走らせたい。
- デザイン
- 5
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・蒼いボディ+黄色ステッカー+ゴールドホイール…有無を言わさず、カッコイイ。
・空力がいい形状ではないが、風切り音は少ないほう。200km/h超えると明らかにFリフトを感じます(怖)
・ボンネットのエアスクープはスバルターボのアイデンティティとなっていますが、この位置ではそれほど空気を取り込めないのも事実。
・大型フォグランプが良く似合う。フォグカバーでもカッコいい。
・サッシュレスドアはスタイリッシュだが、ゴムシールの劣化とともに風切り音が増えます。採用された理由は当時のスバル事情によるもの(輸出での効率向上のため)。
・ルーフのベンチレーションはセンターに1つ(バス用の流用品)、WRCでは席の上に1つづつと、本物と違うのはちょっと不満(わざわざ付けてくれたのには感謝)。
- 走行性能
- 5
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エンジン系
・ビッグボア×ショートストロークの高回転型 水性対向EGは3000rpm以下は全く元気はないが…3800~7000rpmでは水を得た魚のように気持ち良し!…ドライバーの腕が試されます。
・レッドゾーンは7000だが、リミッターの7400まで頭打ちがない。
・燃焼効率が最もいいのは2500rpm…このへんでおとなしく走ると燃費がイイ、最高で14km/l超えた。
・インタークーラーウォータースプレーを装備…WRCと同じような(^-^)
・アクセルレスポンスは過敏でなく一瞬遅れるが、一般走行では丁度いいかも。
・水平対向独特の排気レイアウトが奏でるボクサーサウンドはマフラーで大きく変わる。私はあまりドロドロした音は好きでなかったけ(笑)、だってエンジンブローっぽいんだもの。
・高回転まわした時の音と振動のフィーリングが好きです。
・最高速は、メーター読みで240km…補正計算して実質232km/hでした。(ある車雑誌の谷田部テストと同値)
駆動系
・定評のあるスバル4WD、当時も今も世界最高峰。この車はセンター&リアにビスカスカップリング、RAならリアは機械式だが普段使いには十分でした。
今はESPとかDSPとか4輪制御があって楽ですが、この車はトラコンもないのでかなり腕が上がりましたね…代償も結構払ってますが(笑)
・ミッションは弱い「ガラスのミッション」なんて呼ばれるが…私は一度も壊したことはない。唯一、1速のシンクロは死にかけてます(ジムカーナで下手にゴリゴリ入れ過ぎた)。
・STIverはショートストロークの物が備わっているが、シフトフィールは気持ち良くはない、悪くもないがゴリゴリした普通感。
ハンドリング
・しっとりとした接地感とさらりとした動き、基本弱アンダー。
・剛性のあるステア、切り始め初期はちょっと鈍いがGを掛けてるとシャープな回頭性を示す。
・攻め込むとフロントが外へ…アンダー傾向、タイヤ前に置いてるエンジンでFヘビーなせい。
・攻めた時にリアが結構粘る、フロントは逃げるので…当初、振り回すのはたいへんでした、特にジムカーナでは。
でも慣れてから、Gがかかったアンダーからさらに切り込むとインに入っていく。
攻めてドアンダーで急なアクセルオフやシフトロックするとリアがリバースする。
雪の下り峠を70~80km/hで攻めて…シフトダウンのエンブレであっさりスピンしたことも(笑)以後、雪では行きたい方向にステア切ってアクセル踏んで曲がることを覚えた。
・素直なステア特性で、アクセルONでアンダー、OFFでオーバー、出し入れがし易い…慣れて特性を掴むと懐深いサス設定ですね。
ブレーキ
・制動力は普通レベル、軽量ボディなので不十分とは言わないが…もっとストッピングパワーが欲しい。この翌年、(verⅢの)Fは4POTになる…即、交換しました。
・ノーマルWRXには4チャンネル/4センサーのABSが付いていたが…STiverには未装着でした。当時、満足いくABSがなかったなんて話も?これまた翌年のverⅢには装備。
- 乗り心地
- 2
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・固いが乗り心地はスポーツカー(競技ベース車)としてはイイほうです。
インテリア
・シートはバケット形状…フルバケとスポーツシートの中間かな?ちょっとしたサーキット・ジムカーナには十分なサポートでした。
・R32純正に似た?形状は太めの私に丁度良かった、感触は固め。今はコリンマクレーのサイン刺しゅう入り限定シートを設置してます。
・エアコン操作の3連ダイヤル式SWはブラインドタッチしやすく非常に使いやすい。
・ナルディ製の本革ステアリングとシフトノブは標準…今ではステアはナルディTypeBパンチングレザーφ35とプロドライブ製本物のWRCシフトノブ(ジュラコン)
・ウィンドウSWは独特な位置と形状で好き。 - 積載性
- 3
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・コンパクトセダンとしては普通。
・ボディ剛性のため?バルクヘッドには穴がないのでトランクスルーがない。スキー板はルーフか助手席に積むしかない。
- 燃費
- 4
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・29年間の平均は8km/lで約4~14km/l。
・サーキットでは3km/Ⅼ台、深夜の快速走行で9km/l、3000rpm縛りで14km/l超えた。
・この車、燃料警告灯がないんです…競技ベースとは言え、ちょっとそこまではやり過ぎでは?60Lタンクで61L入ったときでも何も点かなかった(笑) - 価格
- 5
- 新車当時の価格は286万円…この性能でこの価格は、今でなくても破格でしょ。
- 故障経験
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・29年も乗れば無数にあります…興味のある方はマイ整備手帳へどうぞm(__)m
ちなみにEGとMTは壊してません(^-^)
https://minkara.carview.co.jp/userid/191979/car/2189684/note.aspx
最も困ったのは…
・この10年は部品欠品で修理に時間を取られて…車検日が1カ月ほどズレた。
・長野スキー帰りに燃料ポンプが逝かれて群馬スバルに緊急搬送したこと。
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