タイヤの寿命は?

2018年7月5日

多数のタイヤが並んでいる

どんなにクルマが進歩してもコレがなければクルマは成り立たない、というものの一つがタイヤではないでしょうか。タイヤがなければどれだけ性能が向上しようとも、クルマは意味をなさないのです。そして、一見そんなに変わらない様ですが、その進化は目覚ましいもの。ここではそんなタイヤの寿命について少し触れていきましょう。

使い方でまちまちなタイヤの寿命

一概に寿命と言っても難しいところがあります。なぜならどのくらいの負荷で、どのくらいの頻度で、どんな場所を走っていたかによって多少ばらつきが出てくるからです。例えば、高速道路ばかり走っているとそんなに変な減り方はしません。しかし車庫入れなどでグリグリと停車したまま向きを変えたりすると、実はタイヤへの負担は大きくなったりします。法律によると、溝が1.6ミリを切ると整備不良として使用禁止とされています。しかし実際には3.2ミリを切ると、タイヤの性能が著しく低下すると言われています。

タイヤ自体もゴムでできていますので、何もしない状態でも3~4年くらいで劣化して寿命を迎えるとされています。厳密には青空駐車や、屋根下での保管など保管方法によっても差が出てきます。またメーカーから新車で装着されてくるものは、同じ銘柄でも多少寿命が長い事も知られています。

タイヤの寿命には溝の深さや、走行距離や運転の仕方などの溝の深さを変動させる要因、またタイヤの保管方法などが組み合わさって関係してくるようです。クルマの整備時やお手入れ時にはご自身でタイヤのチェックをしてあげるようにしましょう。

夕日をバックに走っている車の後輪をアップ

タイヤの点検の重要性はますます高まっている

昨今のクルマは安全面においても進歩しています。例えば危険を察知して自動でドライバーに注意を促すもの、安全運転支援システムなどです。そこで、“うちのクルマは安全運転支援システムが付いているから”と言っても、そのシステムが作動してブレーキがかかり停止するために最後路面をグリップしてくれるのはタイヤだということを忘れてはいけません。またミニバンなど重心の高いクルマ、また、デザイン重視で低扁平率のタイヤをつけている方も少なくありません。

こうしたクルマが数多く走っている昨今、タイヤのチェックもしっかり行わないといけないでしょう。万が一バーストすれば、最悪横転したりすることもあります。もちろん周りのドライバーへの迷惑も大きいですね。そうはならないためにも空気圧のチェックと状態チェックはこまめにしておくのがよいでしょう。

最近では軽自動車のタイヤにもかなり大きいものが登場しています。低扁平率の関係から、タイヤの空気圧はしっかりと管理しておくのが良いでしょう。

整備士さんにタイヤをチェックしてもらって話しを聞いているところ

タイヤ交換の目安

エンジンを吹かしてタイヤから煙が出ているところのアップ

タイヤの寿命が3~4年くらいと前述しましたが、特段その年数以内に大きな劣化がない場合にはこの期間を目安に換えるのが一般的かもしれません。タイヤには元々ひび割れを防ぐひび割れ劣化剤が含まれていますが、ひび割れが出てきたタイヤには注意が必要です。パンクする可能性が高いので、できるだけ速やかにタイヤ交換をするようにしましょう。

万が一すぐに交換できず、それでもクルマに乗る必要のある際には、できるだけ低い速度でゆっくり移動、いつでも路肩に停められるような運転を心がけるとよいでしょう。

日々のタイヤチェックを忘れることなく、安全で気持ちの良いドライブにしていきましょう。



(中込健太郎)

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