なんで軽油は安くて ハイオクは高いのか?

2019年5月16日

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電気や水素、そしてLPガスと自動車を動かすためのエネルギーはさまざまですが、やっぱり主流なのはガソリンと軽油です。ガソリン車に乗っている人はガソリンを入れるたびに軽油の安さを痛感し、ディーゼル車に乗っている人はその優位性を感じることでしょう。ではこの価格差はどうして生まれるのでしょう?

実は本体価格は軽油のほうが高い

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たとえば、レギュラー140円、ハイオク151円、軽油130円という価格設定(消費税込み)があったとしましょう。この場合、レギュラーガソリンにかかる税金の合計は66.97円で本体価格は73.03円となります。同様にハイオクは税金が67.79円で本体価格が83.21円です。一方の軽油の場合は税金が42.15円で本体価格は87.85円です。つまり軽油が安いのは税金が安いからなのです。

ガソリンや軽油は原油を精製して得ることができますが、その割合はガソリンが約25%でもっとも多く、軽油は約19%で次点となります。日本ではガソリンの需要が多いのでこの割合は歓迎なのですが、それでもまだ国内で必要なガソリンを精製すると軽油が余ってしまい軽油を輸出している(2015年データ)といいます。

ガソリンはレギュラーもハイオクも税率は同じ

ガソリンの場合、レギュラーもハイオクも税率は同じです。ガソリンは本体価格に各種税を課税した状態に8%の消費税を課税するという二重課税状態ですので、消費税は異なりますがそれ以外の税金は同額です。そうするとレギュラーとハイオクの価格に11円程度の差があるのは、コストの差なのか? と思われがちですが実は違うようです。ハイオクとレギュラーのコスト差は1リットルあたり1円にも満たないとも言われています。しかし、その内情は決して明かされることがないブラックボックスの中にあるようです。

ガソリンスタンドを維持する最後の砦がハイオクガソリン

かつてガソリンスタンドはさまざまな商売を行える場所でした。燃料を売るだけでなく、オイルやタイヤの交換、洗車、さまざまな軽整備が行われていました。ワックスですらガソリンスタンドで買うことがあったくらいです。しかし、今は大型カー用品店から大型タイヤショップ、コイン洗車場と、かつてガソリンスタンドが行っていたことが分散して外に出て行ってしまっています。

さらに追い打ちを掛けているのが近年のクルマの燃費の向上です。ハイブリッド車の台頭によってクルマの燃費は飛躍的に向上しています。つまり、ガソリンスタンドで売れるガソリンの量そのものが減っていることになるのです。

そうした中で、高い価格で売ることができるハイオクガソリンはガソリンスタンドの維持には欠かせない存在となってきているというわけです。


(諸星陽一)

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