落雪でクルマが破損した場合、保険は使えるの?

2020年2月7日

車に落雪

大雪が降って駐車場に駐めてあったクルマに、横の大木から雪が落ちてクルマの屋根がボコボコに凹んでしまったときにクルマの保険で修理することは可能なのでしょうか? どんな状態でどんな保険が効くのか? どんな状態だと保険が効かないのか? を紹介していきます。

雪でも雹(ひょう)でも隕石でも保険は支払われる

大雪が降った翌日に木や屋根から落ちた雪によってクルマのルーフが潰れた場合も車両保険は支払われます。同様に雹が降ってクルマがキズ付いた場合や、隕石が落ちてきた場合も車両保険は支払われます。車両保険には一般型とエコノミー型がありますが、どちらに入っていてもこれらのトラブルには対応してもらえます。落雪などの被害の場合は等級ダウンは1等級だけですが、落雪が原因でスリップして他車に被害を及ぼし保険を使った場合は3等級ダウンとなります。

一方、エコノミー型の車両保険では補償されず、一般型の車両保険でのみ補償されるものがあります。それらを列記すると、「当て逃げ」、「転落、墜落」、「単独事故」、「自転車との接触」となります。こうした事故も一般型の車両保険では補償されるので、心配のある方はやはり一般型を選んだほうがいいでしょう。

車両保険が効かないパターン

一般型の車両保険に入っていても適用されないことがあります。日本ではあまり心配はありませんが、戦争や紛争などが原因でクルマが破損した場合は車両保険は適用されません。また、地震、噴火、津波などの自然災害の場合も車両保険は適用されません。

宇宙から飛んできた石による被害は補償されるのに、火山から飛んできた石による被害は補償されないのはなんともおかしな気がしますが、そういうルールなのでしかたありません。ただし、「地震特約」の契約をすると、一時金が支払われることがあります。

かゆいところに手が届く特約

車のボディ

自動車保険は「対人賠償保険」、「対物賠償保険」、「人身傷害保険」、「搭乗者傷害保険」の4種の保険が基本となります。自分のクルマへの保険をプラスする場合はこの4種の保険に「車両保険」を組み合わせます。

この5つの保険ではカバーできないものを補うのが特約と言われるものです。たとえば「車内身の回り品特約」を契約しておくと、自分のクルマが事故にあったときに車内に搭載していた身の回り品に生じた損害が補償されます。

「弁護士費用等特約」を契約しておけば、事故後のやりとりをすべて弁護士に任せることができます。また「原付特約(旧・ファミリーバイク特約)」を契約すると、原動機付自転車(排気量125cc以下、三輪以上の場合は50cc以下)を運転していた場合に、本契約と同じ補償が受けられます。「原付特約」は契約者だけでなく家族にも適用されます。


(諸星陽一)

関連するユーザー投稿

乗るに戻る

マイページでカーライフを便利に楽しく!!

ログインするとお気に入りの保存や燃費記録など様々な管理が出来るようになります

まずは会員登録をしてはじめよう

注目タグ

みんカラ+新登場

カーライフビューティーラボ

ニュース