クルマの花粉対策・ウィルス対策は?

2020年5月1日

フィルター

世間では新型コロナウィルスのまん延によって、なんとも暗い雰囲気になっています。また季節柄、花粉も多く飛散して車内はもちろんクルマのボディに花粉が付着、洗車するときはもちろん、クルマに乗り込むときも花粉を吸い込みそうになり、ドキッとすることもあります。車内はもちろん、洗車時なども気をつけたいポイントをおとどけします。

車内環境をよくする方法は?

クルマのエアコンにはフィルターが装備されています(20年も前のクルマだと装備されていないことも多いのですが……)。そのフィルターを定期的に交換することと、グレードアップすることで、かなり車内環境は向上します。以前は外気導入のときのみ、フィルターを通った空気を車内に取り入れていましたが、最新のクルマは内気循環でもフィルターを介するので、フィルターが汚れたり詰まったりしているのは大きな問題です。
そうした意味で第一におこなうべきはエアコンのフィルターを交換することです。多くの場合、エアコンのフィルターはグローブボックスの奥などに配置されていて、自分でも交換することができます。交換時は純正品を選ぶほかに、抗ウィルス対応品などにグレードアップすることもできます。抗ウィルス対応品といっても、ウィルスの大きさは非常に小さいのでフィルターでシャットアウトはできません。また、フィルターは花粉やゴミなどがたっぷり付着しているので、交換時には自身がマスクや手袋を装着、交換後は速やかに手を洗うなどの手順が必要でしょう。

洗車時に気をつけること

洗車

洗車をおこなうときもボディにはタップリと花粉などが付着しているので、注意して行いたいものです。基本的には舞い散らないように注意しながら、水をタップリとかけて表面を洗い流してしまうことが必要でしょう。自分で行うときは、まずはシャワーのような流水でタップリと濡らしてから、流水で洗い流すことが大切でしょう。ある程度濡れれば飛散は防止できますので、シャンプーなどで洗い流せます。花粉に過敏に反応する人は、ウィルスのついた水に反応して皮膚がアレルギーを起こすことがあるので、ゴム手袋などを装着したほうがいいでしょう。

車内に花粉を入れないようにしたいといいますが……

よく家に入る前に上着を脱いで、花粉をはらってからと言われますが、これを行うと花粉が舞い散ってしまうという意見もあります。とはいえ、やっぱり花粉をはらい落としてから乗ったほうがいいでしょう。花粉が付着しづらいように、静電気防止のスプレーなどを服に使うのもいいと思います。
また、車内で空気清浄機を上手に使うのもおすすめです。純正装備品でプラズマクラスターやナノイーが装備されている場合は、そうした装置を働かせるのもいいですし、後付けで装備するのもひとつの方法です。
シガライターソケットやアクセサリーソケットに差し込んで使うタイプのオゾン発生器もウィルスの無力化に効果があると言われています。ウィルスの無力化の確認はできていませんが、以前喫煙者だったころはオゾン発生器で匂いが軽減した経験はあります。

諸星陽一
  • 諸星陽一
  • 日本自動車ジャーナリスト協会(外部リンク)
  • 自動車ジャーナリストとして専門誌やライフ誌での執筆活動をはじめ、安全運転のインストラクターも務める。1992年~99年まで富士スピードウェイにてRX-7のレースに参戦。セルフメンテナンス記事も得意分野。福祉車両の数少ない専門家の一人でもある。

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