初めてのスタッドレスタイヤ、交換時期や気を付けたいポイントは?

2021年9月22日

初めてのスタッドレスタイヤの選び方が分かる!

ちょっと気が早いと思われるかも知れませんが、そろそろ考えたいのがスタッドレスタイヤのことです。そもそもスタッドレスタイヤとはどんなものなのでしょうか? 初めてスタッドレスタイヤに接する人へのプチ知識&アドバイスをお届けします。

この記事のPOINT
スタッドレスタイヤは気温7度以下になるとグリップ力が増す
新品のスタッドレスタイヤは約200kmの慣らし運転が必要

「スタッド」とはスパイクのこと
スパイクスタイヤ

スタッドレスタイヤの”スタッド”とはスパイクのことです。以前はスパイクタイヤが雪道や凍結路面用として使われていました。その名のとおりタイヤの表面に金属製のスパイクが打ち込まれたもので、氷や雪の上では抜群に高いグリップ力を発揮しますが、同時のアスファルトも削るため、粉じんによる環境汚染や健康被害が深刻化して90年代の初めに販売が中止になりました。代わって登場したのが、金属スパイクを使わず、ブロックの形状やゴムの材質を工夫して雪道や凍結路面を走れるようにしたスタッドレスタイヤで、1980年代から急激に広まりました。

スタッドレスタイヤは夏タイヤに比べて性能で劣る点が多い

スタッドレスタイヤは雪上や氷上でのグリップを確保するためのタイヤでなので、乾燥路面やウエット路面での性能が夏タイヤよりも劣るのは当たり前です。乾燥路面でのノイズも夏タイヤよりも大きくなります。スタッドレスタイヤを履く場合は、雪上や氷上でなくても、グリップの低下に気をつける必要があります。

路面が乾燥していてもスタッドレスが有利なことがある
スタッドレスタイヤ

タイヤはゴムが変形することでグリップを生んでいますが、気温(路面温度)が低いとその変形量が抑えられてしまい、グリップが落ちることがあります。スタッドレスタイヤは気温にして約7度以下になるとグリップが高まる設計です。このため、雪が降っていなくても、気温が低い時期はスタッドレスが優位となることもあります。タイヤの温度が上がらない一般路でその傾向は高く、逆に高速道路などでは冬場も十分にタイヤの温度が上昇するので、夏タイヤが有利になることもあります。

スタッドレスタイヤは4本同時に装着します。チェーンのように駆動輪に装着すればいいというものではありません。そして、新品のスタッドレスタイヤを装着したら、200km程度は馴らし運転をすることをおすすめします。慣らし運転と言っても、乾燥路面を普通に走ればいいだけです。急な加減速やワインディングに行って攻めるような走りは、柔らかいブロックが偏摩耗するので厳禁です。慣らし運転はタイヤ表面の油分やワックス成分を取り除くことと、トレッド面を落ち着かせることが目的で、雪上や氷上でのグリップが正しく得られます。

つまり、スタッドレスタイヤは雪が降ってからの装着では遅いのです。雪が降る前に装着して慣らしをしましょう。前年に使っていたスタッドレスタイヤを取り付けるときも、雪が降る前に装着して、トレッド表面を一皮剥いておくといいでしょう。また、気温が下がると空気圧も下がるため、空気圧のチェックも忘れないようにしましょう。

諸星陽一
  • 諸星陽一
  • 日本自動車ジャーナリスト協会(外部リンク)
  • 自動車ジャーナリストとして専門誌やライフ誌での執筆活動をはじめ、安全運転のインストラクターも務める。1992年~99年まで富士スピードウェイにてRX-7のレースに参戦。セルフメンテナンス記事も得意分野。福祉車両の数少ない専門家の一人でもある。

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