理科の実験で…

３年生の理科。
「太陽の光を調べよう」なんていう、ずいぶん大きなことを調べる単元がある。
単元の導入で、鏡を使った的当てゲームをやるのだ。

１時間目は鏡で遊ばせた。
運動場の端っこで、プールの壁に鏡の反射光を当てる。
鏡をもって動き回り、光を当てることをかなり楽しんでいる様子。
「不思議に思ったこと、気がついたことをノートにメモしよう」と投げかけ、授業終了。

２時間目。
善事の授業で気がついたことを発表。
いろいろでてきた。
・影に入ると光が消える！
・遠くからでも壁に光が届く！
・光がまっすぐ届く！
…とか。
「じゃ、みんなが気がついたこと、ホントかどうか試そうぜ。」
なんて言って、再び外へ。
１時間目と違い、目的意識があるから、ばらけずに活動。

さて、自分は子どもたちの実験を見ながら、次の授業を考える。
遮光板を使って太陽を見てみようかな、と昨年の日食の際にコジマで無料配布した遮光板を使ってみた。
太陽が濃いオレンジ色でまん丸く見えた。
で、遮光板をつけたまま、太陽光を反射している鏡を見てみた。
すごいね、反射している鏡も太陽と同じオレンジ色に見えた。
反射している光も、太陽と同じくらい強いわけだ。
こりゃまぶしいね。

そうこうしてたら、ある子が言った。
「先生、鏡で跳ね返った光を集めたら、明るくなるのかな。」
「おまえ、どう思う？」
「うん、明るくなる気がする。」
「そんじゃ、試してみれば？」
班のメンバーと相談し、班全員がプールの壁に光りを反射。
で、班全員の光を一カ所に集中。
確かに明るくなった気がする。
「おぉ～！」とどよめく子どもたち。


と、ここまで来て気がついた。
そうか、鏡の反射光を集めると、光は強くなるのか。
さっき遮光板で見た鏡のこともつながった。
１枚の鏡が反射する光は、太陽の光と同じ色に見えたから、同じように強く明るいんだな。
とすると、それが集まると、とてつもないパワーになるのでは？

…ここまできて、ふと頭をよぎったのは、ガンダムで。
ソーラレイシステム（だった？）、ありゃぁ、強烈な兵器ですね。

…はい、ごめんなさい。
それから、授業に集中できませんでした（笑）