先の
「くるま」趣味でいただいたTruthさんからの気合いの入った熱いコメントに、返信をしようと思ったのですが、こちらもつられて長くなってしまったので一つのブログとしました。
まあ、私のブログをのぞく人は限られているようなので、この手の話が好きな人でお話が出来れば良いかなと思います!
最近は忘れられた頃にブログを更新をしたり、みんカラを見たりしているのですが、Truthさんや私をはじめ、みんカラの中でもドレスアップではなく走りというものにこだわっている人は、ほぼ同年代の方が多いように感じます。
Truthさんの仰るとおり、AT限定免許が車の裾野を広げたこと、車が男性やお父さんの選ぶ物から、家族のため、生活のためにみんなで選ぶ道具の一つになったことが、今の状況の一因であることは間違いないでしょう。
よく言われるように、車はテレビや冷蔵庫と並んで考えられる製品になったという事です。
自ら、
CATIAの功罪でCAD設計による車の画一化について書きましたが、世界の自動車メーカでは個性ある車を作ろうとしていますし、選択肢は、セダン、スポーティーカーだけでなく、ミニバン、ステーションワゴン、SUV、クロカン、超弩級のスーパースポーツなど昔よりもはるかに多くあるのに消費者の目が向かないのは何故かとよく考えます。
これは、価格の問題だけでなく、車を所有することによって生活が変わる(女の子にモテるとか、自分だけの空間が持てるとか、行動範囲が広がることによる新たな楽しみ)と言うイメージや夢が持てないからだだと思います。
それでは、なぜアラフォーに車に熱い人が多いかと言うと、私達が子供の頃にちょうど自動車の黎明期を見ていたせいだと思うのです。
生まれた頃に東名高速道路が完成し、高度経済成長の時期で多くの家庭で車を持つことが出来るようになりました。
そして、各家庭にはカローラかサニーがあり、お父さん達は次はブルーバードやマークⅡ、そしてクラウンやセドリックに憧れていたし、子供としては車に乗って出掛けるのが楽しくてしょうがなかったです。
そのような日本の状況のなかで、カウンタックLP400やフェラーリ512BBは新幹線よりも早い300km/hも出ると聞き、カウンタックが展示されれば夢のような車だと列を作って見に行き、学校に行くときにポルシェを見ればそれだけでワクワクしたものです。
その延長上に今の自分達がいるのだと思います。
でも、今の小学生の男の子はフェラーリやランボルギーニの展示よりも、ポケモンだったりDSのゲームの方が大切なのだと思います。
それは、車という製品が生まれたときからテレビや冷蔵庫のように、道具の一つとして存在していて、それ以上でもそれ以下でも無いと認識しているからでしょう。
物には文化的成熟と製品的成熟があると思いますが、日本では文化的成熟の前に車と言う製品が成熟してしまったと言う感じでしょうかね。
いや、ハイブリッドや電気自動車などまだ先があるじゃないかと言う事ではなくて、動力を持ち、人が運転してタイヤで走る乗り物とした場合成熟しているでしょう。
国民の多くが車に乗っていても、マルチリンクサスペンションの構造に興味を示す人は、冷蔵庫のコンプレッサーの構造や冷媒を気にして選ぶような変人の域ですし、駆動輪を正しく把握している人も半数いるか怪しく思っています(^^;
最近は、ガソリンスタンドもセルフが半数以上になり、オイル交換を勧められることも減ったので、エンジンオイルなんて気にしたこともない女性が多いのではないでしょうか?
okwebや教えてgooなどでも、エンジンオイルを交換した方が良いと言われたけど本当ですか?見たいな質問が多く見られます。
なので、車検以外でオイル交換をしない人も多くなるし、当然メーカーはそうした使われ方やニーズに合うように開発をします。
そして、目指すところは10年間ノーメンテナンスで乗ることが出来て、そしたらエコ換えで新しくしましょう!ってところでしょうか。
う~ん、少し寂しい話ですがどうでしょう・・・
レガシィでちょっと走ってきます(^-^)
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車関連雑記 | クルマ
Posted at
2009/09/23 17:13:01