購入記 ( 初代 )

当分の間、100が入院中でネタがないので、これまでの愛車の購入記でも書いてみようかと‥
第一弾は、初代愛車の92年型レンジローバー・クラシック。

この頃は、アメリカはSt.Louisで学生してました^^
1800年代の万博の頃に建てられたお城みたいな佇まいの大学で、なかなか雰囲気あるところでした。緑も多くのんびりしてて、住みやすいところでしたね、華はなかったけど…　なんつったって、Playboy誌の某ランキングで５００位中４百…そういう話ではなかったですね^^;

夏はフツーに暑いが、冬はマイナス20℃近い日や豪雪の日もある寒さで空気が痛かったです。でも、チェーンやスタッドレスの習慣がなくて、基本は除雪文化でした。ただ、市の財政事情に除雪が比例するもんで、走ってたら突然雪の中！なんてこともあり、スポーツカーには大冒険でした^^　そう言えば、M+Sレートタイヤが多かった気がします。

で、そんな環境で日々のアシとなる車探しを始めたわけですが…
候補として上げたのは、冬を無視したLT1世代のFirebird TramsAm、Camaro Z28、もしくは、Mustang GT 5.0のマニュアル。それとタホスポーツ、ブレーザーシルバーラードの２ドア。いずれも中古です、学生なんで… (って今でも変わってないか…)

ネットやフリーペーパーでずいぶんと探しましたが、これが全然玉ないんです。出てくるのは、前者はV6のオートマがほとんどで、後者は４ドアばかり。下手したら国内で探すほうが出てくる！　てなわけで、第一候補群は見に行く以前に話終わってしまいました…

アストロやラムなんかも好きでしたが、本国では働く車丸出しなんですよね…
セダン不人気はUSも一緒で、キャデのコンコースなんか結構安かったんですが、何故か食脂が動かなかったんですよね…　グラチェロやエキプロも玉はありましたが、どうもあんま欲しくない…

Buick Riviera SuperChargedも気に入ってましたが、まだ新車でも売られていた頃なんで予算オーバー。この車、近づきすぎずに見ると、アメ車なのに結構美しいんですよね！

最初はアメ車しか見てなかったけど、ヒット率低いんで、W124、W201のメルセデスかランクル80でも見に行ってみよう！と輸入車専門店に遊びに行きました。
「ベンツ系はう～ん…　お！バーガンディーの80がいるぞ！でも、3F-Eじゃなぁ～」
これまた玉数少ないんで、結構値が張るんですね～。で、在庫車を目で追っていくと…
「お、レンジだぁ！、しかも、結構キレイそう！」
「でも高いんだろうな…、え？予算内！？」
って感じで、気づいたらレンジ以外のモノは視界の外でした。
この日は冷静になって帰りましたが、相変わらず頭の中はレンジ一色^^;　後日試乗に、
「なんかカラカラ変な音してる気がするなぁ。買ってはいけない個体の予感がするなぁ」
でも、買っちゃいました！案の定、後日、キャタリックコンバーターを交換するハメに…

頭では分かってても、好きになっちゃうと後戻りできないんですよね～～

でも、最初の車がOne and Onlyな世界観を持つレンジローバーで良かったと思ってます。ローバー色が色濃く残る世代の車で「名車の定義」「車の味わい」を教わった気がします。走行15万マイルで、けして程度極上ではなかったですが、性能もさすが！と思わせる面が多々ありました。特にブレーキは当時モノのSUVとしては、群を抜いて良かったと思います。それに、ポタージュのような濃厚なV8は、この車以外では味わったことありません( まぁ、元はBuickの設計ですが… )。コイルサスも良くできていて、走る・曲がる・止まるはキチっとしてました。電気系は弱かったですが…、まぁ、その辺りはね^^　あと、あのエアロっぽい純正アルミだからか分かりませんが、大雨の中走っても、ホイールが濡れないのは不思議でした。

台風の中をJazzでも聞きながら、リラックスした気持ちで走れる癒し系の一台でした。
どの世代かは別にして、レンジローバーにはもう一度乗るような予感がすごくします^^