
続きの話だ
昨年2024年5月26日の話
中学2年の息子と2人で長野県で行われる100km超えの長距離自転車イベントに参加するよ
松本市内の梓水苑をスタートし白馬までの往復を走り抜ける
「緑のアルプスあずみのセンンチュリーライド」(以下AACR)に挑戦してきた話だ
クラスは短い120kmクラスに参加です
さすがに初見で160kmクラスはヤメておこうって話

初見なので、白馬のドコで折り返しかは詳しくは知らないが白馬ジャンプ場や八方尾根あたりが折り返しでないかな?と思い、申し込み前に皮算用的に軽く地図で線を引くと、松本→白馬はそれほど登らない?

(↑申し込む前に引いてみた地図↑松本からたったの
369mUPって出た)
1000mUP以だと思ってたので、多少誤差はあってもそれほど変わらないだろう
片道(60Km)だけ頑張れば帰りは下り坂で余裕で楽勝じゃん?
と思って参加してみたんだ
(死亡フラグ)
2025年5月26日
会場での準備に手間取ってスタート時間ギリ、5:50慌ててスタート
息子も手伝って準備してくれれば早いんだがな・・・せめて自分の事は自分で準備してほしいものである
(※以下の走行中の画像は車載動画のソニーアクションカムからの切り抜きですので画像が荒いですゴメン)

なんとかスタートしたものの会場から出て県道35号山麓線に出た瞬間に息子の自転車にメカトラブル発生
息子「フロント側のギヤが変速しねえ」
開始3分でメカトラとか
車検や前日の試運転では問題なかったのに・・・
確かに調整してもらった時は暖房の効いた室内調整、寒さと気圧とかが関係か?
フロント側のインナーギヤ(低速側)にギヤが変速しない
インナーからアウターへは変速するんだが
とりあえずフロントは高速側のアウターで頑張って踏んでもらおうww

息子「白馬まで登りなのに嫌なヨカンしかしない」
多少のアップダウンがあるもののアウターで走れるレベルで松川村に入ってきた

5月末とは言え、まだ意外と寒い 良い天気だけが助け
補給エイド(休憩地)アルプスあづみの公園 大町・松川の入り口

息子「良い天気で気分も乗るね」
公園内走行中

公園の中を走っているんだが、地味に狭くて登ってて渋滞気味で足が疲れる
6:50 アルプスあづみの公園 大町・松川エイド到着

朝飯だっ! 息子はクルマ移動中に朝飯喰ったけど、俺は準備で喰う暇なかった。
ここ大町松川エイドでの無料振る舞いその1「水ようかん」

和の甘さが疲れに効くぜ
その2「冷麦」

気温の低い朝からの冷たい冷麦 胃腸の弱い俺にはキツイぜ

息子はヘッチヤラのようだ
7:06 ここの休憩中、サポートに息子のチャリを見てもらった

サポート「今日はこの変速トラブル多いです。これで5件目」
先日まで気温が高くケーブルが伸びてる状態で調整すると本日の低温だとケーブルが縮んでダメだそうで・・・
いや息子のはそんな簡単なメカトラじゃない気がする・・・
どうやらフロント側シフター内部のギヤが破損しているようで、変速しないとの事
ときたま振動や衝撃でギヤが噛み合い変速が可能となるので、使えるのは運次第との事
ここから鹿島槍まで登りになるのでインナー側にしておいたほうがいいかもとの話
ういうい
次の休憩エイドステーションは22km先、地獄の登り鹿島槍スキー場だ

とまあ、息子のチャリはフロント低速側インナーギヤで大町エイドを出発したんだが・・・
息子「低速ギヤすぎて他のトレイン(スリップストリーム)に付けない」
確かにこの低速では時間が掛かって厳しい
1回だけアウターには切り替わるので高速側アウターギヤへ変速し距離を稼ぐ
(そのかわり低速インナー側に変速しないので登りが辛くなる)

ちょうど後方から160kmクラスの速いトレインが来たので乗せてもらった
息子「前に乗ってたアンカーのアルミロードに比べ、このピナレロは反応が早くて助かる」
息子「スリップに付くと、どの速度領域からでも加速できる!あはははヒャッハーwww」
俺「ちょwwwまってwwwはえええええええ」
登り基調なのに俺の平地走行速度と同等以上ってヤベー!スリップストリームで引いてもらってるけどゴリゴリ体力持ってかれる
撮影スポット高瀬川の橋の上到着
スゲー体力減った

時間は7:39

さすがに5月下旬なので雪渓は少ないが良い景色だぜ
その後もクルマの流れが少ないルートなので景色を楽しみながらノンビリと~
木崎湖の西側走行中(脳内BGM:Second Fligh)

星湖亭マリエカレー喰いてえ
息子 「?」
縁川商店は帰りに必ず寄るからね
息子 「??」
時間的に通行量の多い国道148号に合流し、流れに乗るためフル加速
約2キロのプチ登りスプリント バリバリ足が減る
そして、ついに来たぜ鹿島槍スキー場入り口

ここから鹿島槍エイド休憩場所(スキー場の駐車場)まで登るんですよね
休憩するために疲れに行くって・・・
ここのエイドに寄らず通過すれば疲労も時間も節約できるんだが、行かなきゃいけない理由がある
ここ鹿島槍エイドにはAACRを代表する名物グルメがある!
むしろこのグルメの為に参加したといってもよいぐらい
さあ、登るぞ!
息子「僕アウターギヤだから低速で登れないから先に行くね」
急坂をアウターでガシガシ登っていきおった
完全に置いてかれた・・・若いって凄いな
こちらは時速5キロ以下で先を見ちゃうと心が折れそうなので下を見てタイヤについた砂粒を数えながら耐える・・・
ヒーヒー泣きながら登ってたら有名な悪魔おじさんキターw

応援してもらって元気出た
もっと先まで登って行くのかと思ってたら、意外と手前でした。
8:30鹿島槍エイド到着
ここは外せない名物グルメがある

それは
「伝説のねぎ味噌おにぎり」と「つけものバイキング」

息子は漬物が大好物でして・・・漬物お代わりしてました
うめえよ!伝説のネギ味噌おにぎり
さて次の白馬エイドステーションまで22.5km
白馬エイドまで行けば折り返しだから松本まで下り坂基調で楽勝なはず
鹿島槍を出発し、しばらくして白馬の八方尾根やスキージャンプ台が見えてきたんだが異変に気付く・・・
白馬に向かって凄く下り坂だよ・・・
勘違いしてたが、松本から白馬って最高地点を通過し、下がった日本海側にあるのかよ!
こりゃ~帰りも登り坂あるぞコレ!
日本海側へ向かって
ドンドン下がる!もうコレ以上は下がらないで!
そして白馬駅前
・・・・。
・・・・あれ?白馬駅前を直進通過したぞ?
折り返しはスキージャンプ場や八方尾根周辺じゃねえねの?
おいおい!どこまで降るんだよ!
9:40 撮影スポット到着
ここが折り返し地点の松川大橋って有名な白馬方向の撮影スポットらしい
川下を見ればすぐ姫川との合流点だ
白馬方向を見ながら絶望にくれている所を息子に撮られた

ずいぶん日本海側に降りてきちゃったな
白馬ジャンプ台や八方尾根があんなに遠い・・・
はぁ~ また登るのかよ~ ただでさえ鹿島槍から白馬駅前までカナリ降りてきたなと思っていたのに・・・
誰だ帰りはず~っと下り坂って言った奴わ!
俺の取らぬ狸の皮算用で折り返し地点は白馬駅周辺の八方尾根周辺だろうと決めつけたのが大失敗
信濃森上駅すら越えてるじゃん!
さあ、復路につきますか
ココ松川大橋から松川沿いに登っていくようです

これが厳しい!川沿いの直線登りだから斜度が意外とあるのよ
もうね足は売り切れ状態なんよ
国道148号を渡り、登り登って白馬大橋
白馬大橋「日本海まで48km(ドヤァ)」
ここから松本のゴールに向かうより日本海に出るほうが近いのかよ
10:00 白馬エイドであるルポゼ白馬到着

ここではピザと美味しいレモネード

いや~、この区間は辛かった
予想外の登りが多く疲れた
青木湖前のヤナバスキー場駅付近

白馬エイドから青木湖まで登ってくるのも大変でした
もうね膝がガクガクですわ
のこりラストの登り鹿島槍エイド(復路)がこの先まっている
鹿島槍スキー場への入り口 ラスト急坂だ(と思ている)

鹿島槍エイドへの登りは本日2回目なので残り距離感はバッチリや
うしゃ、息子にスプリントしかけちゃろ

うおりゃああああああ
マッハで足売り切れ 30秒ぐらいしかパワー出せへん
息子に秒で抜き返され置いてかれる
俺「(´ρ`) あばばばぁ」
もうね足こそ地面に付かないけど再び時速5キロ以下・・・

本日2回目の悪魔おじさんの声援
11:30 復路の鹿島槍エイド到着

↑次の安曇野エイドまでは33.5kmか・・・
順調といえば順調だが、体力の消耗がヒドイ
さて、復路の鹿島槍エイドでは「おやき」と「おぼろ豆腐」の振る舞いです

塩分が足りないのか醤油がうめえ
11:50鹿島槍エイドを出発
残り60キロぐらいで制限時間5時間・・・
足が売り切れ状態だけど下り基調だから行けるよね?
12:05木崎湖の縁川商店に来たぜ

息子「?縁川商店?」
昔、おねがい★ツインズてのかあってな、この一帯は聖地なんや
縁川商店はその作品での話なんや
その主題歌とか作ってた「I’ve 」てのがあって、とおちゃんはIFCOCつーフアンクラブみたいなのに入っておったんじゃ

もちろん聖地巡礼で仲間と来たものじゃフォッフォッ

鹿島槍エイドでの昼飯が足りなかったので縁川商店で補給

俺は「りんごおやき」を 息子は「フキみそおやき」をチョイス
ここでゆっくりしすぎて時間を見れば12時20分
何気にヤバいかも
山麓線に入ったら向かい風の強風

息子の着ているジレがバタバタしてる
俺は足が売れきれ状態なのでず~っと息子に先頭を引いてもらってる
途中から高瀬川沿いを走るんだが、さらに向かい風の強風

全然進まない 下り坂基調なハズだが
息子よゴメン・・・父は鹿島槍で足が売り切れ状態で休んでも補充されない品切れ状態なんや
何回か先頭を交代して引こうとするが、30秒位で息子が先頭の時より速度が落ちる
まさかの強風での大苦戦で時間が掛かってたが穂高駅横の穂高エイド到着
到着時間は13:51でした。33.5kmを休憩込み約2時間で来た
足売り切れ状態での縁川商店やら信号やら強風やらでAV15km/h超えは上等かも

息子はず~っと先頭でスリップ引いてくれたので疲労困憊

穂高エイドでの振る舞いは「まんじゅう」と「リンゴジュース」

ここで時間に余裕ができたので昼寝
さて120キロクラスは残り5キロらしいが

話に聞くとココからあずみの公園穂高口まで
残り5キロはほぼ登り
4キロで100mほどUPするようです
マジカー
約1時間の休憩14:50穂高エイド出発
穂高駅からゴールの安曇野公園まで嫌な直線登り
もうねゴール残り2キロ位でボトルの水をパージ
少しでも軽くして登りたい
ただボトルの水を捨てるのも勿体ないので前を走る息子に水鉄砲して煽る

俺「おりゃ!(ぴゅ~ぴゅ~)」
息子「冷たっ!ヤメて~」
息子「えいっ!」

あっ!息子の奴、早い登りトレインに乗りおった!
息子まって~置いてかないで~
余力なしで反応できず、再びスローペースで登る
山麓線の赤信号で息子に追いついた

ココを右に曲がればゴールまで残り500m
息子よ勝負だ
山麓線の車道から公園への駐車場道路に入ったところで息子スプリント
ああっ!やられた!
まだそんな体力が残っていやがったか!
反応できるわけもなく・・・
まって~~~

数秒で一気に置いてかれる
ああ~先にゴールされるぅ~
しかし公園入口でダウンして降りている息子発見www

ゴールはまだだぞ!
120kmコース ごーーーーる!

到着時間は15:10
お疲れさまでした
後半の向かい風の中は本当に息子に助けられた
息子が先頭を引いてくれなかったら時間内ゴールできなかったかも
ちなみに走行データログを見たんだが
最初の予想は往路360mUPと考えたわけだが

(↑当初のとらぬ狸の皮算用は369m UP)
実際は↓1486m UP
獲得標高が1,486mとか
そりゃ疲れるわ!!
↓以前、板橋は高島平から荒川と利根川使って行った軽井沢ですら獲得標高1,474mだったのに

(↑板橋区から碓氷峠経由の軽井沢)
よし、息子よ今晩は好きなメシ喰ってヨシ
次回 後泊編
Posted at 2025/02/24 23:14:49 | |
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チャリ・バイク | 日記