似て非なるもの

前回の997試乗での加筆です。

短時間の街乗り試乗では911の実力を全く引き出すことが出来なかった訳ですが、、

それでもわかったことがありました。

それは、以前からあった私の思い込みが払拭されたということに相当します。

「ケイマンの延長線上にあるのは911（997）である」
「だから911に乗ったらケイマンなんて乗っていられない。」

このような思いが心の奥でモヤモヤしていました。
997と50％も共有しているわけですから、無理もありません。世間も比較しています。


では、実際乗ってみてどうだったか？

答えは似て非なるもの、別物という結論です。
それは、駆動方式、重量配分からくる違いで全く比較にならないと感じました。

ケイマンはMRならではの俊敏な旋回性を楽しむクルマ。

911はRRからくる車離れした挙動を楽しむクルマ。

なので、ケイマンの延長線には911なんてなく、両車は狙っている方向性がまるで違う。

そりゃ、エンジンは911の方がパワフルだし、高額だから世間一般には格上となるでしょうが、それをああだこうだ言うことではない。

どちらもスポーツカーとして、一級の実力を持っています。