とりぞうのブログ一覧

納車されたレクサスUX250hのファーストインプレです。



まず走り出して感じたことはとにかくスムーズであるということ。すべての操作に対してスムーズで滑らかです。そして乗り心地もバタつきや突き上げを感じることはほとんどありません。これはオプションでNAVI・AI-AVS＋パフォーマンスダンパーを装着していることが大きいかと思われます。（NAVI・AI-AVS＋パフォーマンスダンパー非装着の250hFスポを試乗した時は段差での突き上げがあった）
マカンでも時々感じられる重心高が高いSUV特有の上下振動も感じられません。
ハイブリッドはバッテリーに充電するときのアイドリング音が大きく、ステアリングに振動が伝わり不快な点が嫌いなのですが、それがほとんど気にならないレベルになっています。またエアコン作動でエンジンが掛かる回数が減っているように感じました。
ブレーキはタッチが柔らかめですが踏み込めばしっかりと効いて扱いやすいです。
ステアリングは軽いので操作しやすい反面ダイレクト感に乏しいかと思いきや中立はしっかりとしていてタイヤの接地もわかりやすく雑味のない感じ。車庫入れのときも思っている以上に切れ角があるので駐車が楽です。このあたりはかなりメルセデスに近いフィーリングになっていると思います。
走ると遮音がしっかりとされていてかなりエンジン音は静かです。ランフラットタイヤによるロードノイズが気になりますが、これはエンジン音が静かだから逆に気になってしまうのだと思います。（ノイズ的にはそこまでうるさくない）
高速を走っても安定感は保たれておりスムーズさと静けさ、ステアフィールの上質さが伝わってきます。この辺りもNAVI・AI-AVS＋パフォーマンスダンパーが効いているのかもしれません。
また100kmぐらいでもふんわりアクセルならEV走行ができるようになっているので高速の燃費も期待できます。

さらにシートの出来もかなりよいです。

背骨から骨盤までしっかりとサポートし小一時間運転して疲れることはありませんでした。

期待以上のファーストインプレとなった訳ですが、とにかくスムーズ過ぎて言葉で表現しにくいというのがこの車の欠点なのかもしれません。エンジンは黒子に徹しているのでポルシェのようにアドレナリンが出たりということはまずないですからね。この辺りメルセデスに近いと思います。
とにかくこの車はシャーシに金掛けてるなっていう印象。
私的には4気筒の雑味が遮音されていて素のマカンよりも好印象だと思わせるぐらいの出来の良さです。

国産車もここまで来たかと思わせる出来に驚いたというのが本音です。
何でも食わず嫌いは良くないですね（笑）

9月に契約したレクサスUX250hが納車されました。

色はFスポーツ専用のヒートブルーコントラストレイヤリング。
スピンドルグリルやフェンダーの黒とコントラストが効いて狙い通りの配色に満足です。




NAVI・AI-AVS＋パフォーマンスダンパー（リヤ）を付けたのでスポーツS +モードがあります。


内装はフレアレッドのLtexシート。
ほぼ本革と変わらない風合いでこれも満足。


スタッフが並びシャンパンで乾杯して花束を貰う納車式には緊張しました。


非常にスムーズで扱いやすい車です。
これなら神様も満足して貰えるはず。
また詳しくインプレは書こうと思います。

718ケイマンGTS4.0試乗後に現実的に買い換えるならマカンGTSかななんて話をしていたらこれも試乗できるのでしますか？と聞かれたので一般道だけ試乗させていただきました。

写真撮り忘れたので拾い物です。


95B.2になって注目はエンジンですね。ポルシェ製3リッターからアウディ製2.9リッターになってどうかです。このアウディ製は以前にパナメーラ4SとカイエンSで体験済みなのですが、その時は静かで単調で面白味がない無味無臭という印象でした。
エンジン始動はGTSですからそれなりに音量は大きめ。走り出すと前期よりも軽さを感じます。まずはノーマルモードで走りますが始動の大きさからすると走行中は静かです。よく耳を澄ますと音が聞こえるぐらいです。PDKもスムーズさが増しています。
スポーツモードにするとスポエグがオンになります。音量が増し、車内で明らかにわかるようになりました。踏んでいくとなかなかの快音。今までの無味無臭な感じはなく良いじゃないかと思いました。これならアウディ製でもありと思いましたが…

帰りに自分の前期マカンSに乗り換えます。スポエグは付いていません。ノーマルモードで回してみてもクォーンと6気筒らしい官能的な音が聞こえてきます。思わずいい音と言ってしまいました。PDKが変速した時のリズム感もよく回転感も緻密です。やっぱりポルシェ製がいいな。

95B.2マカンGTSは今のマカンの中ではベストチョイスになるでしょうが、前期からの買い替えを考えると検討の余地ありです。

遅ばせながら718ケイマンGTS4.0に試乗しました。
高速も試乗させていただけるということでしたのでお願いしました。

RHD MTのカーマインレッドにPCCB付きでオプションてんこ盛りでした。

乗り込むと718（981）ってこんなにタイトだったんですね。カーボンバケットが付いているからかもしれませんがそれでも助手席との距離が近い。体がマカンに慣れてしまってます😅
久しぶりのMTに若干緊張しながらスタート。クラッチは軽くでも剛性感はちゃんとあります。低速のトルクもあるので扱いやすいです。まずはノーマルモードで流してみますが、よく言われている気筒休止のホラガイのような音は私は気になりませんでした。マカンは低回転でブーストが掛かっていない時に同じような低音を出すので慣れてしまっているのかもしれません。NAのレスポンスはやっぱり良いですね。発進ももたつきがなく自然です。PASMは最近のポルシェはかなり進歩しています。昔のように変な横揺れはせず乗り心地は文句付けようがないです。とにかくノーマルモードでの街乗りはスムーズで人馬一体感に満ち溢れています。PCCBは初期制動のカックンさがなくなりとても扱いやすい。踏んだ時のカーボン独特のザラ付きは残されているので992のPCCBより好印象。
スポーツモードにするとスポエグがオンになります。音量は大きくなりますが会話を阻害する程ではありません。バリバリ音のわざとらしい演出もなく私的には○。踏み込むとNAならではの吹け上がりで加速。これですよ。コレ。思わずニンマリしてしまいました。このエンジンはパワーとトルクの出方が絶妙です。
次いで高速に入ります。スポーツプラスにして全快にしました。高回転まで綺麗に回ります。PASMスポーツでも跳ねることはなくしなやかです。
オートブリッピングも以前より反応がよくなっている気がしました。シフトダウンが気持ちいいです。
全体的に軽さも感じられます。前車のケイマンRは軽快でこれ以上の気持ちよさはないだろうと思っていましたが、それを凌ぐ軽さを感じました。ただし3年前の記憶なので自信ないですが😅
唯一残念だったのはギア比です。
2速がロングでレブまで回せません。法定速度では確実に無理。これが987のギア比であればもう何も言うことがありません。

ここまで良いと992ってどうよと思い、試乗後992を実家より拝借。
まず992は室内が広い。マカンと同じぐらいの居住性があります。そして重厚。ステアリングも重く剛性感の塊のような感覚。特に横方向の剛性が半端なく718との違いが明らか。あまりにも精密なので街乗りはつまらない。踏みたい衝動に駆られる。速さはやっぱり992の方が速かった。でも速度感は718が上なので街乗りは718が楽しい。ブレーキは992の方が効く（非PCCB）。長距離高速を走るなら992を選ぶ。そうかと言ってラグジュアリーではなく紛れもないスポーツカーです、ハイ。

さて、結論です。
718ケイマンGTS4.0は今まで乗ったポルシェの中で一番だと断言できます。（GT3は？と聞かれそうですが、GT3はもはや公道では踏み切れません。そこがストレス。）
今後NAエンジンや内燃機関が無くなれば確実に名車になりうるでしょう。
買えるなら買いたいと久々に思う絶品でした。