ポルシェへの「思想」

ポルシェほど多くの議論が起こるメーカーはないように思います。
スポーツカーのベンチマークとして必ずポルシェが出てきますし、最近はSUVのベンチマークですらあり、クルマ好き、いや、クルマに興味なくたってポルシェって話題になる。
オーナー同士でもポルシェについては様々な話が出てきます。
ポルシェオーナーにはそれぞれの「思想」があると思います。
ポルシェに辿り着いた過程は他のクルマよりも長い傾向にあると思いますし、ポルシェって何だかんだ高級ブランドじゃないですか。
一生懸命働いてお金貯めて手に入れた人が多い。
だからそれだけオーナーの「思想」って強いと思うんです。
時にその「思想」の喰い違いがあって議論し、心が傷ついたりすることもあります。
でも、それだけの「思想」があって議論になるということは、ポルシェってマーケットの要求をすべて呑んでモノづくりをしているんですよね。
その喰い違っている人にも合うように作っているから発展してきた。
ポルシェはそうやって顧客を掴み、一大企業になっている。
一大企業であるから安心していられる。
それは「思想」が多いからなし得ることなのだろう。