ポロCL　モニター　その１

　ポロの一泊二日モニターで乗ってみました。ゴルフと値段が大して変わらないポロの魅力はどこにあるのでしょうか。
　用意されたのは豊橋ナンバーのポロコンフォートラインの新車。本当に新車でした。VWの本社が豊橋にあるそうです。でも，オートエアコンもキセノンもカーナビもついていないモデルで淋しい・・・。

　まず，シート。おお，ゴルフよりもタイトでしかも硬くて，これは完全にお気に入りです。スバルのスポーツシートに似ていますが，この堅さはレカロに近いものが・・・。
　左足がセンターコンソールに当たるのが気になってしようがありません。これはスイフトと同じだなぁ。これは好きではありません。
　走り出してビックリしたのは，「うるさい」ということ。ロードノイズがガンガン伝わってきます。ゴルフとは雲泥の差です。またガラスも工夫がないようで，ガラス越しに騒音がどんどん車内に入ってきます。
　5ナンバーなので小回りはとても効きます。ゴルフのつもりで運転していると，びっくりするほど。なるほど狭い日本で，ポロを選ぶ人がいるのもわかります。
　マイナーチェンジ前のポロと比べると，足回りとボディの関係がゴルフに近づいているように思えました。前のポロは，がちがちの足回りに軽い車体が載っているような感じでしたから。しかし，乗り心地や段差のいなし方などは，ゴルフには遠く及びません。
　エンジンは，はっきり言って，軽自動車のようです。多くの軽自動車と同じく，発進時は，アクセル開度をわざとおおきくしているようで，発進時には「おお軽い」と感じさせますが，そのあとが全くダメです。アクセルを踏んでも速度はリニアには上がりません。トルクも時速80キロぐらいを過ぎると明らかに減少。つまり，追い越しをするクルマではありません。
　一番の傑作は，SモードにしてもDモードとの違いがほとんど感じられなかったこと。Sモードの存在は，はっきり言って意味がなく感じました。ゴルフだとSモードにすると，別の車になったかのような感じがするのですが・・・。

　つづく