VSR スマート・アジャスタブル・アイソレーター
これまで使っていた安価なアイソレーター
https://minkara.carview.co.jp/userid/253927/car/906723/12740027/parts.aspx
が丸2年で機能しない日が出てきたので、買い替えました。
今回の製品は日本ではまだ売られてないみたいです。売られたとしても、ずっと高価になるでしょう。
アイソレーターはエンジン始動用のメインバッテリーと、もう一つのサブバッテリーを接続したり、切り離したり、自動でしてくれる装置です。
私は下の画像のような20Ahのサブバッテリー(鉛)をハッチバック内に設置していて、ドラレコの駐車監視録画用に使ってます。
ドラレコの常時電源線をそのサブバッテリーに接続すると、駐車監視録画時のみならず、走行中もサブバッテリーから電力を得ることになります。
ですから、サブバッテリーも充電しないと消耗するばかりになります。
エンジンをかけてオルタネーターが回って発電してる時や、自宅で充電器に接続してる時にメインとサブのバッテリーを接続して、両方を充電してくれて、駐車監視録画中はメインと切り離されるので、長時間の録画の後でも、エンジンがかからないという事にはならないのです。
駐車監視録画専用のリン酸鉄リチウムバッテリーとしてiCELLがあります。
https://ikeep.shop-pro.jp/?pid=182656785
Youtubeなどの動画でもよく取り上げられて、私もいつかはと思ってました。
しかし、現在は153.6WhのB12APの1機種のみになり、価格も税込み52,500円と高価になってます。容量アップは2台を連結する事になり、10万円もします。
それだったら、384Whの30Ahのリン酸鉄リチウム(LiFePO4)バッテリーが1万円で買えるので、アイソレーターと組み合わせて使えるのではないかと考えてます。
↓ 1万円を切ったり、2倍の価格になったり変動してます。
https://amzn.asia/d/6uI51yE
→ 後にその30AhのLiFePO4バッテリーに替えました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/253927/car/906723/8244157/note.aspx
これまでのアイソレーターは走行中や充電中などでバッテリーへの端子電圧が13.3V以上になるとサブバッテリーも接続し、エンジンを止めた状態で12.8V以下になると、サブバッテリーを切り離す電圧感応型のリレーでした。
今回のスマート・アジャスタブル・アイソレーターはその接続、切り離しの電圧を個別に設定変更可能なのです。設定範囲は11.0V~14.0Vとなってます。しかも、その指定電圧になってから何秒後に動作するかの遅延時間も設定出来ます。
またマニュアルモードでの手動接続、切り離しも可能にしてます。
全ては液晶画面のメニューとその下の4つのボタンで操作します。
動作中はメインとサブの両方のバッテリー電圧を表示し、
メインからサブへの「>>>>」の表示が流れるような演出もあります。
サブバッテリーとしてリン酸鉄リチウムバッテリーを使う場合は、走行中に充電出来るのかとか、手持ちの充電器で充電出来るのかという問題があります。充電には4Aまでという制限のあるバッテリーもあります。
それ専用の高価なアイソレーターもあるのですが、今回のアイソレーターでも接続電圧を高く設定する事で対応可能ではないかと考えてます。
今は単に余裕が無くて、前述のような1万円のバッテリーが買えないのですが(買って万一使えなかったらと思うと)
このアイソレーターは以前に使っていたものより、横幅が1cm大きくなってます。
しかも固定ネジの穴が、左上と右下から、左下と右上に変わりました。
このため、これまでのネジ穴を使えませんし、横幅が大きくなって、取り付け位置がギリギリ収まる状態です。
この配置では、左下のネジ穴の後ろが中空になってしまい、ネジでの固定が困難です。
従来のも左上だけをネジで留めて、右側はステーと両面テープで固定してました。
今回のアイソレーターは左右ともステーと強力両面テープ3Mの「接合維新」で固定してます。(接合維新は原材料の入手困難から製造中止で、メルカリなどで高価に取引されてます)
以前からの右側のステーはどこで購入したか不明ですが、左側の新たに購入したステーは以下です。
https://amzn.asia/d/89WvREf
このアイソレーターは問題なく機能してくれてますが、幾つかの改善要望点もあります。
一つは、内部の基盤が防水の為に樹脂で覆われてるのですが、接続端子にまで樹脂が付着してます。これは以前のアイソレーターと同じです。
何も気にせずに接続端子にケーブルの丸端子などを取り付けて、付属のナットで締め付けてると気付かないですが、私は常にこうした電気接点には復活剤を塗布してます。
https://amzn.asia/d/gCXAkG0
すると、透明樹脂が剥がれてきて、わかるのです。
中心のボルトを通じて電気は流れるでしょうけど、端子の下側や内歯ワッシャーが樹脂で覆われてるのは精神衛生上も気になると言えるでしょう。
ピンセット等で簡単に除去出来ます。また内歯ワッシャーは使わずに、青銅製のバネ座金に替えてます。
また以前のアイソレーターはメインとサブのバッテリー端子が横に並んでましたが、今回のは縦に並んでます。
下から配線を出したい場合は、画像のように大きく湾曲させる必要があります。
前述のとおり、サブバッテリーはドラレコの駐車監視録画専用という事もあり、5sqと3.5sqのケーブルを使ってるのですが、もっと太いケーブルだと、横から出すしかないでしょう。
なお、メインとサブのバッテリー近くにはそれぞれ40Aのスローブローヒューズを付けてます。
どんな充電器(20A出力)でも、そのバッテリーへの接続ケーブルは14AWG(2sq)以下なので、3.5sqあればいいのではと。長さにもよるでしょうけど。
前述のiCELLのバッテリーとの接続ケーブルなんか18AWG(0.8sq)ですから。
また、ボンネットを閉めた状態で操作出来る、手動のスイッチ(下の画像の右上の赤いスイッチ)もそのまま使います。これまでのアイソレーターのように、万一、機能しなくなった時に、必要に応じて、強制接続して、サブバッテリーを充電出来るように。これには20Aのリレーを使ってます。
外で分岐接続させるのが面倒なので、アイソレーター内の端子に、強制接続リレーの配線も付けてますので、4本が接続されてる事になります。
アイソレーター内の端子は2つだけで、
START BATT1 にメインバッテリーのプラスを
SECOND BATT2 にサブバッテリーのプラスを接続し、
メインとサブのバッテリーのマイナス同士も別に接続配線します。
あとはアイソレーターから出てる黒い細い線をGNDに接続します。これはアイソレーター自身が動作する為のマイナス側です。
このアイソレーターの購入先は以下です。
https://ja.aliexpress.com/item/1005006384431681.html
↑その時々で安く売ってるショップから購入するのもいいでしょうけど、レビューの多さや販売数も参考にすべきです。
今回の購入先は発注当日に発送してくれて、5日で到着してます。配達はヤマト運輸で捺印不要の扱いです。送料は無料です。
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バッテリーとの位置関係です。手前の下の赤い電圧表示は83FのEDLC(関連する記事)です。
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ハッチバック内のサブバッテリー(鉛)です。
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液晶付きアイソレーターの操作ボタンなどの説明図です。
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液晶表示のメニューなどの解説図です。
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液晶付きアイソレーターの寸法図です。
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樹脂で覆われた端子です。以前のアイソレーターも同じでした。
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下から配線を出すには、このように湾曲させる必要があり、もっと太いケーブルなら横から出すしない。
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充電中や走行中は14V以上になるので、サブバッテリーがリン酸鉄リチウムでも充電出来るのでは。
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中国から発送後の追跡情報は日本とは比較にならないほど詳細で、5日目に到着してます。
購入価格 | 2,737 円 |
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入手ルート | ネットショッピング(その他) ※AliExpress |
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