Kivner デサルフェーター(鉛バッテリー再生 延命装置)
鉛バッテリーのサルフェーションを除去する装置です。
サルフェーションとは鉛バッテリーの電極板に出来る硫酸鉛の結晶で、バッテリーの内部抵抗が大きくなり、必要な時に十分な電流が取り出せなくなるらしいです。
バッテリーの劣化の80%はこのサルフェーションが原因だとか。
愛車には近年、あまり乗らなくなり、冬季にバッテリーを上げてしまう事もあって、パナソニックのカオスを1~2年で交換してきました。充電して12V以上になっていても、エンジンがかからない、セルモーターが回らないのです。
一時はイグニッション・スイッチが悪いのかと思い込み、交換した事もありました。(下の「関連する記事」)
それでも、エンジンのかかりにくさは変わりませんでした。
カオスを新品に交換すると、エンジンは調子よくかかるようになりましたが、最初のうちだけで、3ヶ月ほどすると、やっぱりかからない日が出てきました。
カーポートでは常に充電器を接続していて、
https://minkara.carview.co.jp/userid/253927/car/906723/7078610/note.aspx
バッテリーモニターで電圧をスマホで確認するなど、一度も12V以下になるような事はしてなくても、半年ほどでエンジンがかかりにくくなったのです。
愛車の現在のカオスは2022年11月に購入したN80B24R/C8で、2022年モデルの現行製品でもあります。
このカオスについては、下の「関連する記事」のパーツレビューを参照して欲しいのですが、その記事を書いた2024年3月時点で、フルに充電してても、ちょっとスーパーへ買い物に出かけて、帰りにエンジンがかからないという事が多かったのです。もう不便というか不安でしかありません。
最新のカオスが1年と3ヶ月ほどで「寿命」なのかと思えました。
それで取り付けたのが、この安価なデサルフェーターです。
結論から言うと、1ヶ月ほどで効果を感じ、丸1年と2ヶ月ほど経過した現在では、真冬でもエンジンは一発でかかる状態に回復してます。
先日なんか、初めて12V以下の11.8Vにしてしまったのですが、それでもエンジンはかかりました。
この製品は以下の動画で知りました。オシロスコープでパルスの波形や電圧を測定してました。
https://youtu.be/MXjf0vyKFg4?si=Aqczes7Zx_gFvkvs
このKivnerのデサルフェーターは以下ですが、
https://amzn.asia/d/8KFUMww
タイムセールでより安くなっていたワニ口クリップ付きの以下のほうを購入しました。
https://amzn.asia/d/01FpSEa
ワニ口クリップは切り離し、丸端子に付け替えました。
この記事を書いてる時点では
丸端子付きは「スマイルSale」で1,819円です。
ワニ口クリップ付きも「タイムセール」で1,819です。
バッテリーを取り外して保管してるものに使用するにはワニ口クリップ付きが、車載のバッテリーに常時使用するには丸端子付きがいいでしょう。
既に出来てしまったサルフェーションの除去や、新品のバッテリーに最初から取り付けて、予防措置にも有効かと思われます。
愛車の多くの電装品には、パイオニアのノイズフィルターRD-984を3個所で取り付けて、可能な限りのノイズ対策をしてますが、デサルフェーターのパルスによるノイズ発生が不安なので、ACCがONの状態では動作しないように、リレーをマイナス側に取り付けてます。
そのリレーはエーモンの3234で、
https://amzn.asia/d/2ikfcgG
ACCを入力として青線に、黒線と赤線はバッテリーのマイナス端子に接続して、白線をこのデサルフェーターのマイナス側に接続させてます。黄線は未接続です。
下の画像にエーモン3234の解説図をアレンジして、デサルフェーターのリレーへの配線を図解してます。
このリレーにより、エンジンをかけてない時にデサルフェーターがONの状態になります。
この装置自体がわずかに電力を消費するのですが、前述のとおり、常に充電器を接続させてますので、問題はありません。
ACCからの配線をエンジンルーム内に引き込む必要がありますが、
ボンネットの隙間を光らせるフードライトLEDや、ヘッドライト下のシーケンシャル・ウィンカーLED(下の「関連する記事」)のON/OFFスイッチの配線などを引き込んだ時に、予備の配線も引いてますので、それにACCを流して、リレーに接続してます。
デサルフェーターにリレーを取り付けてるのは、私の念の為で、それが必要なのか、他にも同様の事をしてる人がいるのか、わかりません。
この安価なデサルフェーターで十分に効果を実感してますが、数値でその改善度合いを測定はしてません。
それはバッテリーの診断機能を備えた充電器のBAL(大橋産業)の2703を使ってるのですが、これでCCAを測定しても「Lov」と表示されていたのです。それは「バッテリーのCCAが測定不能なくらい極端に劣化してる」という診断でした。
ところが、現在のようにバッテリーが十分に回復していても、CCAは「Lov」のままなのです。
BAL 2703の充電器はSAE端子付きのケーブルに付け替えてるので、それをバッテリー診断用のSAEケーブルを別に出すように再改造したのですが(下の「関連する記事」)、結果は変わらず、CCAの測定機能が故障してしまったようで、やはりバッテリーテスターを新たに購入する必要がありそうです。
内部抵抗値が気がかりですが、エンジンがかかりにくい状態の時のカオスの測定値が無いので、改善度の比較のしようがありません。
→ バッテリーテスター KONNWEI KW218というのを購入しました。
https://ja.aliexpress.com/item/1005008121525291.html
2022年11月に新品交換した現在のカオスは、2年3ヶ月使用した時点で、下の画像のとおりでした。
CCA 434A
内部抵抗値 6.72mΩ
このテスターはJIS規格では65B24がB24サイズでは最高性能で、カオスの80B24には当てはまりませんが、基準となるCCA値(カオスは非公開)を入力しても、測定結果のCCAは変わりません。
デサルフェーターは他にもいろんな製品がありますが、私はまず安価なもので試して、十分な効果が得られました。
今、気になってるのは、より高価なコスモパルサーCP-13です。
https://amzn.asia/d/58ojXPL
現在使ってるKivnerのデサルフェーターは下の画像のとおり、パルスが3.7KHzと製品の裏に表記されてるのですが、先の動画ではオシロスコープで測定すると1.84KHzだそうです。動作中は「プーン」という感じの音が聞こえます。可聴領域の周波数です。
ところが、コスモパルサーCP-13は「数十MHzの2種類の高周波パルスを生成させて」と商品説明にあり、周波数の桁がゼロ4つも違います。効果はどう違うのでしょうか?
また、下の画像のとおり、Kivnerのデサルフェーターの内部の基盤には円筒形のコンデンサが見られますが、コスモパルサーCP-13は「ボンネット内では良質の電解コンデンサでも4年位しか持たないので、鉛蓄電池より先に寿命が来てしまう」と「独自電子部品で数十年の連続使用が可能」と書かれてるのです。
最近はHV車でも、その補機バッテリーが1年足らずで上がると話題になってるそうで、サルフェーションの影響もあるかと思われます。が、最新の車はこうしたデサルフェーターのパルスが思わぬところで悪影響を及ぼすかも知れず、取り付けは自己責任でお願いします。
デサルフェーターはカオスの前面に両面テープで貼り付けてます。
エーモンの3234のリレーをマイナス側に取り付け、ACCがONの時は動作しないようにしてます。
エーモン3234のリレーとデサルフェーターのマイナスの配線図です。
パルスは3.7KHzと表記されてますが、動画ではオシロスコープで測定すると1.84KHzでした。
内部の基盤には円筒形のコンデンサが使われてるようです。
バッテリーモニターBM6で電圧をスマホに表示。新製品も全てBluetooth4で到達距離が小さい。
2022年11月に新品交換したカオスは2年3ヶ月使用して
CCA 434A
内部抵抗値 6.72mΩ
購入価格 2,422 円 入手ルート ネットショッピング(Amazon)
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