大菩薩葛野川 深入沢

折角、晴天が続く予報なのに～
日曜日に法事、土曜日も都合が付かず・・

仕方がないので、今日も日帰りの簡単な沢です。
奥多摩から松姫峠を越え、大月側葛野川に出た所に有る深入沢という小沢を登ってきました。
山域としては大菩薩から伸びる牛の寝通り尾根の南面となります。

朝、深城ダム管理事務所の駐車場で相棒と合流です。
5時過ぎに自宅を出て奥多摩経由、松姫トンネルを越えて2時間半程度で到着しました。

深城ダム管理事務所の直ぐ下流の橋が、深入沢にかかる橋です。
深入沢は意外に深く切れ込んでいて、谷底まで100m近くありそう・・


深入橋の下流側から下降する仕事道が有ります。
梯子、フィックスロープが有りますが、かなりの急斜面です。

道が無かったら下降には難儀したことでしょう。

沢に降り立つと暫くゴーロですが、直ぐに小滝が現れ、やがて10m程の滝が～!(^^)!
期待していませんでしたが、結構、良い渓相です。


右側の乾いた壁から簡単に登れました(*'▽')


そこそこの水量です。

突っ張りで～


次に現れた滝も大きく見えますが・・


こちらもノーザイルで簡単に登れちゃいます。


釜は有りますが、滝を越えてから魚影なし・・


でも、滝は直登出来るし、水線通しに遡行は楽しいです。


落ちても水に浸かるだけ(*'▽')


登れる小滝が次々に現れます。


永遠の初級者には安全を期して・・


河原、ゴーロは無く、殆ど滝と小滝が続きます。


この滝は～


左からの支流にも滝が掛かり、両門となっています。


その後も登れる小滝の連続です。


遠目には、大きく見える滝が多いのですが・・


岩は順層でガバ&スタンスが豊富で簡単なのです(#^.^#)


沢床は岩盤で小滝の連続は続きます。


標高1000m付近、ハングした小滝の下あたりで左岸に獣道を発見しました。
未だ水量は有りましたが、この辺りで切り上げました。

トラバースしていく獣道は断片的でしたが、やがて支稜に踏み跡と伐採痕が見られ、そのまま支稜を少し登ると仕事道の有る尾根に出ました。

尾根の末端からは、深城ダムが迫力有る姿を見せます。


釜入沢橋も見下ろせます。


深入沢は、のんびり遡行でも半日ちょっとで終わる小沢ですが、水量もそこそこある美しい渓相、登れる滝を大量に連ねていて、そして詰めが楽という三拍子揃った初心者向けの沢でした。
丹沢の水無川流域よりお勧めかな・・(*'▽')