2017年07月30日
装備差のまとめ
ここまで装備差を調べてみましたが,車毎の性格の違いが鮮明になりました.それをまとめておきたいと思います.
カムリ(2017フルチェンジモデル)
タイヤ空気圧のモニターTPMSがある,ガラスやミラーの視界確保などが充実,Blu-ray が再生できるなど,装備が充実している印象です.一方で,パワーシートなのにポジションメモリーがありません.最小回転半径が5.9mなのも気になります.北米向け,かつ,上位車種に遠慮してか少し装備の出し惜しみ感があります.
アコードハイブリッド
前席シートベルトのテンションリデューサがある,信号情報活用運転支援システムがある,など装備が充実しています.アテンザと同じくボンネットがつっかえ棒なのが不思議ですが,その他は出し惜しみのない装備です.後部ドア前縁にウェザーストリップが付いており,1クラス上の部分もあります.
余談ながら,2018年ぐらいには新型が販売されるかもしれませんが,北米仕様を見る限り室内がフルトリムではありません.窓枠の鉄部が室内側に露出しています.このクラスでは珍しいことで,シビックとの共通化の影響と思われます.
上記2車は国内ではハイブリッドのみなので値段が400万円(比較グレードでは)オーバーです.
ティアナ
ライバルと比べて不足している走行関係の先進装備が数多く,やはり基本が古い印象です.一方で自動内外気切り替えやアラウンドモニター,助手席オットマンなど,室内快適装備が充実しています.失礼ながら,室内装備で奥様の目を引きつけよう,という戦術に感じます.走行関係の先進装備が欲しい日産党の旦那さんには厳しい状態です.
レガシーB4
4WD関連の装備(リアワイパー,ヘッドランプウォッシャーなどなど)が充実していますが,その他はアテンザと近い印象で,細かな快適装備はあまりありません.そして,価格が安いです.印象ではマツダが安いのかと思っていましたが,コストパフォーマンスではスバルのようです.EyeSightの制御の優秀性も有名です.燃費がかかることでも有名ですが.
アテンザ
アクティブドライビングディスプレイ(ヘッドアップディスプレイ),コマンダーコントロールが特徴です.これらはマツダコネクトのシステムとしてカーナビ・オーディオとも一体です.ヘッドアップディスプレイに走行すべき車線や右左折までの距離が表示されるマツダコネクト+アクティブドライビングディスプレイには明確なメリットがあります(カムリの上位グレードに同様の装備あり).一方,カーナビにこだわりがあり,オーディオも社外品を使いたい人は,今の新世代マツダ車は選びにくいです.その他,装備の根本をデミオ・アクセラと共通化しているので,アテンザになって細かな装備がぐっと増える,とはいきません.
特にレガシーとアテンザは細かな上級装備が少ないのですが,これは恐らく,この車種よりも上位車種を持たない会社だからだと思います.もし上位車種があれば,それと同じ装備をつけることは開発作業としては簡単でしょう.また,この2車ではカーナビの通信機能がない(一時G-BOOKを採用,今は?)と思います.
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2017/07/30 08:40:15
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