先進安全装備のi-ACTIVSENSEの使用感をまとめておきます.
本当は,専門の評論家か機関が違いが分かるようにバシッと比較して欲しいところです.安全装備系は車選定時のウェイトも大きくなっている部分ですが,情報が断片的です.業界団体系が点を付けるとほとんど満点になる始末ですし.
アテンザセダン 25S L Package 2017年4月納車,での使用感です.
・SBS:スマート・ブレーキ・サポート,Advanced SCBS:アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート
まだ自動緊急ブレーキがかかったことがありませんので警告のみの使用感です.誤警告は17000km走行で10回程度です.例えば住宅地内の片側1車線道路のきつめの下りからきつめの登りに変わる部分で警告されたことがあります.路面に反応したようです.いつも同じ場所を走りますが,この場所では一度だけです.
誤警告ではありませんが,人や自転車が入り混じる路地をゆっくり走っていると,前から向かってくる自転車に反応して警告が鳴ります.また,左折してゆく前車の動きを読んで直進で近づきすぎると警告されたことがあります.正常だと思います.
・MRCC:マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール
自動車専用道路や高速道路では大変便利に使えます.この場合,追従している前車を機械が見失うことがあることと,見失ったにしろ実際にいなくなったにしろ,設定速度までの加速が始まってしまいびっくりすることの2点が問題になります.
前車を見失うのは,経験的にはゆるいカーブや上り坂で起きるように感じます.この場合でも,数秒程度ですぐに再捕捉します.ただ,見失っている間は設定速度への加速が始まりますから,設定速度を上げすぎないことがコツとなります.使うのが嫌になるほどの頻度ではありませんが,ロングドライブでは数回起きる感じです.車間設定を最大にすると頻度が高くなる気がします.
設定速度への加速は,実際に前車がいなくなってももちろん起きます.料金所手前で前車が他のゲートに向かって行くと前車なしとなり,ゲートへ向かって設定速度への恐怖の加速が始まってしまいます.ナビと連携してもうちょっと賢くなって欲しいところです.
自動の加減速は,高速道路上なら気になるところはありません.一般道で無理に使うと,置かれている状況次第で,「もっと早く加速を!」(自分が流れより遅い時)と感じたり,「加速が荒い」(先が詰まっている時)と感じたりします.
なお,設定速度を守るため,下り坂ではシフトダウンをするようです.昔の私の車のオートクルーズではシフトダウンはしなかったので,進歩したものです.
私のアテンザは30km/hを下回ると(実際には25km/hぐらい)MRCCは解除されます.最近増えている自動停止は羨ましいですね.
雨には充分強い印象です.昼間,台風接近時の大雨でも仕事を放棄しませんでした.次の写真の状況でも,前車と白線を捉えていました.
ただし,前車が巻き上げる水しぶきでその車の輪郭がはっきり見えないぐらいになると見失いました.
当初,夜間の雨には特に弱く,ガラスが曇ったと文句を言われ,盛大に警告表示が出て色々な安全補助システムが止まっていました.こうなるとビビって全部手動で行いますので,MRCCがどうだったか,まだちゃんと把握できていません.
このように,弱点は夜間の雨によるガラスの曇りです.全く曇っていないのに,曇っていると言われます.【2017年10月にFSCを対策品に交換してもらいました.その後10ヶ月,まだ雨での警告表示は出ていません】
交通標識認識システムTSRと合わせてアクティブドライビングディスプレイに設定速度と今の走行速度が表示されます.つまり,最高速度何キロの道で,何キロに設定していて,何キロ出ているのかを,少しだけ視線を下げるだけで確認できます.これは大変便利です.
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2017/09/30 22:17:22