(仲間内メモ)いたわる走行1
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ロータリーエンジンを長もちさせる
ために、必要なロータリーエンジンを
いたわる走行。
慣らし運転
ラッピング
フィードバック走行
などいろんな呼び名があります。
フィードバック走行などは
燃焼室の燃えカスを減らすことに
よって圧縮回復を目指す手法な
印象ですが。
ある人は圧縮が本当に戻った。
ある人は変化が無かった。
またある人はむしろ下がった。
と本当のところ、どうなんだろう?
などと疑念を抱いている方もいる
ようです。
フィードバック走行は純正ECUの
フィードバックゾーンを意図的に
使い続けて、無駄な燃料を燃やさず、
燃えカスの増大を防ぎつつする
慣らし運転みたいなもんなんだと
思いますが。
圧縮が下がっている原因がイロイロと
あるので、もっと細分化して
テクニックを使い分けないと、
確実な効果を出すのは難しいのかな?
と僕は感じています。
(そもそもあまりにも古いクルマ
ですから車両コンディションが
一台一台違いすぎます)
ただ、圧縮の下がっている原因には、
アペックスシールの反り。
アペックスシールを始めとする
シール類とハウジング類の小さな傷。
そういった物も含まれるはずでしょう
から。
高負荷を避けつつそれなりの距離を
走る、慣らし運転的な行為は、
間違いなく意味があると思って
います。
(反りによる歪み、小さな傷が
当たり付けにより、マシになり
そうですよね)
仮にそれをやってみても。
セルを回して実施する圧縮測定の
結果が、劇的に改善しなかったと
しても。
エンジンに火を入れて。
高負荷で踏んでいく際の、本当に
意味のある実負荷時の圧縮のほうで、
良い影響が出ることはあると思う
のです。
(またその際に使うオイルや添加剤
を選べば、その効率を上げることも
できそうにも感じます)
そんなわけで、僕は定期的にエンジンを
いたわる走行は無駄では無く、とても
重要だと考えていますが。
ここで気になるのが、エンジンオイルの
供給方法がかなりロータリーエンジンに
近い、2ストロークエンジンバイクでの
要注意操作方法。
焼付き発生時に多いのは。
長時間運転。
スロットル閉じ気味状態での巡航。
エンジンブレーキの多用。
という事実。
まあメタリングポンプによる
燃焼室への給油が今も現役で
バッチリ機能していれば、
大丈夫なのかもしれませんが。
メタリングポンプそのものの劣化。
RX-8よりも旧式で吐出口が少ない。
充分に信頼できるオイルや添加剤を
使っていない場合も少なくない。
こういう状態で2ストロークエンジン
でヤバいと言われる。
スロットルほぼ閉じ運転を長時間
おこないますと。
燃焼室へのエンジンオイル供給量が
少なくなり過ぎる。
そもそも少し潤滑効果がある
ガソリンも少なくなる。
スロットルが閉じているので、
冷えた空気や混合気も期待できない。
これらの複合的要因で。
燃焼室の燃えカスとかカーボンは
増加を防止でき。
それらの抑制にはなるかもしれない
けれど、純粋な金属と金属との
潤滑の点では不利になっている
かもしれないのでは?
そういうこともあり、狙い通りに
圧縮が回復しない事例もあるのかも?
などと想像しまして。
慣らし運転やラッピングの際に、
今まではあえて避けてきた
混合油の利用(なんとなく燃えカスに
なりそうなイメージだったから)、
特殊な添加剤の利用(ロータリーは
添加剤NGとの思い込みから避けて
いた)などを見直して。
燃えカス、カーボン、スラッジに
ついては、即日エンジン破損には
繋がらないと考えて。
あまり深刻に考えない。
それよりも反りや傷の回復を最優先。
メタポンについては、充分に性能が
発揮できていない、そもそも設計が
古い、壊れているかもしれないと
考えて、安全のため混合油を併用して。
たっぷり潤いのある中での当たり付け。
(傷の増加を防止)
添加剤による燃えカス、カーボン、
スラッジの除去。
添加剤による鉄部品表面の平滑化。
(オイルレスになった瞬間でも
焼付き防止するコーティング効果
にも期待)
こういう考えでトライしてみたいと
思っています。
(あくまでも僕の個人的な思い込み
ですので、自己責任でのチャレンジ
です)
こうやって、整えた燃焼室やシール類
に、本気走行時には油膜の厚い高性能
オイルや添加剤で、高回転高負荷でも
バッチリシール性を増してあげて。
なんとかハイパワーでも耐えてくれたら
などと期待しております。
ですので、いたわる走行と本気走行時の
オイルや添加剤も求められる能力は
かわってくると考えています。
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