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HL-Rの愛車 [マツダ RX-7]

整備手帳

作業日:2023年8月29日

(自分用メモ)混合油濃度詳細検討

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

上級

作業時間 12時間以上
1


以下はかなりの高出力ロータリー
ターボでのサーキット走行する場合を
想定して、混合油の濃度アップを検討
した、主に自分用の内容です。
混合油の燃え残りで燃焼室を汚す懸念も
ありますが、走行当日に鉄系アペック
スシールでサーキット走行時に起こり
がちな、アペックスシール反り、傷み
などのトラブル回避を最優先し、
走行後の燃焼室の汚れについては、
清浄剤などの添加剤利用で対処する。
そういう考えでのトライなので、
万人向けの内容では決してないです
ので、ご了承下さい。
参考にされる方は、混合比アップに
しても、清浄剤の利用なども自己責任
でお願いします。

以下本文。


僕は先日。。。
昔から人気の出光USA混合油の
説明書について。
マツダがワンローターあたり175馬力の
NAレーシングエンジンを運用していた
実績で書かれており。
しかもその当時の純正メタポンは
FC3S後期用だったので、ノーマル
ECUによるメタポン制御ならば。
メタポンはワンローターあたり
約105馬力分のエンジンオイル吐出
をしていたはずなので。
そのことを考慮して説明書を解釈
すべきと考えました。
(メタポン有りの混合比は250対1)

出光USA混合油の説明書には、
メタポン無しの場合は。
混合比率は100対1とありますが。

昔、マツダスピードがNA用の
ペリハウジングを競技用部品として
発売していたの説明書にも100対1
との記述があったそうなので、
この濃度はNAペリで考えられる
最高出力(ワンローターあたり
約175馬力)を想定しての記述
だったであろうことは間違い
なさそうです。

これらのことから説明書通りに
利用する場合。

メタポン有りで250対1の混合油を
混ぜる場合20リッターの携行缶に
約80ccくらいらしいのですが。

当時はFC3Sが現役のころですので。
想定は当然ですがFC3S。

FC3S後期純正エンジンベースで
350馬力くらいのハイフロータービン
か?社外タービン仕様ならば
この濃度で問題無さそうです。
(ただし当時の純正アペックスシール
は3ピース前提ですね)

同様の仕様でメタポンレス化した
FC3Sならば。
出光USAや過去のマツダスピードの
説明書通りに、100対1の濃度で
問題無し。
ここまでは皆さん概ね異議無しかと
思います。
(過去のNAペリ車両と違い、同じ馬力
でも、ターボのほうが過酷なので、少し
濃いめが良い可能性はあるかもしれ
ません)

FD3Sの場合はメタポンの吐出量が
マップの設定でより増えていて
255から280馬力まで対応可能と
なっているので。
ノーマルマップのままで。
上述のメタポン有りの混合比
(250対1、20リッター携行缶なら
約80ccが混合油)のままであっても。
FD3Sならば約400馬力から420馬力
あたりは問題無しのはず。
これも納得していただけると思います。
(当時の純正アペックスシールが
3ピースだったことを考慮する必要
はありますがね)

問題はここから。
同じ仕様のままメタポンレス仕様の
場合は、出光USAの説明書にある
100対1そのままで良いのか?
ダメなのか?

僕が先日書いた公式では。
高出力ほど濃いめにするように
書きましたが。

同じ濃度であっても、パワーが
上がると燃焼室に送り込まれる
燃料が増えるわけですから。
濃度はそのままでも注油量は
それなりに増えるので、実は
それほど気にしなくても良い
という考え方もできそうです。

それに。400馬力あたりならば、
僕の公式でも、似たり寄ったりな
濃度なので、それほど問題は無さ
そうですが。

500、600、700馬力級となってくると。

ホンマに(出光USAの説明書に
あるように?)常に100対1なのか?
それともやはりパワーの増大に
あわせて、濃度も上げていくべき
なのか?
ムチャクチャ考えさせられます。

僕は1ローターあたり200馬力を
超えてくると。
マツダの設計時の想定をいろいろと
超えて無理が生じてくるでしょうから。
その領域ではパワーあげるごとに
濃度アップは直感的に必要ではないか?
と想像しています。

また、ドラッグレースなどを楽しんで
いる。極端な仕様の先輩方もかなり
濃くしているとの噂もききます。
(100対1より確実に濃いめらしい)

さて、本当のところはどうなん
でしょうね?

ちなみに。。。

某有名ショップさんの混合油は
仕様問わず200対1ですね~
(メタポン有りならば大丈夫
なのかな?それともオイルの質が
良いから可能なんですかね?)

某高級オイルメーカーのロータリー
専用の混合油は最も濃い目だと
50対1と書いてました。
これは、とてもキツい含酸素燃料用の
商品ですから。凄く大きなパワーで
使う前提で。
その場合、通常ハイオクよりも多く
燃料を消費することを考慮にいれると。
実質的には(ハイオク換算で)
30対1とか20対1級の濃さとも
言えそうです。

2ストロークエンジンのバイク用では
50対1なんて珍しくないですし。
2ストロークカートなんかも。
30対1とか20対1もけっこうあります。
(今流行りの某AIに質問して欧米の
ハイパワー2ローターターボ向けの
混合比をきいてみたら、何度かの
明らかな誤回答をへて、AIが謝罪
してくれたりもしましたが(苦笑)
最終的には2ストバイクやカートの
説明書風の混合比を教えてくれました。
高出力仕様になるほど濃い目推奨とか。
あと専門家の指示に従えとかも言って
ましたね。無難な回答ですね~)

上述のように某社の混合油は
最高濃度で50対1とかです。

また昔からのロータリー仲間からの
情報でも。
まともな混合油ならば、かなり
濃い目の50対1とかでも特に問題は
ないときいたこともあります。
(その濃さでもまともに走るし
エンジンバラしても不具合は感じ
なかったとか)

そう考えると、燃料にいれる混合油
と、メタポンから出る油の合計から
算出した濃度が概ね50対1までの
濃さで。
(それを超えるとしても。基本的に
極端に濃い目であるレーシングカート
よりは薄ければいいかな?みたいな)

最悪、メタポン故障で燃焼室への
エンジンオイル吐出には全く期待
できなくて、燃焼室への注油は燃料
に含まれる油のみだったとしても、
少なくとも噂にきくドラッグレース
好きの先輩方と同等の混合比だったり
するとありがたかったりします。

かなり濃い目の方針でいっても。
白煙モクモクとかサーキット走行
するにあたり、困ってしまうような
見た目にならず。普通に走行できて。
2ストロークエンジンのバイクや
カートみたいに、混合油の入れ
過ぎで、上で吹けないとかなければ。
安全第一で濃い目のセッティングを
選択したいところです。
さらにメタポンのマップも工夫
し書換えておきたいぐらいです。

バイクとかカートは濃くすると。
重くて上でふけないけど、中間は
圧縮漏れが無くてトルクフル。
逆に薄くすると。
吹き抜けて中間はトルクの厚みが
減るけど、高回転はありえないほど
回ってしまう。
とかあるそうですね。

最後はそんな風に油の種類と濃度の
調整が必要なのかもしれませんね。
(濃度に正解なんてない?)

そんな調整をやってみたいですが。
ロータリーエンジンの場合は、
万が一アペックスシールをまたいで
火炎が(次に爆発予定の)隣の部屋に
燃え移ったら、運が悪いと一発で
アウトでしょうから。
僕は混合比薄めにするのは、やはり
おそろしくてできません。

少々エンジンの回りが重くても、
我慢しそうです(苦笑)


ちなみにちなみに。

昔の2ローターペリで300馬力越えてた
ようなエンジンはカーボンアペックス
シールだったような。。。
あのルマンで有名な4ローターは。
セラミックアペックスシールでした
よね。
どちらも滑りが良さそうな素材です。
さらに固体潤滑剤も利用されていた
とか。

こんなことを思い出すと。
マツダやマツダスピードも。
部品そのものの滑りを良くしないと、
油の質を良くしようが。
混合比を濃くしようが。
純正アペックスシールのような
鉄系部品では苦しいと考えられた
のかもしれませんね。
(実際、RX-8ではコーナーシールに
DLCかけていますしね)

こんな想像をすると。
コスト的な理由などから、
エンジン内部の部品そのものに工夫
できないのであれば。
オイルをより多くする。
メタポンの制御を工夫する。
オイルや燃料そのものの性能を上げる。
オイルや燃料経由でエンジン内部に
作用する添加剤を使う(何らかの
コーティング効果に期待する)

こういう考えにすがりたくなっちゃ
いますね〜 本当に悩ましいです。

燃料室を最高級オイルと添加剤で
つゆだく状態にしたら、
高ブーストの過酷な状況でも。
各シールとハウジングの小さな
傷。アペックスシールの反りなどが
あっても、バッチリシールして
くれたら最高なんですけどね。
もちろん完璧な潤滑で、傷や反りも
防止して欲しいものです。

とまあ、僕としては基本的に濃い目
狙いの方針を信じてやってみようと
しているのですが。
けっこうな高出力であっても
メタポンのみで混合油は使っていない
方もいたりするから、本当に悩ませて
くれます。
おそらくメタポンマップがノーマル
ではなく、エンジンオイルそのもの
へのこだわりが半端ではないのだとは
思いますが。
耐えてくれるもんなんだなぁと考え
させられます。

きっとまだまだ悩む日々が続くことに
なりそうです。

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