SJ30 リアドラムブレーキお漏らしによるOH(その1)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
2022年9月10日
走行距離:119,240km
あらら、右後輪からお漏らしが!
デフオイルか・・・、はたまたブレーキフルードか??
液体の匂いを嗅いだら無臭だったので、ブレーキフルード漏れのようです。
マスターシリンダーを見てみるとブレーキフルードが減っていることを確認。
2
中の状態を確認するため、ブレーキドラムを外していきます。
SJ30のドラムには、外すためにボルトをねじ込むネジ穴がないので、私はタイヤをスライディングハンマーのようにガンガン引っ張って外しています。
まずはドラムとドライブフランジを固定しているナット4本(17mm)を外します。
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そして、ホイールナットを少し緩めて、タイヤを手前にガンガンっと引っ張るとドラムと一緒に外れます。
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ああ、中はフルードまみれですね。(笑)
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シューにもべったりと。汗
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今回もカップキットを交換しようと思ったのですが、前回4年前のOHの時にシリンダー内部のサビを綺麗に除去したはずでしたが、漏れが発生したので、ホイールシリンダーごと新品に交換したほうが良いんだけどなぁ、と思い手持ち部品を確認すると、新品のホイールシリンダーがあるではないですか。前回のOHの時に買ってあったようです。
よって、今回はホイールシリンダーの交換を行います。
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ブレーキパイプのフレアナットを外します。
なお、ここは狭いため私が持っているフレアナットレンチは入らなかったので、普通のスパナ(10mm)で慎重に緩めました。
フルードが流れ出てくるので、適当なウエスや容器で受け止めます。
それからその上のホイールシリンダーを固定している2つのボルトも外します。
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そのままだとフルードがポタポタ流れてしまうので、ブレーキを適当な棒で踏んでおきます。これでマスターシリンダーの出口が塞がれて流れ出すことはありません。
なお、この状態だとブレーキランプが点灯したままになってしまうので、バッテリーのマイナス端子を外しておきました。
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ホイールシリンダーを縮めて。
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外れました。
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バックプレートを見ると、ブレーキフルードが流れ出て塗装が剥離しかけていたため、ブレーキシューも全部外して浮き上がった塗装を全て剥離しました。
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錆も除去してシャーシブラックで塗装。
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新しいホイールシリンダーを取り付けていきます。
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ブレーキパイプも接続します。
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次にブレーキシューの組み付け。
バックプレートに当たる部分にグリースを塗布します。
(左右をつないでいるバネはこのあと外して、シュー片側づつ取り付けました)
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ここにも塗ります。
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ここにも。
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向かって右側のブレーキシューから取り付けていきます。
そのままだと重力でシューが落ちてしまい非常に作業性が悪いので、落ちないように適当な木片を下に挟むと位置がずれず作業しやすいです。
また、中央部の板バネを縮ませながらピンを回して固定するのがとても大変なので、私は小さめのモンキレンチで板バネを縮ませた状態にしておいてピンを回転させて固定しました。このやり方だといとも簡単に固定できて、非常に楽です。
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左側のシューも同様に取り付けます。下の小さなスプリングはあらかじめ両方のシューに取り付けておき、左側のシューを引っ張りながら伸ばしてシューを定位置に固定します。
上側のスプリングの取り付けでは、スプリングをかなりの力で引っ張る必要があるのですが、そのまま引っ張るとシューが左に寄ってしまい非常に作業性が悪いです。
私は木片を左側に挟んで、シューが移動しないようにしてスプリングを引っ張っています。
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組み上がりました。
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ドラムも錆があったので塗装しました。
(10mmのホイールスペーサが入っています)
これで作業完了。あとはエア抜き。
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参考のため、漏れれていたホールシリンダーをばらして状態を確認してみました。
固着はしていませんでしたが、ダストカバーを外すと、中に錆か泥かわからないものが大量に入っていました。汗
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全部ばらすとこんな感じでした。錆や異物でひどいことになっていました。
クロカンやる人は2年おきくらいにOHした方が良いようです。
右側ホイールシリンダー内がこのような状態だったので、漏れてない反対側もOHしておいた方が良いと思い、引き続き作業を行いました。
(その2に続きます)
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