8月の継続車検が無事終わったアバルト。
25年2回目のメンテナンスメニューは、列挙すると
「まぁ、これしか趣味ないから」という項目の羅列が始まってしまうので
今回のネタはこちら。
アバルトとFIAT500、RHDのMT車、左足の置き場問題♪
(ドラえ〇んの四次元ポケットからものを出すとき調)
312シリーズのアバルト/FIAT500は
当然ながらLHDがすべての基準となり、RHDはつじつま合わせを行いながら作られる「派生」仕様。
その中でもMT車はクラッチペダルを踏まないときの足の置き場が「無い」のが特徴。
*写真は2023年の3月にシート交換した時の様子
アバルトを購入する時点で、この左足問題は覚悟していたし、
そんなもんかと、納得していました。。
が、
いくらイタ車でも、
いくら古臭いプラットフォームを使いまわしさせられたからといっても、
うーん、何がネックなんだろうか
と、スマホの充電ケーブルの敷設をやり直す作業があったので、
センターコンソールにある、
「左足が置けない左足の置き場」が形作られたカバーを外してみる。
外すとき、トルクス1本、M6のボルト2本で固定されていたから
「こんなカバーでなぜ異なるボルトを使うのかな」って思ったら
カバーを外して納得。
トルクス側はインスト側と共締めの「ついているだけ」部位
M6の方は、車体側についている文字通り「フットレストブラケット」と締結する「脚でふんづけても外れない」ための部位。
2年前にも見ていたはずだけど、改めて見てみると、
「おお、立派なブラケットが車体側についているのか。
本当に左足が踏ん張れるブラケットだなぁ」
で、左足が置けないカバーを外したままの状態で、左足を置いてみると
「なんだ、ちゃんと置けるじゃん@おれの汚い足+分厚い運動靴。」
結局、あのカバーの厚みと形状が、よくないってことか。
カバーはつけないで、ここに市販されている後付けフットレストでもつけてみようかな。カバーの処理は、なんか考えよう。
ここで勝手な推察。
車体設計側はRHD車を設計する際、
このクルマがパンダのプラットフォームを流用している関係から
パンダのMT車の部品を筆頭にこのブラケットも流用した。
実績ある部品を流用するの、設計者がまずやるだろうし。
次に
トリム部品設計の人が、この使う車体部品に対して、造形が提示する内装デザインを元に、フットレストに求められる設計要件を満たすようなカバーを設計。
結果、左足、置けなくなった。。。
真偽のほどは定かではないが、きっとこれは問題提起されて
「内装のデザインを変えてくれ」
「カバーの厚みを薄くするか、もっとセンター側にえぐれるように、ブラケットの形状を変更してくれ」
って商品性を評価する部署から設計にFBが出たのかもしれないけど、
造形は
「変えられませーん。この形状が命!ですから」って言い張り。
設計側は
「厚みを減らせませーん。これ以上薄くすると、フットレストとして使えません」
コスト管理する人たちは
「フットレストブラケットは流用前提だし、新設するコスト負担、認められません。RHDなんて台数出ないでしょ。儲からないからダメ。
フットレストの廃止は、商品企画上NGです」
で、なし崩し的に世に送り出されてしまった・・のかな。
このクルマって、メンテするたびにいろいろな発見があって楽しいです。
なんていったって、マイナーチェンジをするたびに
仕様が落とされ価格がどんどんアップしていったクルマですから、
アバルトって、すごいクルマだなぁって感じてます。
おしまい。
Posted at 2025/08/29 14:38:05 | |
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