オリジナルボックス メガブレーキマスターキット  

2011.3月導入

FDで定番になっているセンティアマスター流用品よりもさらに大径・大容量となるキットです。

7ZONE号ではセンティア用からの交換でしたが、それでもかなりペダルストロークが短縮され・ブレーキタッチの向上はスグに体感できました。

もし純正マスターからの交換だったら相当劇的な変化をもたらすのは間違いないでしょう。

おかげでUCF30セルシオ用のキャリパー(φ40×4ピストン）使用でもペダルストロークが深くなりすぎず、ストッパーも付いているのでフィーリングもかなりカッチリ。（当車比w）
なによりマスター径が大きいことはジャダー防止にも有効ではないかと思います。

感覚的にはパッドとローターが早く当たり始めるというか、ペダルの遊び量が少なくなるイメージが近いと思います。
そして、そこからのストロークも少ない。
その分踏力を上げる必要が出そうですが、マスターバックでのサポートもありますし、今のところ、あまり気にならないレベルだと感じます。

それよりも、ストロークが深くなりすぎないことで、フルブレーキング時のヒール＆トーもやりやすい気がしますので、ブレンボ・アルコン他、ビッグキャリパー使用時に非常に有効なアイテムではないでしょうか？

ちなみに、マスター径を書いておくとFD純正は15/16、センティア用は1'(16/16)、メガマスター17/16です。
計算すれば分かりますが、同じペダルストロークでのフルード吐出量はFD純正に比較して28.4％、センティア用に対して約12.9％の増量となります。
また、同じ吐出量を得るためのストローク量はFD純正に比較して約22.1％、センティア用に対して約11.4％短縮です。

注意点として若干の加工が必要と説明書きがありますが、いかんせん自分で組んでいないのでよくわかりませんorz
それと、フルードタンクの差込形状が異なるのをアダプターを噛ませて装着してある分、タンク位置が20mm程度上がってしまいます。

これに関して、防音用の裏板を外した純正ボンネットでは全く問題なく使えていますが、防音板を外していない場合や、この付近にエアダクト等がある社外ボンネットでは干渉箇所が出るかもしれません。

個人的には、ノーマルキャリパーとこのマスターの組み合わせでもかなり良いフィーリングを得られそうな気がするので、一度乗ってみたい感じがしています。

関連情報URL：http://www.originalbox.co.jp/pdf/fd3s.pdf