![12気筒のイグニッション波形 12気筒のイグニッション波形](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/047/303/783/47303783/p1m.jpg?ct=c8a41681f0af)
先日ミニのイグニッション波形(コイルの1次側波形)をオシロで確認した際、ついでにダブルシックスの波形も確認しておいた。
ダブルシックスのエンジンは、5.3リッター 60度V12。
12気筒エンジンは、クランク角60度毎に点火するので、クランク1回転で6回点火。
なので、アイドリングでも多くのパルスが出ている。
■ダブルシックスの12気筒エンジンの波形 アイドリング950rpm時
コイルはミニと同じ和光テクニカルのブラックコイル。
フルトラアンプは純正のルーカス製。
CDIは今は外している。
CDI無しのミニ1000の波形をギュッと詰めた感じで、波形の形状的にはほぼミニと同じだ。
気になる点は、放電時間(点火時間)がかなり長いところかな。
(参考)■ミニ1000の4気筒エンジンの波形 アイドリング1300rpm時
ちなみに、電子式タコメーターは、この信号を入力し、下記の計算で回転数を算出している。
■ダブルシックスの12気筒エンジンの波形 アイドリング950rpm時
パルス間隔が約10.5msなので、1 ÷ 10.5 ×1000 = 約95.2Hz。
12気筒はクランク1回転で6回点火なので、
95.2 ÷ 6 = 15.9回転/秒 ×60 = 954rpm
■ミニ1000の4気筒エンジンの波形 アイドリング1300rpm時
パルス間隔が約23msなので、1 ÷ 23 ×1000 = 約43.5Hz。
4気筒はクランク1回転で2回点火なので、
43.5 ÷ 2 = 21.8回転/秒 ×60 = 1308rpm
社外品の電子式タコメーターには気筒数毎の切り替えスイッチがあるが、これは上記計算をする際のクランク1回転毎の点火回数を設定するものだ。
私は4気筒、6気筒、8気筒に対応した社外品タコメーターは知っているが、5気筒、10気筒、12気筒に対応した社外品タコメーターを見たことが無い。
探せば後者のタコメーターも売ってるのかな?
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Posted at
2023/10/26 22:48:10