南紀一周ツーリング　後編

初めての潮岬への旅の2日目。
白浜を経由して和歌山市方面へとルートを取った。
久しぶりの鉄分補給とねこ分補給に、和歌山電鐵貴志川線の貴志駅に立ち寄って帰宅した。。

温泉ホテルに泊まった夜半過ぎ、窓を叩く激しい雨と雷で目が覚めた。
こりゃー帰りは土砂降りの中をただひたすらガマンの旅かなあ。
なんて心配をしながら再び眠りについたが、朝は青空も見えるほどに回復して暖かかった。
窓の正面にはくしもと大橋の白いアーチが輝いている。

ちょうど夜の間に低気圧は抜けてくれたようだ。
9:00にホテルをチェックアウトして西に進路を取る。
海沿いの景色を楽しみつつ、くねくねとした国道を快調に走る。
土曜の朝だからか、雨模様の天気予報のおかげか、観光客のクルマで混むこともなく、ゆるゆると走る地元のクルマを華麗にパスしながらストレスフリーな道を行く。
これが山陰のR9だと追い越し禁止区間が多くてストレスがたまるんだよなー。

ところが、白浜市に入り紀勢線の富田駅に近づいたころ、トンネルを抜けたとたんに暗雲が垂れ込め、冷たい風が吹き始めた。

これは…来るな…

すぐにスーパーマーケットの駐車場に入り、雨合羽を用意していたらパラパラと大粒の雨が降り始めた。
駐車場に乱雑に停められた自転車は風でなぎ倒され、さらに雨足が強くなりそうな予感。
スーパーの入り口で合羽を着込んで再スタートしたら、本降りになった。
まさに寒冷前線が通過した瞬間だった。

つづきはフォトギャラリーにて

今回は立ち寄らなかったり足早に過ぎた場所もなかなか魅力的なルートだった。
また来なくちゃな。