ツイーター取付+フロントスピーカー交換①[ツイーター取付編]
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
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我が家のインプレッサG4のスピーカーは、フロントとリアドア計4個の純正仕様ですが、グレードアップするため、4個すべてを市販スピーカーに交換するとともに、ツイーターを追加することにしました。
ここでは、フロントスピーカーの交換とツイーター取付についてまとめてみました。
購入したのは、ウーファーとツイーターがセットになったカロッツェリアの入門機「TS-F1740SⅡ」(フリマサイトで、未使用品を約9,000円で購入)。純正から市販に替えるだけで、音が劇的に向上すると聞いていたので、お小遣いで買える範囲だし、私にとっては必要十分なグレード。カロッツェリアを選んだのは、カーナビがカロッツェリア製だから。
ただし、せっかくなのでバッフルは金属製のもの(カロッツェリア UD-K625)を買いました(オークションサイトで約7,000円)。さらなる音の向上を期待するというより、気分の向上効果のほうが大きいかも。
加えて、純正位置にツイーターを取り付けるための取付キット(カロッツェリア UD-K211)、純正配線を切断せずにスピーカー(ドアスピーカー)交換が可能となる変換ハーネス(エーモン2073)を購入。
さらに、ツイーター取付のためのタッピングネジ(Φ5×10mm)が4個必要になるので、中国の通販サイトで150円程度で購入しました(純正ツイーター装着車は、純正ツイーター取付ネジを流用するので購入不要)。
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取付前の準備をします。
(上写真)
TS-F1740SⅡのツイーターです。
(下写真)
取扱説明書に従い、ツイーターをUD-K211にセットしました。
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取扱説明書に従い、スピーカーの裏面に、付属の防振パッキンを貼り付けました。
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ダッシュボード上の純正ツイーター取付位置まで純正のスピーカー配線が来ているため、この配線の流用の可否をカロッツェリアのサポートに問い合わせたところ、「G4(GJ3)の配線情報を持ち合わせていないため、純正配線流用の可否は分からない。安全性の確保と十分な性能の発揮のため、配線を新たに引き直して欲しい」との回答でした。
これを受けて、スピーカー付属のネットワーク配線を、カーナビ裏でフロントスピーカー純正配線に割り込ませ、ツイーターに向かう配線は写真の矢印のイメージで引き回すことにしました。
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ナビ裏での配線作業が必要となるため、赤四角で囲んだセンターパネルを外します。
マニュアルエアコンのため、コントロールパネル裏からエアコンコントロールケーブルが運転席と助手席のそれぞれの方向に1本ずつ計2本、伸びています。このケーブルを外さないと、センターパネルを取り外すことはできません。
まず、写真の2つのダイヤルを矢印の方向いっぱいに回します。ケーブルを外しやすくするためです。
最初、このケーブルの存在を知らずに無理矢理センターパネルを手前に引っ張ったら、「パキッ!」と音がして内部のパーツを破損してしまい、エアコンのダイヤルが効かなくなってしまいました。修理代金約44,000円(ヒータ コントロール アセンブリ全交換)と、高い授業料になりました。
また、この時点で、ショート防止のため、バッテリーからマイナスケーブルを外します。
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アンダーカバーを取り除き、ハンドル下から中央寄りを覗き込んだ写真。
①写真の左の方から伸びている黒い線が、エアコンの一番右のダイヤル(温度調節のダイヤル)から伸びているエアコンコントロールケーブル。ワイヤーの先端が赤いキャップで固定されています。赤いキャップを、指でつまんで外します。
②赤いキャップを外したワイヤー先端を、矢印方向に引き抜きます。また、ケーブルを固定しているクリップをつまみながら、ケーブルを矢印方向に引き抜きます。
これで、運転席下に伸びるエアコンコントロールケーブルがフリーになりました。
続いて、助手席下に伸びるエアコンコントロールケーブルを外す作業に移ります。
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グローブボックスを外して、中央寄りを覗き込んだ写真です。
①写真の右の方から伸びている白い線が、エアコンの一番左のダイヤル(吹き出し口のセレクトダイヤル)から伸びているエアコンコントロールケーブル。ワイヤーの先端と、ケーブルを矢印の方向へ引き抜きます。
②ワイヤーの先端は、矢印の部分にある爪を押し込みながら外します。奥まった場所なので、片手しか入らず、作業に苦労しました。ケーブルは、ケーブルを固定しているクリップをつまみながら、引き抜きます。
③ワイヤーもケーブルも外れました。
続いて、センターパネルを外す作業に進みます。
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センターパネルは、たくさんの爪で留められているので、内張りはがしを隙間に入れて、少しずつ外していきます。
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センターパネル全体が手前に引き出せました(上の写真)。
(下の写真)センターパネルを上から覗き込むように撮影した写真です。ハザードスイッチ裏のカプラーを、カプラーの爪を押しながら矢印方向に引っ張って外します。
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センターパネルを外した後の写真です。
エアコンのコントロールパネル裏にも、写真の赤丸のカプラーが2つ繋がっているので、ハザードのカプラーを外した後、手をコントロールパネルの裏に入れて、手探りでカプラーの爪を押しながら外しました。固くて、苦労しましたが、根気よくやったら外れました。
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センターパネルを外せました。
エアコンコントロールケーブルは、センターパネルを手前に引き抜けば、コントロールパネルと共に、車体からスルスルと離れます。
力を入れて無理に引っ張ると破損の原因になるので、途中で引っかかっても優しく丁寧に引き出します。
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カーナビは、4つのネジで固定されています。
カロッツェリアのロゴが見えますが、スバル純正です。
赤丸は、プラスのビスなので、プラスドライバーで外します。
青丸は、ナビゲーションロックボルトで留まっているので、車に付属のロックキーで外す必要があります。
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左の写真がロックキー。
これを、右の写真のロックボルトの溝にしっかりと合わせて、ネジを外す要領で外します。
ロックキーを紛失した場合は、再度ディーラーで購入する必要がありますが、マイナスドライバーで外す裏技もあるようです。
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ロックキーを、ソケットレンチにはめ込んで、ラチェットハンドルをカチカチと往復させて外しました。そこそこ固いので、しっかりと押し付けないと空回りします。
最初、ロックキーを指でつまんで、ロックボルトに合わせてみたところ、ロックキーをポロリとナビの下の奥の方に落としてしまいました。手探りでいくら探しても見つからず、シフトレバー周辺のパネルまで外して、30分捜索し、やっと奥深くまで落ちたボルトを見つけることが出来ました。
ロックキーは、レンチに確実にはめ込んでから、写真にあるようにナビ下にボロ布を詰め込むなどして落下防止対策をした上で、作業を進めることをお勧めします。
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ナビを手前に引き出すと、ナビ裏の配線を確認することができます。
カロッツェリアHPからダウンロードしたカーナビ(AVIC-RZ901ZP)の取付説明書の記載を基に、フロントスピーカー出力配線を特定して切断し、ギボシを取り付けました。
写真の青丸が切断後のナビ側、赤丸が切断後のスピーカー側。
切断したのは以下の4本の配線。
灰色(フロント右+)、灰/黒(フロント右-)、白(フロント左+)、白/黒(フロント左-)
切断後、バッテリーを一時的に繋ぎ、フロントスピーカーから音が出なくなったことを確認した後、再びバッテリーのマイナスケーブルを外しました。
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先程切断した配線に、スピーカー付属のネットワーク配線を割り込ませました。
この時点でツイーターを仮接続して、バッテリーを繋ぎ、音出しを確認。
ツイーターからも、フロントスピーカーからもしっかりと音が出ます。
配線に問題がないことが確認できたので、ツイーターを配線から外し、再度バッテリーからマイナスケーブルを外します。
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ツイーター配線を取り回します。
写真は、運転席側。
(上の写真)純正位置に設置するので、ツイーターカバーを内張りはがしで浮かしながら、外します。
(下の写真)上から覗くと、ツイーター用純正配線が来ていますが、ツイーターはありません。
前述の通り、この純正配線は使わずに、先程ナビ裏に接続したネットワーク配線をここまで引き回します。
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①エーモン配線ガイドの末端に、ネットワーク配線を絶縁テープで繋ぎ、ナビ裏のこの位置から右の方向(ツイーターの取付位置方向)に向かって、配線ガイドを差し入れます。
②ツイーター取付位置に、配線ガイドの先端が出てきました。
③ネットワーク配線の引き回しは、写真矢印のように、メーターの奥を通るルートを取りました。
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①下から出てきたネットワーク配線を、ツイーターに接続します。
②余った配線を結束バンドで束ねました。
③走行中の異音防止のため、束ねた配線にエプトシーラーを巻きつけました。
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余った配線をツイーター下の空間に収納し、タッピングネジ(Φ5×10mm)2本で、ツイーターを純正位置に取り付けました。
元々純正ツイーターが装着されている場合は、純正ツイーター取付ネジを流用します。
ツイーターのカバーを元に戻して、右側のツイーター取り付け作業は完了しました。
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