COHO 10インチ Androidナビ 
| 目的 |
チューニング・カスタム |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
  中級 |
| 作業時間 |
12時間以上 |
1
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情報がほとんどない状態から、完全動作するまでの記録
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Lexus IS250C、いわゆるISコンバーチブルの純正ナビを、10インチのAndroidナビへ交換しました。結果から先に書くと、最終的にはエアコン、ハザード、物理ボタン、ステアリングスイッチ、360度カメラ、純正アンプなど、必要な機能をすべて正常に動作させることができました。
ただし、購入して取り付ければ、そのまま問題なく動いたわけではありません。
ハーネスの作り直し、追加基板の交換、フラットケーブルの修正、CANプロトコルの比較、binファイルを使ったファームウェア更新、工場設定の調整など、かなり長い道のりになりました。
この記事では、なぜAndroidナビを取り付けようと思ったのか、なぜCOHOを選んだのか、取付後にどのような問題が起き、どのように解決していったのかを、できるだけ詳しくまとめます。同じIS250CでAndroidナビ化を考えている方にとって、一つの実例になれば幸いです。
2
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Androidナビ付けたいと思ったきっかけ
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IS250Cは、今見ても非常に魅力のある車だと思います。電動ハードトップを備えたスタイル、内装の質感、V6エンジン、オープン時とクローズ時の両方で成立しているデザインなど、年式を感じさせない部分がたくさんあります。
一方で、純正ナビやオーディオ周辺については、どうしても時代を感じるようになってきました。地図の更新、スマートフォンとの連携、音楽ファイルの管理、アプリの自由度などを考えると、Androidナビへ交換するメリットは大きいと感じました。
そこで、IS250Cに取り付けられるAndroidナビについて検索しました。しかし、「ISC Androidナビ」「IS250C Androidナビ」などで調べても、日本語で見つかる情報は非常に少なく、目立って出てくるのは、あとづけ屋さんが扱っているテスラスタイルナビでした。
製品としては魅力的でしたが、アンドロイドナビの元値と比べると国内での販売価格はかなり高額です。あと外観やAndroidのバージョンが10と古くなっているのも気にかかりました。
また、せっかくなら既製の完成された選択肢をそのまま取り付けるのではなく、テスラナビの半額程度で手に入る海外製ナビを、自分で調べながら取り付けてみたいという気持ちもありました。情報が少ないからこそ、自分でチャレンジし、うまくいけば同じ車に乗っている方へ情報を残せるのではないかと考えたのが、今回のスタートです。
3
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数ある販売店の中からCOHOを選んだ理由
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海外の通販サイトを調べると、IS250用として販売されているAndroidナビは多数見つかりました。見た目がよく似た製品も多く、商品ページだけでは違いが分かりにくい状態でした。そこで、購入前に複数の販売店へ質問を送りました。
確認したかったのは、単に「IS250Cに付きますか」ということだけではありません。
私の車両は、
・2009年式
・Lexus IS250C
・右ハンドル
・Version L
・マークレビンソンなし
・純正エアコン操作をナビ周辺へ統合している車両
です。
さらに、360度カメラの追加も考えていたため、
・右ハンドル車への対応
・純正アンプをそのまま使用できるか
・エアコン操作を維持できるか
・ハザードや物理ボタンが動作するか
・ステアリングスイッチが使えるか
・バック信号や360度カメラと連動できるか
・IS250セダンとIS250Cで違いがないか
など、かなり細かく質問しました。
正直に言えば、販売店からすると、少々面倒な客だったと思います。他にも販売店はたくさんありましたが、多くは、
「使えます」
「問題ありません」
「この商品を買ってください」
という程度の、非常に軽い回答でした。
こちらが車両仕様や懸念点を詳しく書いても、質問に正面から答えず、定型文のような返信だけで終わる販売店もありました。
その中でCOHOは、すぐに明確な回答が出せない質問についても、途中で投げ出さずに返事を続けてくれました。
私が何度質問しても、確認できることは確認し、分からない部分はエンジニアへ照会しながら回答してくれました。
最終的にCOHOを選んだ一番の理由は、製品スペックや価格だけではありません。購入前のしつこいほどの質問に対して、それでも諦めずに対応してくれた販売店だったこと。これが決め手でした。
Androidナビは、車両との相性問題が起きる可能性があります。そのため、製品そのものだけでなく、問題が発生したときに相談を続けられる相手かどうかも重要だと考えました。後から振り返ると、この判断は正しかったと思います。実際、取付後には想像以上の問題が発生しましたが、COHOは最後まで対応を続けてくれました。
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今回取り付けたナビ
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今回選んだのは、COHO製の10インチAndroidナビです。
主な仕様は次のとおりです。
・10インチワイド画面
・8GB RAM
・128GBストレージ
・Android OS 15
・CarPlay対応
・Google Play対応
・SIM通信対応
・USB音楽再生対応
・車両CAN通信対応
・360度カメラ対応
画面解像度も高く、純正ナビ部分へ収まる専用デザインになっています。ナビ下部には、エアコン操作やハザード、左右の温度調整ノブなどが一体化されています。
IS250Cでは純正ナビを外すと、単に地図画面がなくなるだけではありません。
エアコン操作、ハザード、車両情報、純正アンプなど、多くの機能が関係するため、車種専用設計であることが重要です。
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取付前に理解しておいた方がよいこと
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Androidナビの取付は、一般的な社外オーディオの交換とは少し性質が違います。
単純に、
・常時電源
・ACC
・アース
・スピーカー配線
をつなげば終わるというものではありません。
IS250Cでは、次の要素が関係します。
・CANBOX
・車種別CANプロトコル
・エアコン制御
・純正アンプ
・ハザードスイッチ
・左右温度ノブ
・物理操作パネル
・ステアリングスイッチ
・ドア開閉情報
・外気温情報
・バック信号
・イルミネーション信号
・360度カメラユニット
つまり、ナビ本体はAndroidタブレットに近い存在ですが、車両との間をCANBOXや専用ハーネスが仲介しています。
Android部分が正常に起動しても、CAN通信や専用基板が正しく動かなければ、車両機能は動作しません。この点が、今回最も時間を要した部分でした。
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純正ナビを取り外して初回取付
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純正ナビ周辺を分解し、COHOナビを取り付けました。本体は無事に起動しました。Android画面が表示され、アプリも起動し、音楽も再生できました。
この時点では、「思ったより簡単に付いたかもしれない」と感じました。しかし、車両側の機能を一つずつ確認していくと、その期待はすぐに崩れました。
Android端末としては動いていましたが、車載ナビとしては多くの問題が残っていました。
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初回取付後に発生した問題
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初回取付後に確認できた主な問題は、次のとおりです。
・エアコンが稼働しない
・左右の温度ノブが反応しない
・ハザードが一瞬しか作動しない
・ナビ下部の物理ボタンが動かない
・外気温が常にマイナス40度と表示される
・ドア開閉表示の左右が逆
・ステアリングスイッチは音量以外が動かない
・音声バランスが片側へ偏る
・360度カメラがリバースと連動しない
・一部の車両情報が正しく表示されない
画面が表示されただけで喜んだのも束の間、実際には問題のデパート状態でした。特にハザードは安全に関わるため、このまま使用するわけにはいきません。
ここからCOHOとの長いやり取りが始まりました。
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ハザードが一瞬しか動かない
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最も深刻だったのがハザードです。ボタンを押すと一瞬だけ点滅しますが、すぐに止まってしまいます。長押しや複数回の操作を試しても、通常のハザードとして使えませんでした。ハザードは故障時や緊急停車時にも使用する重要な装備です。そのため、エアコンや音楽機能より優先してCOHOへ報告しました。
文章だけでは状況を正確に伝えにくいため、
・ハザードボタンを押す動画
・メーター内のウインカー表示
・ナビ下部パネルの動き
・ナビ背面の配線
・各コネクタの写真
を送りました。
海外販売店とのトラブル対応では、動画が非常に有効でした。「動かない」と書くだけでは、相手は症状を想像するしかありません。実際の操作と結果を動画で見せることで、販売店からエンジニアへも正確に共有できました。
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エアコン操作が正常に動かない
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エアコン操作にも複数の問題がありました。画面上にはエアコン操作パネルが表示されますが、そもそも起動ができません。左右の温度ノブも反応せず、ACやAUTO、風量なども完全に稼働していませんでした。この時点では、原因を次のように考えていました。
・CANBOXのデータが車両と合っていない
・選択されているCANプロトコルが違う
・ハーネスの配線がIS250Cに対応していない
・右ハンドル車と左ハンドル車で仕様が違う
・操作パネル基板に問題がある
・フラットケーブルの接続が正しくない
後から分かったことですが、原因は一つではありませんでした。配線、基板、フラットケーブル、CANプロトコル、設定など、複数の要素が重なっていました。
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外気温がマイナス40度
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Androidナビの画面には、外気温が常にマイナス40度と表示されていました。
一方、純正メーター側では外気温が正常に表示されていました。
そのため、車両の外気温センサーが故障しているわけではないと判断しました。
マイナス40度という値は、センサー信号を取得できない場合や、CANデータを正しく解釈できない場合に表示される典型的な異常値と考えられます。
実際、後にCANプロトコルを変更すると、別の表示結果になることが確認できました。最終的には、正常な車両情報を利用できる設定へ調整し、不要な誤表示も解消しました。
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ドア開閉表示の左右が逆
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ドアを開けると、Android画面に車両イラストが表示されます。ところが、右側のドアを開けると左側が開いた表示になり、左右が逆でした。右ハンドル車と左ハンドル車の設定が関係していると考えましたが、工場設定内の項目名と実際の動作が直感的には一致しませんでした。
Door Switchという項目も試しましたが、これはドア表示の有無を切り替えるもので、左右の修正には使えませんでした。最終的には運転席位置に関する設定を変更することで、実際に開けたドアと画面表示が一致しました。この経験から、工場設定の項目名をそのまま信用せず、実車で一つずつ確認することが重要だと分かりました。
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標準ISとIS250C Version Lの違い
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COHOとのやり取りを続ける中で、標準的なIS250とIS250Cでは、配線やCAN通信に違いがある可能性が高いことが分かってきました。さらに、私の車両はVersion Lです。純正アンプや装備構成も含め、COHOが最初に持っていた標準車両のデータと一致していなかったようです。
商品ページ上ではIS250C対応とされていましたが、実際には、
・セダンとコンバーチブル
・標準グレードとVersion L
・右ハンドルと左ハンドル
・純正アンプの有無
・年式による配線差
などを考慮する必要がありました。
同じ車名でも、すべて同じハーネスやCANデータで動くとは限らないということです。
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COHOが新しいハーネスと対策基板を用意
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写真や動画を送って調査を続けた結果、COHOは車両側の仕様を再確認し、新しいハーネスと対策用基板を用意してくれました。最初の部品で正常に動かなかった時点で、
「車両側の問題です」
「取付方法が悪いです」
と終わらせる販売店もあると思います。
しかしCOHOは、エンジニアと確認しながら、必要な部品を作り直して送ってくれました。
この対応は、購入前に感じた印象と一致していました。質問が多くても諦めずに回答してくれた販売店は、購入後のトラブルでも諦めませんでした。新しいハーネスと基板が届いたため、再びナビ周辺を分解して交換しました。
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新しいハーネスと基板へ交換
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交換後は、エアコンが稼働するようになり、一部の機能が改善しました。画面上のAC、AUTO、風量などが反応するようになり、初回より確実に前進しました。
しかし、まだ完全ではありませんでした。
・温度変更ができない
・左右の温度ノブが動かない
・下部の物理ボタンが動かない
・ハザードが一瞬しか動かない
・外気温表示が異常
・一部の車両連動が不完全
という状態が残りました。
つまり、最初のハーネスには問題があったものの、ハーネス交換だけですべてが解決するわけではありませんでした。
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CANプロトコルを一つずつ比較
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次に、工場設定から複数のCANプロトコルを試しました。CANプロトコルを変更すると、同じ車両でも動作が大きく変わりました。あるプロトコルでは温度変更ができるようになりました。外気温も取得できるようになり、車両データ自体は読めているようでした。しかし、エアコン画面のデザインが車両に合わず、ACをONにしても画面表示が正しく変化しないなどの問題がありました。別のプロトコルでは、エアコン画面の見た目は正しいものの、温度変更や物理ボタンが動きませんでした。
つまり、
・車両データは読めるが、画面や制御が合わない
・画面は合うが、必要なデータを処理できない
という状態でした。
この比較により、単なる配線ミスではなく、CANプロトコル側にもIS250C固有の調整が必要だと分かりました。
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ファームウェア更新
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工場設定の変更だけでは解決できなかったため、COHOのエンジニアから更新用のbinファイルが送られてきました。このbinファイルを使用して、ナビ側のファームウェアを更新しました。更新用ファイルは、COHOから指定された方法でUSBメモリなどの媒体へ保存し、指示された手順でナビへ読み込ませました。
ファームウェア更新中に電源が切れると、ナビが正常に起動しなくなる可能性があります。そのため、更新中は車両の電源状態に注意し、処理が完了するまで操作しないようにしました。更新後はナビを再起動し、次の項目を一つずつ確認しました。
・エアコン画面
・左右の温度変更
・ハザード
・物理ボタン
・ステアリングスイッチ
・ドア表示
・外気温表示
・バック信号
・360度カメラ連動
今回のファームウェア更新は非常に重要な工程でした。ただし、ファームウェアを更新しただけで、すべての問題が一度に解決したわけではありません。
最終的な復旧には、
・新しいハーネス
・対策基板
・ファームウェア更新
・CANプロトコル設定
・フラットケーブル修正
・工場設定調整
のすべてが必要でした。
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大きな転機になったフラットケーブル
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最も大きな変化があったのは、ナビ本体を分解し、操作パネル内部のフラットケーブルを確認したときです。COHOから、特定のフラットケーブルの向きと接続状態を確認するように指示がありました。最初にケーブルを反転して接続したところ、タッチパネルがまったく反応しなくなりました。そのため、その向きが正しくないことが分かり、いったん元に戻しました。その後、ケーブルの反対側の接続先も確認し、正しい向きで奥まで確実に差し直しました。すると、それまで一瞬しか作動しなかったハザードが正常に動くようになりました。さらに、反応していなかった左右の温度ノブや下部操作パネルも動作し始めました。この結果から、基板やCAN設定だけでなく、フラットケーブルの接触状態も複数の不具合に関係していたと考えられます。外見上は差し込まれているように見えても、
・奥まで入っていない
・ロックが完全に掛かっていない
・接点の向きが違う
・斜めに入っている
といった状態では、正常に動きません。
今回のトラブルでは、このフラットケーブルの差し直しが大きな転機になりました。
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温度ノブの左右が逆
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温度ノブが動くようになった後、新たな問題が見つかりました。右側のノブを回すと左側の温度が変わり、左側のノブを回すと右側の温度が変わります。左右が完全に逆でした。工場設定を確認すると、Original Car Agreementの中にTemperature L/R Exchangeという項目がありました。この設定を変更して確認したところ、左右の温度ノブが正しい側の温度を操作するようになりました。
Androidナビの工場設定には、説明がほとんどない項目が多数あります。設定名から意味を推測できるものもありますが、ONとOFFのどちらが正しいかは、実車で試さないと分からないものもあります。一度に複数の設定を変更すると、どの変更が影響したのか分からなくなります。そのため、一項目ずつ変更し、必ず動作確認する方法が安全です。
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360度カメラの取付
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ナビ交換と同時に、360度カメラも取り付けました。
使用するカメラは、
・フロントカメラ
・リアカメラ
・左ドアミラー下カメラ
・右ドアミラー下カメラ
の4台です。
左右のカメラはドアミラー下へ取り付けるため、ミラーを分解し、穴を開けて固定しました。ナビ本体の取付だけでも簡単ではありませんが、360度カメラの配線はさらに大変でした。左右のカメラ配線をドア内部から車内へ通す必要があります。ドアと車体の間には純正配線用のゴムブーツがあり、その中へ追加配線を通しました。無理に引っ張ると純正配線やコネクタを傷める可能性があるため、時間をかけて慎重に作業しました。
リアカメラの配線も車両後方からナビ裏まで引き込みました。IS250Cは電動ハードトップ車なので、トランク周辺の可動部分やルーフ機構へ配線が干渉しないよう注意が必要です。
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360度カメラのキャリブレーション
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4台のカメラを取り付けただけでは、360度の俯瞰映像にはなりません。各カメラの映像を合成するため、専用マットを使用してキャリブレーションを行いました。
キャリブレーションでは、
・平坦な場所に車を置く
・車体を真っすぐにする
・タイヤを直進状態にする
・4枚のキャリブレーションマットを正確に配置する
・車両寸法を正しく入力する
・カメラ角度を途中で変えない
ことが重要です。
少しでもマット位置や入力寸法がずれると、車両周辺の線が曲がったり、カメラ映像の境目が不自然になったりします。
一度設定を誤って映像が歪んだこともありましたが、設定を見直して再キャリブレーションすることで正常な合成映像に戻すことができました。最終的には、車両を上から見たような360度映像が表示されるようになりました。
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リバース連動も正常化
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当初は、シフトをRに入れても360度カメラ画面へ自動的に切り替わりませんでした。ただし、Rへ入れると再生中の音楽は自動的に小さくなっていました。このことから、リバース信号自体はナビまで届いていると判断できました。
問題は、
・360度カメラユニットへのリバース信号
・ナビ側のカメラ呼び出し設定
・CAN経由のリバース情報
・専用ハーネスの接続
のいずれかにあると考えました。
配線と設定を確認し、ナビ側のカメラ呼び出し設定を修正した結果、現在はシフトをRに入れると自動的に360度カメラのリア映像へ切り替わります。リバースを解除すると通常画面へ戻ります。バックカメラとしても、360度カメラとしても正常に使用できる状態になりました。
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音質
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今回の車両はVersion Lで、純正スピーカーをそのまま使用しています。Androidナビへ交換した直後の音質は、正直なところかなり物足りないものでした。純正ナビと比べると、
・音が薄い
・低音の出方が不自然
・音場が狭い
・曲によって低音が強すぎる
・全体的に安っぽく感じる
という印象でした。
本体内蔵のイコライザーでも調整しましたが、満足できるところまでは改善しませんでした。
そこでPowerampというアプリを導入しました。Poweramp側で、
・イコライザー
・低音、高音調整
・Stereo Expand
・Limiter
・DVC
・ReplayGain
・曲やジャンルに応じたEQ
などを調整しました。
その結果、音質は大きく改善しました。
現在は純正スピーカーをそのまま使用していますが、純正ナビにかなり近い音質まで調整できています。Androidナビの標準音楽プレーヤーだけで音質を判断せず、再生アプリを変更する価値は大きいと思います。
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最終的に動作した機能
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最終調整後、次の機能が正常に動作することを確認しました。
・Androidナビ本体
・タッチパネル
・Google Playアプリ
・GPSナビ
・SIM通信
・Wi-Fi
・Bluetooth
・CarPlay
・USB音楽再生
・Poweramp
・純正スピーカー
・左右音声バランス
・エアコンON/OFF
・AUTO
・風量調整
・左右温度調整
・左右温度ノブ
・ナビ下部の物理ボタン
・ハザード
・ドア開閉表示
・外気温情報
・ステアリング音量操作
・ステアリング曲送り/曲戻し
・MODE切替
・リバース連動
・360度カメラ
・フロントカメラ
・リアカメラ
・左右サイドカメラ
・360度俯瞰映像
・リバース解除後の自動画面復帰
・ウインカー連動表示
これで、純正ナビからAndroidナビへ交換したことによって失われる機能はなく、必要な車両機能をすべて使える状態になりました。
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今回の問題は一つの原因ではなかった
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今回、最終的に必要だった対応を整理すると、次のようになります。
ハードウェア
・IS250Cに合わせた新しいハーネス
・ハザード対策基板
・操作パネル基板の確認
・フラットケーブルの差し直し
・360度カメラ配線の修正
ファームウェア
・COHO提供のbinファイル
・ナビ側ファームウェア更新
・車両連携データの更新
CAN通信
・複数のCANプロトコルを比較
・IS250Cに合うプロトコルを選択
・ステアリングスイッチのプロトコル情報取得
・エンジニアによるデータ調整
工場設定
・温度ノブ左右入替
・運転席位置
・ドア表示
・外気温表示
・バックカメラ動作
・左右ハンドル関連設定
つまり、原因は一つではありませんでした。
「ハーネスを交換すれば直る」
「設定を変えれば直る」
「ファームを更新すれば直る」
という単純な話ではなく、複数の問題を一つずつ切り分けて解決する必要がありました。
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自分で取り付ける際の注意点
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今回の経験から、同じようなAndroidナビをDIYで取り付ける場合、次の点が重要だと思います。車両仕様を正確に伝える同じIS250でも、セダンとコンバーチブル、年式、グレード、左右ハンドル、純正アンプの有無によって仕様が異なる可能性があります。「IS250です」だけでは情報が足りません。
≪取付前に純正状態を記録する≫
純正ナビを外す前に、
・エアコン操作
・ハザード
・ステアリングスイッチ
・外気温表示
・ドア表示
・バックカメラ
・音声バランス
などを動画で残しておくと、交換後との比較ができます。
≪コネクタは写真を撮りながら外す≫
似た形状のコネクタやフラットケーブルがあります。
接点の向きや差し込み方向が分かるよう、取り外す前に写真を撮っておくことをおすすめします。
≪工場設定は一項目ずつ変更する≫
複数の項目を同時に変更すると、どの設定が影響したのか分からなくなります。
変更前の画面を撮影し、一項目ずつ試した方が安全です。
≪ファーム更新中は電源を切らない≫
binファイルによる更新中に電源が切れると、ナビが起動しなくなる可能性があります。バッテリー状態にも注意が必要です。
≪不具合は動画で伝える≫
海外販売店とのやり取りでは、文章だけでなく動画が非常に役立ちます。
操作前、操作中、操作後が分かるように撮影すると、エンジニアへ伝わりやすくなります。
≪すぐに車両側の故障と決めつけない≫
外気温がマイナス40度、ドア表示が逆、音が片側しか出ないなどの症状が出ても、車両側のセンサーやアンプが故障しているとは限りません。CANプロトコルや設定値の問題である可能性もあります。
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COHOのサポートについて
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製品が最初から完全に適合していたかと言えば、そうではありません。
むしろ初回取付時には、多くの問題がありました。そのため、単純に「何の問題もなく取り付けられる製品」としておすすめすることはできません。しかし、サポートについては高く評価しています。
COHOは、
・購入前の細かい質問に回答
・取付後の写真や動画を確認
・エンジニアへ症状を共有
・新しいハーネスを作成
・対策基板を送付
・binファイルを提供
・ファームウェア更新を案内
・CANプロトコルを調整
・ステアリングスイッチ情報を解析
・最後まで問題解決を継続
してくれました。
途中で何度も問題が発生し、こちらも何度も写真や動画を送りました。それでも、「これ以上は対応できません」「車両側の問題です」と一方的に終わらせることはありませんでした。購入前に、しつこいほど質問しても回答を続けてくれたことを理由にCOHOを選びましたが、結果として、その粘り強さは購入後の対応にも表れていました。
※AI翻訳が使えるのでサポートとのやり取りも便利になりましたね。
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DIYで取り付ける価値はあったか
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作業中は、
「純正ナビに戻した方が早いのではないか」
と思ったこともありました。
ナビを何度も取り外し(10回目から数えるのをやめました)、配線を確認し、設定を変え、動画を撮り、海外の担当者とやり取りする作業は簡単ではありませんでした。
それでも、最終的にすべてが正常に動作し、大画面のAndroidナビ、360度カメラ、CarPlay、Powerampなどが使えるようになったときは、大きな達成感がありました。
何より、検索してもほとんど情報がなかったIS250CのAndroidナビ取付について、実際に動作するところまで確認できたことには意味があったと思います。
高額な完成品を購入する方法もあります。
専門店へすべて任せる方法もあります。
それらは確実で、時間も節約できます。
一方で、自分で仕組みを理解しながら取り付け、不具合を一つずつ切り分ける方法にも、別の価値があります。
今回は単なるナビ交換ではなく、車両のCAN通信、純正アンプ、エアコン制御、カメラ、ファームウェアなどを学ぶ機会にもなりました。
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まとめ
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IS250CにCOHO製10インチAndroidナビを取り付け、最終的にすべての機能を正常に動作させることができました。
今回のスタートは、IS250C用Androidナビを検索しても、テスラスタイルナビ以外の日本語情報がほとんど見つからなかったことでした。それなら、自分で海外製ナビに挑戦してみよう。うまくいけば、同じ車に乗る方へ記録を残そう。そう考えて始めました。
COHOを選んだ理由は、最初から完璧な製品に見えたからではありません。購入前に何度も細かい質問をしたにもかかわらず、他の販売店のような軽い回答だけで終わらず、諦めずに確認を続けてくれたからです。取付後には実際に多くの問題が発生しました。
・エアコンが動かない
・ハザードが一瞬しか動かない
・物理ボタンが反応しない
・温度ノブが動かない
・左右が逆になる
・外気温がマイナス40度
・ドア表示が逆
・ステアリングスイッチが一部しか動かない
・360度カメラがリバース連動しない
・音声バランスが崩れる
しかし、
・新しいハーネス
・対策基板
・フラットケーブルの修正
・ファームウェア更新
・CANプロトコル調整
・工場設定変更
・プロトコル情報の解析
・360度カメラの再設定
を重ね、最終的には完全動作へたどり着きました。決してポン付けとは言えません。誰にでも簡単におすすめできる作業でもありません。それでも、配線や設定を調べ、海外販売店と根気よくやり取りできる方であれば、IS250Cでも海外製Androidナビを正常に動作させることは可能です。
この記事が、これからIS250CのAndroidナビ化へ挑戦する方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
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