(オーバーヒート対策)ウォーターバイパスパイプを対策品に交換してみる
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
今回揃えたパーツです。
いつまでの年式までかは知りませんが
既存のウォーターバイパスパイプが樹脂製で
経年劣化してくるとパーツの繋ぎ目から
LLC(ロングライフクーラント)が漏れ出し、
漏れていないのに気が付かないと、
オーバーヒートを起こし、
エンジンがオシャカという
恐ろしい事案が出ている様です ( ̄□ ̄;)
↑最近まで知らなかった
リコール案件じゃないの?と思うのですが
メーカーは、しれっと金属製に変更しただけで
リコールもせず
そのままになっております ( ̄▽ ̄;)
何年か前から発生している様ですが
リコールになる気配も無く
今回インマニ掃除でLLCを抜くので
トラブルを起こす前に
ついでに交換する事にしました。
SH20-15-290A :ウォーターバイパスパイプ
5049円
SH01-13-115 :ウォーターホース 1419円
SH01-13-690:ウォーターホース 1749円
FZ32-19-9LX:ウォーターホース 2849円
9928-62-800P: ホースクランプ 230円
2
場所ですが、奥まった場所にあるので
パッと見では確認出来ない状態です。
助手席側にあるEGRパイプの斜め奥辺り、
ウォーターバイパスパイプに繋がっている
ホース2本が見えますので、これの根本を
たどってスマホを差し入れて撮影すると・・・
3
こんな感じでウォーターバイパスパイプの一部が見えました。
トラブルを見ると画像の箇所の繋ぎ目から
LLCが漏れる様です。
幸い、自分のクルマは
まだ漏れてはいませんでした。
4
もっと正確な場所といいますと、
シャッターバルブの後ろ側、エンジンの吸気ポートの下にボルト2本で固定されています。
・・・インマニを外すと剥き出しになるので
インマニ掃除する時に追加で交換するのが
ベストなのですが、それではネタにならないので
ネタを作る為にインマニを外す前日に
インマニを外さず交換してみました(^^;)
5
LLCが通るパイプですので、まずはLLCを抜きました。
クルマをカースロープに乗せて
アンダーカバーを外すとラジエター下部に
白く目立つ蝶ボルト状のドレーンコックと、
排水口がありますので、
排水口の下にタンクを置き
ドレーンコックを少しひねりLLCを排出、
排出スピードを上げる為、ラジエターキャップを外しました。
※出すのが多いとドレーンコックからも
LLCが漏れ出してきます。
6
作業スペースを稼ぐ為、ラジエターのサブタンク
※サブタンクの凹みを通るハーネスを固定している
樹脂クリップを外してハーネスを下にずらし
サブタンク端のツメを解除して上に持ち上げました。
水色矢印のラジエターホースを外し、
橙色矢印のオルタネーターのコネクターも外し
B端子のカバーを開けると固定ナットが現れるので
ナットを外してB端子の配線を外しました。
B端子の配線はバッテリーに繋がっていますので
ハーネステープをぐるぐる巻きにして絶縁しました。
7
オルタネーターの配線が
ホースを外すのにジャマなので
緑矢印の樹脂クリップを外して
スペースを稼ぎました。
作業スペースが確保出来たので
ウォーターバイパスパイプに接続されている水色矢印のホースを外しました。
8
画像2に写っているEGRパイプを固定している
ナット4カ所を外してEGRパイプを外し
橙色矢印のコネクター2か所
水色矢印のホース2か所を外し、
赤矢印のボルト2本を外しました。
これでEGRバルブがフリーになりましたので
手前にスライドさせて外しました。
9
外したEGRバルブもススで汚れていましたので
別件で洗浄しました。
10
EGRバルブが外れて
ウォーターバイパスパイプが視認出来る様になりました。
11
バイパスホースを固定するボルトを外すスペースを稼ぐために
水色矢印のバイパスホース2本を外しました。
※ホースに残留LLCが残ってジャ~と漏れ出します。
あとは赤矢印のボルト2か所を外すと
フリーになって外れますが、
向かって左側のボルトが奥まった位置にあって外しにくいです。
12
左側の奥まったボルトは
通常の長さの首振りメガネレンチでは
自分の力では硬くて外せなかったので
ロングの#10首振りメガネレンチ(約30cm)で外しました。
13
2本のボルトが外れてフリーになりましたので
外しました。
14
外したバイパスホースと同じ様に
対策品のバイパスホースにホースを接続していきました。
15
ホースにクランプを通しておき、
ホースとバイパスパイプに目印の白線が
マーキングされていますので
そこに合わせて挿入し、
クランプを固定位置に合わせました。
クランプのツメを固定している
赤く塗られた金具を引っ張ると
金具が外れてクランプがロックしました。
ホースがクランプでちゃんと固定されているか
引っ張って確認しました。
16
反対側ですが、画像の矢印部分にマイナスドライバーを差し込んでこじってポッチをホース側にスライドさせるとポッチのロックが解除して
ホースを締め付ける様です。
挿入しやすい様にホースにドライバーを突っ込んで
グリグリして、口を少し広げました。
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オルタネーター近くの接続口に差し込んで
バンドのロックを解除して接続しました。
接続後、抜けないか引っ張って確認しました。
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バイパスホースを固定している
ボルトを取り付けて固定し、
残りの2本を白線の位置で取り付け
既存のホースと取り換えました。
先ほどと同様に引っ張って抜けないか確認しました。
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これで交換完了となりましたので
LLCを注入、漏れていないのを確認して終了です。
このクルマで別件ですが以前、
オフ会当日、集合場所まであと15kmの距離で
エンジン油圧低下警告が点灯
(オイルパンストレーナーの詰まり)
ヤバイ!と思いテンパって、地元ディーラーに連絡
今すぐ壊れる事ないと思うけど、
ゆっくり戻って入庫してと、指示を受け
メンバーに事情を伝えてオフ会をキャンセル
100kmをトンボ返りで帰った経緯があります
※タイミング悪すぎ(T_T)
トラブルはコチラの都合関係なく
いつ起こるか分からないので
事前情報があるヤバイ案件のトラブルは
早めに対策しておいた方がよろしいかと思います。
とりあえず1つトラブルのタネが消え去って
ひと安心です。
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