フロントワイパー (ワイパーラバー) の交換 その2

フロントワイパー (ワイパーブレード / ワイパーラバー) の交換 その1 からの続きです。


【関連リンク】
・ワイパーラバー取り替え方法 (PDF) - NWB
https://www.nwb.co.jp/pdf/koukan/DW.pdf

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ワイパーブレードの端をよく見ると一方はワイパーブレード側のツメがワイパーラバーの穴に入った状態になっており、レール状の溝が他方の端まであります。

一方、逆側の端はそのような形状ではなくレール状の溝が最後まである状態です。

また端のツメから他方までのツメ (先ほどの穴に入れてあるツメ以外) は中央の溝に通してあります。

まずは形状を確認して…

ワイパーブレードとワイパーラバーをしっかりと握り、ワイパーラバーの溝がない方へワイパーブレードをずらして分離します。

例として、ワイパーラバーに一緒に入っている金属レール (バーティブラ) あたり (写真の赤丸部分など) をしっかりと握って、ワイパーブレード、ワイパーラバー それぞれ動かせる方向にずらします。

ということで、ワイパーラバーを取り外すことができました。

…と、ココで注意点！

実はこの写真はやらかした後の写真でして、最初 写真を撮るためにタオルなどを引かずにそのまま … 金属レール (バーティブラ) を付けたままボディーの上に置いた時ワイパーラバーから金属レール (バーティブラ) が外れてボディーをこすり傷を付けるというアクシデント発生。

ワイパーラバー側に金属レール (バーティブラ) を保持する機能や能力はありませんので簡単に外れます。

皆様におかれましては、そのようなことがありませんよう傷防止のタオルを敷くとか、他の場所に置くなどしてください。

つい、ボディーの上が便利だったのでおいてしまったんですよね～。

ちなみに、この金属レール (バーティブラ) は再利用しますので無くしたり捨てないようにしてください。 (ワイパーブレードを買えばセットになっていますが単体での品番はありません。)

金属レール (バーティブラ) はこんな感じで汚れています。またワイパーラバーの両サイドに入れ込んであります。

材質はステンレスのようです。

汚れたままでも特に問題なく使用できますが、気になる方は汚れがなかなか取れませんでしたので、ピカールやコンパウンドで磨いた後に、水拭きか、パーツクリーナーで拭き取ってください。

私はプラスチック樹脂やゴムを痛めないパーツクリーナーを吹きかけてウェスで拭き取りました。

金属レール (バーティブラ) がキレイになったところで新しいワイパーラバー側に取り付けます。

一番上の溝が金属レール (バーティブラ) 用です。

このとき注意していただきたいのが、ワイパーラバー側の端にワイパーブレードのツメ用の穴がある向きには写真のように溝の中に凸部があり、それに合わさるよう金属レール (バーティブラ)には凹部があります。

さらに、他面側は凸部の位置が少しずれたところにありますので溝を広げたりして凸部を確認後それにあわせて両側の溝に金属レール (バーティブラ) を差し込みます。

凹凸部が間違っていてもワイパーブレードには装着できてしまいますので注意してください。

また、金属レール (バーティブラ) は弓なりに曲がっていて、弓でいうへこんでいる側 (弦が張ってあってへこむ側) がガラス拭き取り面 (リップ部) 側です。

逆に付けてしまうと、拭き取り不良につながりますので注意してください。

次はワイパーラバーをツメ用の穴がない方からワイパーブレードに通します。

ワイパーラバーをワイパーブレードに差し込むときは右からでも左からでも可能です。

金属レール (バーティブラ) を差し込んだ溝とは別の溝が真ん中にあると思いますので、その溝に対して順にワイパーブレード側のツメを通します。

最後は①のようにワイパーラバーを差し込んだ方と逆側の端にあるツメをワイパーラバー側の穴にスライドして押し込みます。

また②のように残りのツメがすべて真ん中のみぞに入っているか確認します。(簡単、簡単！…とか思っていると意外とツメが溝に入っていないことがあります。)

これでワイパーラバーの取り付けは完了！

ここまでできたら、あとはワイパーブレードを、この整備手帳の その1 の逆順で取り付けたら…

運転席側のワイパーラバー交換は終了です。

残りはこれまでと同じ手順で助手席側を行ってください。

作業は自己責任でお願いします。