人生初のマイカーにして贅沢にも新車でした。
当時は専門学校を出たてのころで、在学中はバイトをしていたものの、これを書いている今よりもPCマニアでお金はそちら(PC関連)につぎ込んでました。今思うと十分自分で買えるぐらいバイト代を稼いでいましたが、そんな状況でしたので貯金もなくて。
PC関連につぎ込む金額が半端ではなく、お金の価値観が狂っていた時代でした。今思うとあのとき貯金とかしておけばまた違った自分の人生があったのでは?と思います。
そんな貯金がないくせに社会人になったら車はもちろん必要だろうということで親から買ってもらう事になりました。思いっきりすねかじりのお坊ちゃまというかあまちゃんです。
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ちょうどデザイン専門学校在学中に車の絵を描く授業があったときに友達が持ってきていたカタログがこの車のカタログでした。当時はあまり車に関心が無くて。なので絵を描くうちにだんだんと車に惚れてしまったところがあるかもしれませんね。
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いざ買う前に比較したのはトヨタのサイノス(1,300cc Juno パッケージ http://minkara.carview.co.jp/car/669/ )です。
当時は本当に車に興味が無くて外見とかでしか判断してませんでした。この車が良さそうに見えたんですよ。サイノスを買う気満々だったのに、親が『1,300ccでは走りが寂しい。』とか言っていて、親の受けがあまりいい感じではなかったことと、親の車が当時スプリンターシエロだったため、トヨタオート熊本(現ネッツトヨタ熊本)とつきあいがあるために、営業が持ってきたのがトレノのカタログと売り出しのチラシでした。
そういえば、最終的には試乗もせず、実車も見ずに決めましたね。今思うとそれはダメだろう~的な買い方でした。
とはいえ車って高い買い物じゃないですか。親のすねかじりとしては、やはりあまりにも高い車を欲しいと言うこともできないし、一応車の代金を親に返さないといけないという話になっていたため、「乗れればいいや」という思いと、PCマニアがために「車の支払いにあまりお金を使いたくない」というそれだけで一番安いFZグレードを選んでしまいました。
しかしそのグレードを選んだことを買った後ですごく後悔。
FZ(AE110)に使えるTRD等のパーツがあまりにも少なかったことに後悔。実際はたくさんあったのかもしれませんが、車高を下げたくてもパーツがない。あれこれしたくてもないと思い込んでいた…。
かっこいい車とは思っていたもののそれをさらにかっこよくするすべをそのときは知らなかったのです。
結果、それがいやでいやで仕方なくて。購入後1年ぐらいたったときには既に愛着がなかったんですよ。
そして、仕事で宮崎県小林市に転勤。3ヶ月後にまた熊本に戻ることになったのですが、戻る数日前に事故ってしまい修理代が結構かかりました。
おかげでさらに愛着が無くなって。
でも、高い買い物なのでそんなに買い換えるわけにもいかないわけでして。その後はそのことを考えずに自分の足として乗ってました。(買って6年は県外への遠出も全然しませんでした。)
関東への転勤の時は「車はいらない」と車だけ熊本に返した間に、6連奏CDチェンジャーが聞けなくなっていたり、ウィッシュへ買い換える最後の年はその数年前に雪国・新潟を走ったせいか、融雪剤等から来るさびでマフラーを止めていた金具が切断。応急処置で走ってました。
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カスタマイズといえば、TRDのステッカーを貼ったことと、ホイール、タイヤを変えたことぐらいですね。ホイールとタイヤはスタッドレスタイヤ用にもう1セット買いました。
オイル交換とかもマメにはせず、車検の時だけ交換する感じだったものの、大きな故障もなく快適でした。
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若い頃の車であったためか、思い出だけはいっぱいあるんですよね~。
好きになった子を初めて隣に乗せたのもこの車でしたし、初めて自分の足で県外に出たのもこの車。雪国・新潟への転勤でなれない雪国を走ったのもこの車でした。宮崎の事故以外でもいくつか小さな事故、ボコッ!ってボディーを凹ませたこともあります。
最後はウィッシュ買うからって、修理もせず凹ませたままでした。
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約10万キロなるか、ならないかの距離でウイッシュにバトンを渡しました。
ウィッシュ納車前日=別れる前の日は、なんだか寂しい気分になりました。
本当はもっと乗ってあげたかったな~。ウィッシュを買った後もしばらくはそう思ってました。
いい車だったって事かな~。