最近車ネタはすっかりご無沙汰です。
またまたハウスネタです。しかも長文の(汗)
まっ 一読してください。
近年、国民生活センターや消費者センター等に寄せられる工事へのクレームの約 50 %~70 %が屋根・瓦工事に関するものといわれています。
一般素人の知識が比較的及ばない分野である点、
また場所が屋根の上の為に現状の確認や、施工中・施工後のチェックがしずらい点等がつけいれられてるケースみたいです。
「家」は、まず基礎があり、その上に土台、柱、梁、桁などの構造部分(骨組み)が組まれ、外側が外装材で覆われ、内側が内装で仕上げられます。
同時に、電気、上下水道、ガスなどの設備工事が入り、ひとつの建築物が完成します。
建築全般の視点に立てば、建築物の中でいちばん重要なのは「基礎」と「構造部分」です。
この部分の強度が弱かったり、耐久性が劣っている建物は、他のどんな部分にお金をかけようと、その建築物としての価値は極めて低いものとなります。
外装材の役目は、建物にとってとても大切な「構造部分」を、過酷な自然環境から保護し、かつ建物に美しい外見を与えることです。
今回新築中の我が家も外装である屋根材は瓦仕様にしています。
以前から言い続けているように、モモトト家のモットーは「お金を払ってハイお願いします」ではなく、
「職人さん達と一緒になって我が家を完成させ、喜びを分かち合おう」です。
その為に出来る限り現場に足を運び、お茶だししたり、話をしたり、相談したりと
職人さん達とコミニュケーションをはかり、
3現主義(現実・現場・現状)で自分達の目でもチェックしています。
瓦業者による作業が始まってるある日の日曜日にいつものようにチェックしに来てみたら、
家の周りに瓦の欠片が多々散らばっていたり、
作業終業後の屋根上の整理整頓ができていなかったり、↓↓↓
作業後の仕上がりも雑なところがあったりと、
まるで素人みたいでしょ
↓↓↓↓

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気になる点が多々あったので、
ランダムにある箇所を指差しして
瓦の下の状態を立会い確認させてもらいました。
工事完了した瓦を1枚はずすと、その下から出てくるのは瓦の欠片だらけ。
しかも手のひら大以上の欠片!
1ケ所どころではなくほぼ全域
余分なものの重量が屋根にのしかかっている、
また欠片が残っている状態で瓦の上を歩かれると防水シートを貼ってある下地を痛めかねません。
これでは耐久性や強度など保証できないだろう!
なにが長期優良住宅なのか!
屋根にとってもっとも大切なことは、地震や台風で瓦が落ちたり飛んだりしないことも勿論ですが、
一番は 雨漏り させないことです。
見えないからいいだろう、わからなければいいだろうという気持ちで作業されていたとは!
なめられたもんです!・・・
悔しくて悔しくてたまりません。
ハウスメーカーの監督さんに聞いても、
「長年お付き合いしている瓦業者だったので信じられません」と。
現状をみたら決して今回が初めてではないことがみえみえの手口です。
結局ハウスメーカーもなめられてたんですね!
っていうか、
毎日現場を見ている監督さんも何をチェックしていたのか疑問です!
「普通気がつくでしょう!」
「監督の業務って何なのか、解ってないんじゃない!」
話し合いの末、今回このようなことになりました。
・屋根瓦工事を全てやり直しします。屋根材も全て新品にて。
(ハウスメーカーの対応)
・瓦業者は変更します。
(モモトト家要望)
・新しい瓦業者とは施工前に3者(瓦業者、ハウスメーカー監督、施主)で打ち合わせをする
(モモトト家要望)
⇒ちなみに今回悪さをした瓦業者とは契約解除したそうです。
本当かな?
とはいえ、一度失った信頼感はすぐには回復しません!
いくら下請けの業者がやったこととはいえ、教育や管理等の総責任はハウスメーカーにあります。
我々はハウスメーカーさんと契約を交わしたのだし、
今後一生お付き合いしていくパートナーさんでもあるのです。
後日、今回の問題点とその対処事項の報告書、
ハウスメーカーとしての対策(再発防止)書の提出をお願いしてあります。
さて、今回のやり直し工事、
休暇をとって初日立会いしてきました。。。
やはり出てくるのは瓦の欠片、しかも大量に・・・
今回の新瓦業者さんからも「ひどいですね!」と言われてしまいました(涙)
取り外した瓦は全て 廃棄処分です。
みるみるはずされて
すっかり2ケ月前の状態に逆戻り
「この2ケ月間をムダにしやがって
(`_´メ)」
新築住宅を注文したのですが、結果としてリフォームを同時に行ってしまっています。
本当に残念です。
悔しくて、悔しくて、悔しくて・・・
本当に悔しくて情けないです。
毎回何か指摘すると必ず
「誠意をもって対処します」
と言われますが、
「誠意って何ですか」の問いには
未だにハウスメーカーからの回答がありません。
世の中には、お任せで新築住宅を購入する方のほうが多いかもしれません。
でも今回の実例をみていただいてわかるように、現実はこうです。
1軒の家を建築する場合、いろいろな業者さんが関わります。
それら業者さんを教育・指導・監督、及び一括補償していくのがハウスメーカーです。
いまだにTVでは、欠陥住宅ネタ、補償ネタが絶えません。
他人事だと思わずに、自分の目で確かめることは重要ですよ。。。
また、
<3現主義(現実・現場・現状)>
<ホウ・レン・ソウ(報告・連絡・相談)>
<Q・C・D(品質・コスト・納期)>
<お客様の期待以上の品質を目指す>
<安心、安全、心をこめる>
などなど、自分自身 品質責任者としてたたきこまれ、長年部下や同僚に言い続けてきた言葉の数々。
競争のはげしいハウス業界の方々も再認識していただきたいものです!
最後までお付き合いいただいた方々へ
問題の屋根からみえる千葉城で和んでください(笑)
どうもでした。