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2023年06月27日

トーインゲージの検証実験。アライメント測定を考える。

トーインゲージの検証実験。アライメント測定を考える。 今回の実験は、水平レベルを合わせた定盤上の車を、地面に置いたトーインゲージでトーを測定してみました。


検証の目的
トーの測定は、車の水平と測定器の水平軸が同一である必要があります。

理由
垂直方向にはキャンバー角があるため、車の水平と測定器の水平が異なれば、トー角の測定に、キャンバー角が介入してしまうためです。


今回使用した車両は、フルノーマルのBRZ、


検証のための準備
この車両のアライメントを測定します。

使用する測定器は、レースゲージのプレミアムアライメントテスターです。

タイヤを外し、専用のアライメントホイルを取り付け、ランナウト補正のない絶対値を測定しました。


フロントデータは、
左前 キャンバー角 -0.4度
右前 キャンバー角 0度

トータルトー アウト5分


次に、タイヤを取り付け、車を馴染ませ、水平定盤上にある車と、地面に置いたトーインゲージで、トー角を測定しました。

上記の数値から分かるように、

測定結果は、トータルトーアウト5分。


この結果から分かることは、以下の2点。


①レース車両のように、大きなキャンバー角がなければ、車両水平と、測定器の水平が担保されなくても、測定が可能である。

但し、これは絶対値と比較の検証しているが、そもそも、絶対値が分からなければ、何が正しいか、分からない。


②トーインゲージゲージの測定精度。
測定前にレーザー測定器をトーインゲージのフレームに付け替え、キャリブレーションを実施している。

このことから、向き合ったトーインゲージの測定子同士を接触させた状態と、ホイルのリムと測定子の接触点の信頼性が高いと判断出来る。


個人的な経験ですが、古くからあるトーインゲージはこの接触点のズレがあるものがあり、測定結果が安定しないことがあります。
キャリブレーションの不安定さ、測定の不安定さが原因ですが、このような測定器で、この車両を測定すると、トータルトーは0なのか、イン5分なのか、アウト10分になるか、正解はどこにあるのか??

となり、うーん🧐、、と、なるのです。


今回の実験では、

測定器、測定方法、環境を変化させた状態で、測定数値は安定した結果となりました。
但し、キャンバー角の大きい競技車両であれば、結果が変わる可能性が高いのは容易に分かります。



アライメント調整の重要なポイントは、

①測定器の使い方(測定器の能力にも依存)
②測定環境の確保
③サスペンションジオメトリーの点検

この知識がある上で、

④アライメント調整作業の技術力

となります。



裏ブログですので、この辺で。

インパルス⭐︎レースゲージ倶楽部
https://race-gauge.com
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Posted at 2023/06/27 09:13:31

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