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2023年06月23日 イイね!

糸を使うトー測定は正確なのか?左右個別のトー測定方法?

糸を使うトー測定は正確なのか?左右個別のトー測定方法?最近、アライメントテスターの問い合わせを多く頂きまして、
代理店の営業マンから質問がありましたので、この裏ブログに書いてみます。


質問の一つ目が、左右の個別トーを測定することが出来ないの?
糸を使った安価なテスターは左右個別のトーが見れるんだけど・・??

このポイントは、とてもとても奥深い話になりますが、


まず、前輪のトーを考える時、

右前のトー
左前のトー

左右それぞれのトーは、どのように測りますか?


トーは角度です。
右の角度と、左の角度、どのように角度を割り出しますか??


右に対する左の角度、
左に対する右の角度、

いわゆる、トータルトーは、トーインゲージで測定が出来ます。


タイヤに糸を張るタイプの簡易テスターでは、
なぜ、右前のトー、左前のトーが個別に分かるのでしょうか????


この答えは、私も教えて欲しい・・


相対する角度を、二つに割る時、中心線が必要です。

車体の中心軸ですね。


でも、車体の軸を測定できる、アライメントテスターって
見たことがないんですよね。


測定する方法はありますが、
アライメントテスターでは測れないんです。


不思議でしょ。


なのに、どうやって、車の軸を決めているのでしょうか、、


それは、4輪のタイヤ位置からなんですね。


糸を使う簡易テスターの場合、
右リアに対し、右フロントのトー角度
左リアに対し左フロントのトー角度


ここで、疑問が出ませんか?

車体軸に対し、リアタイヤの位置は、左右対称?

オフセットは?
左右のトレッドは同じ??


この論点では、その車のメーカー数値の
トレッド数値から算出すれば、という人がいます。


ですが、車高が変われば、トレッドが変わります。
トーやキャンバーでもトレッドが変わります。


右リアに対し、右フロントのトーって、どうすれば測定できるのか?



もし、リアのアライメント調整をしたり、フロントのアライメント調整をすれば、
それぞれトレッドが変わります。

ハブ中心軸の高さも変わります。


なにか破綻してきませんか??

右前輪のトー数値、
左前輪のトー数値、




そんな簡易測定器の使い方の方法は、一つだけあります。


簡易測定前の、正確なアライメント数値がわかっている場合、
正確に測定された状態のまま、正確に調整されたままの車、


そうすれば、簡易テスターを使って測定し、その数値を記録し、
いつもその状態かどうか確認する。

それなら使えますね。


もしキャンバー、車高を動かしてしまうと、控えた数値は無効になります。


これが、絶対値と相対値の考え方なんです。


簡易のテスターは、絶対値を測定しようとすると破綻してしまうんです。



例えば、ホイルナットを外し、そこに取り付けたアタッチメントを介し、
仮想ホイル(円盤)を取り付けたとします。


この円盤のランナウト補正、フレ補正はどのように行いますか?
ランナウト補正、フレ確認を行わなければ、測定ミスをする可能性があります。



アライメントを語る時、ベテランの人は、SAI、KPIの話が出てきますが、
これは、角度計により操舵による変化量を確認することで
左右差のチェックは可能です。

もう一つ、仮想キングピン軸、キャンバー角、キャスター角では
判断が困難なアッカーマン変化によるトー角を確認しなければ
異常が隠れているか判断ができません。


そして、これでも分からないことがあります。
走行中のアライメント変化です。


旧車になればなるほど、このすべてを確認しなければ、
見えないトラブルが隠れていることが多いんですね。



レースゲージのアライメントの考え方は、
測定器の治具という考え方です。


測定器を取り付ける場所が、ホイルやタイヤであれば、
安定した結果を得られない確率が高くなります。


ゆえに、コンピューターを使用するセンサータイプは
自動で補正機能が働き、補正機能を有効にしなければ
測定が行われません。



問い合わせされる方は、いろんなテスター(特に比較的安価なもの)を
買ったけど、使い物にならなかった、ゴミだった、倉庫に眠ってる、

と、共通して話されます。



アライメントは、100点満点中、何点を目指すかです。

レースゲージのプレミアムアライメントテスターは、

使い方次第で、98点を目指せると思っています。


カメラ式3Dテスターは82点
ハブセンサー式は、75点



これでもちょっと甘めの採点です。

RACE-GAUGEは、治具という考え方なので、
車両に合わせて、拡張することも、専用設計することも可能です。


突き詰める人にも、
簡易的に調整したい人でも、


絶対値を測定できるシステムなんですね。

ホーシングの車は・・
アクスルシャフトの振れだけは、
車両側で点検しなければなりませんが・・


アライメントって考えれば考えるほど、
車両解析や、性能解析に紐づきます。


私は、車を改造します。

ショックを変更し
スプリングも変更し
車高も変えます。

ロアアームも調整式に変えれば
テンションロッドも調整式に変わり、
アームの形状、取り付けポイントも変わります。

ロールセンターアダプターや、
ナックルアームも変更します。

そうなってくると、

もう何がなんだか、

普通のアライメント作業ではどうしようもなくなります。


レースゲージは、最終兵器にもなり、基本的な工具にもなります。

ドリフトの車や
超車高短の車、

生粋のレーシングカー、フォーミュラまで


どんな車にも使える、

そんなテスターなんです。



車好きなら、ワクワクするテスターなんですね。
そう思って使ってます。



インパルス☆レースゲージ倶楽部。
https://race-gauge.com
Posted at 2023/06/23 23:47:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | ホイルアライメント | クルマ
2023年06月21日 イイね!

SAI(キングピン角)とレースゲージ

SAI(キングピン角)とレースゲージアライメントの基本は、SAIの異常など、左右差を確認することです。

通常、アライメント調整を、トーイン、キャンバー、整列と思ってしまうことが多いですが、SAI、キャスターを点検することがとても大切です。

レーシングカーの場合、SAIなどに異常がないことを前提に、

トー
キャンバー
整列

主にこの3つの確認、調整と、
コーナーウエイト(輪荷重)を

見ていることが多く、

それゆえに、

SAIとはなんぞや!
どうやってチェックする!?
3Dアライメントテスターじゃないと無理!?

となりがちです。


レースゲージの開発コンセプトは、1G静止時だけなく、動いている時の
アライメントを把握し、活かすことです。


自動車のアライメントは、

車を前後方向から見た正面平面
車を横方向から見た側面平面
車を上空から見た上面平面

この3つの平面から、トー、キャンバー、キャスター、SAIを
測定、検証、調整を行いますが、


これは車が上下、左右にストロークしていない状態です。


SAIの話をすれば、キングピン角、仮想KPIを、SAIと呼んでいます。
そこにキャンバー角を加算したものがインクルーデットアングル。

実際に車両で起きている事象。

トヨタ86を例にしてみます。

①フロントナックルとストラットを固定するボルトを変更し、キャンバー角を増やしたとします。(ここでの増やす=ネガティブキャンバー)

そうすれば、ロアアームのボールジョイントと、アッパーマウント中心を
結んだ、仮想線は、変わりませんが、キャンバー角は変わります。

別の方法で、

②アッパーマウントをキャンバー調整式に変更し、キャンバー角を増やしたとします。

このとき、ロアアームのボールジョインと、アッパーマウントのショック軸中心を結んだ、仮想線は、車両正面方向から見たときに、角度が増えます。

仮想キングピン角は増えました。


同じキャンバー角の変化でも、どこの部分でキャンバーを増やすかにより、
タイヤに及ぼす影響は異なるわけです。

このような影響を検証し、車両異常を発見する作業の一つが、
アライメント測定のSAI測定検査です。


少し、余談ですが、キャンバー角の左右差をなくすために、
ロアアーム長を片側だけ変更する場合があります。

これは、一番やってはならない方法です。


レースゲージのコンセプトです。
静的な状態のアライメント調整を行うために、動的な影響を及ぼす
変更をして良いのか、です。

キャスター調整も同じです。
テンションロッドが調整式になっているAE86の場合、長さを変えて
キャスター角を調整したりします。メーカー基準値は長さで決まっています。

キャスター角の左右差を揃っても、
走り出したときに、左右同じアライメント変化をしますか??


各アームの長さが変われば、左右で異なるアライメント変化をします。
これを、本当に多くの人が見逃しているのです。


もう一つ、レースゲージは、キャスターも、SAIも検証することが可能です。
答えは、測定治具としての役割をしているからです。



レースゲージは、

トー計測は、静的、動的(ストローク変化)、転舵時(アッカーマン変化)

キャンバー計測は、静的、動的(ストローク変化)、転舵時(キャスター効果)

そしてキャスターに、キングピン(SAI)

静止からすべての動作においての、数値、左右差が検証できるのです。



見落としがちなアライメント、

考えてみれば、それが、本当のアライメントだと思っています。



最後に、もっと奥深い話があります。
雑誌の取材で語ってみようと思います。


一つは、構造理論上、当たり前の話で、とても大切だけど、
あまり意識されていない走行性能の話、

もう一つは、どこにも書かれていない、構造の話、
それが、それが、大きな影響を及ぼす話、


などです。


説明が難しいですが、

レースゲージが提供しているものは、表面上のアライメントから
真のアライメント、そして、その先にある車両解析能力による
セットアップ、パーツ開発です。

今ある車がさらに速くなったり、もっと面白くなったりする、
ちょっと禁断の領域かもしれません。



レースゲージは、使い方次第でもなんでもできる。
エンジニアを育て、車を育てる測定器です。


それを目指して、製作しました。


今日は、レースゲージ倶楽部でした。
https://race-gauge.com
関連情報URL : https://race-gauge.com
Posted at 2023/06/21 19:15:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | ホイルアライメント | 日記
2022年12月14日 イイね!

トーインゲージの正しい使い方(昔に教えてくれる人がいたら良かった)

トーインゲージの正しい使い方(昔に教えてくれる人がいたら良かった)ワクチン接種の副反応で、節々が痛い今日この頃です💦
いつか、数年後に読んだら、そんな時代があったな、と思うのでしょう・・↑

さて、トーインゲージの使い方についてです。
始めてトーインゲージを手に入れた時も、使っている中でも、
説明書などなく、原理だけ理解して使ってきました。

ですが、これからトーインゲージを手にする人のため、
もしくは、使っているけど、注意点が分からなかった人のために、

使い方を書きます。
図解じゃないですが、お許しください。

文章って、読むの面倒ですよね。
いつか動画で解説するようにします。


ここでいうトーインゲージは、レースゲージ製のレーザートーインゲージを
ベースに説明します。https://race-gauge.com

その昔は、ダンロップトーインゲージというものがありました。
最初はそれを使っていた人です。

使っている中で、目盛りには頂点があり、読む人によって、数値差があり、
それを出来る限り正しく読みたい、と思うようになれば、
レーザータイプを使用したくなります。

理由は簡単です。

例えば、トーをゼロ(目盛上のゼロ)にする場合、
ほぼゼロの位置でも、イン10分とアウト10分にレーザーを動かします。

そのオフセット値が左右同じならゼロ、
どちらかに偏ってたら、イン寄りのゼロとか、分かってきます。

今回、製作した目盛りには、三角マークがあり、2.5分くらいまでは
読み取ることが可能です。

三角の頂点が5分間隔なので、頂点にない場合は、間の範囲と分かるわけです。

トーインゲージの原理は、片側から出たレーザーが、鏡を反射し、
跳ね返ってきます。この時の角度を読み取っています。

トーは、車両を上空から見下ろしたときの、左右のタイヤの角度です。

世の中には、様々なトーインゲージがありますが、

測定を行う時に、
タイヤにストレスがかかっていたり、(解決方法は、車を前後に揺する等)

測定子がホイルリムに正しく接触していなかったり、

誤測定が多かったりします。

純正のホイルだと、リムがない車もあり、トーインゲージが使えない
形状が増えています。

誤測定は天敵で、下手な測定器を使うなら、メジャー計測の方が有能です。
メジャーは、前後差によるトー角を計算するのは難しいですが。

ですので、皆、それなりの費用を出して、測定器を手に入れるのですが、
多くのショップさんや車好きが、ゴミの測定器を買ってしまった・・

そんな経験もあるのではないでしょうか。
(僕もその一人です)



話は戻り、トーインゲージの具体的な使い方です。

トーインゲージの片側を、ホイルのリムに接触させます。
ホイルの幅に合わせて、測定子をスライドさせます。

もう1台のトーインゲージを、合わせたトーインゲージと向かい合わせ
測定子の位置を合わせます。

向かい合った測定子を接触させた状態が、ゼロ点です。
針のゼロ点と、レーザーのゼロ点が合っているか確認します。


合っていれば、車両を測定し、合っていなければ、目盛りプレートを動かし
ゼロ点を調整します。


測定時の環境設定の原則
車を出来る限り水平にし、前後に揺すり、タイヤのストレスを排除します。
同じくトーインゲージも水平にします。(水平か確認します)


調整には、整列、ステアリングセンターなど、より複雑な理解が必要になるため
微調整の範囲であれば、片側のタイロッドエンドを動かします。

左右の調整が必要であれば、整列から確認することになります。

以上ですが、こんな説明で良いでしょうか。


トーインゲージは、本格的な測定器でもありますが、
絶対値測定は難しい、

そういった基礎知識も必要となります。

4輪を調整するような作業では、トーインゲージだけでは、
時間がかかりすぎる、
手間がかかりすぎる、
諸問題があり、

そこまで正確に調整しないお店がほとんどですね。

時間がかかり過ぎれば、請求費用が増えるので、
致し方ないとも言えますが、

4輪テスターを保有しているところは、
アライメントを調整できるエンジニアがいなかったりするので、

信頼できる、腕のあるショップさんが、
信頼の数値を実現できるテスターを手に入れてもらったら

世のユーザーさんは、どれほどハッピーでしょうか、
そんなことが考えてしまいます。


昔、昔、こんな拘りの作業をホームページで公開していたら
お客さんが殺到してしまったので、作業の公開をやめた人です。


一ショップでは限界でも、世のショップさんの役に立つ道具を作り、

そんな作業を望んでるユーザーさんが
世の中の待ち望んでいた人がハッピーになれば、

ショップさんが潤い、
宣伝しなくても、お客さんの絶えないお店になりますよね。


また脱線した!?💦
はい、終わり!

インパルス☆レースゲージ倶楽部
https://race-gauge.com



今日も独り言オンパレード。











実は、測定器を作るのって、すんごいプレッシャーなんですよ!
みんなの基準になるのですから・・。



ここみたいに、アライメントテスターのネタを小出しにしていたら、

ずっと気になってたことを解決する道具だよね、と、
知り合いから話がくるんですね。

道具がないから出来なかったけど、
やりたかったショップさんが
実は結構多いと思います。


これを読んで、興味を抱いた人が、
ショップさんに、こんな道具でアライメントして欲しい、
と相談すれば・・

やる気のあるショップさんは、

買った道具の元がすぐに取れて、
収益アップして、お客さんもお店もハッピー。


買うならプレミアムですよ。
https://race-gauge.com


価格表はすでに配り出しているんですが、
原材料の値上げによる値上げで、いつ改訂するか分かりませんし

良い道具は早く持てば持つほど、企業の付加価値が上がる。
そう思って、

CATIA買っちゃいましたけど。
別ブログ参照💦


ではでは・・
関連情報URL : https://race-gauge.com
Posted at 2022/12/14 18:38:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | ホイルアライメント | クルマ
2022年12月10日 イイね!

市販車のホイルアライメントの再現性の話

市販車のホイルアライメントの再現性の話とある新ブランドの、
とある測定器の、
裏話として書きます。


市販ツーリングカー、スポーツカーのアライメントに的を絞って、アライメントの話を書きます。
現場での質問であり、決めつけのような話、みんなが思ってる疑問、

それは、

「ブッシュの車って再現性がないでしょ!?」

どういう意味かというと、

フォーミュラカーのようにサスペンションの支点がピロボール式ジョイントの車なら、走行前と走行後のアライメント測定値に変化がでないけど、

ゴムブッシュの車は、ブッシュのネジレ、タワミで変化するから、再現性が乏しいでしょ、

という話。


結論から言いますと、それがですね、

走行前と走行後、数値が変化せず、再現性が安定しているんです。


では、なぜ、再現性が乏しいと思い込んでしまっているのか。
問題を、原因と結果の仮定から読み解いてみます。


①再現性が安定しない原因とは?

例えば、ブッシュが割れて、グニュグニョに動いてしまう様な場合は、これは再現性の問題でなく、ブッシュに異常が出てる状態ですよね。
ボールジョイントにガタがあるのと同じことです。


②ブッシュは新品なのに、再現性が安定しない原因は?

それは、どこかにストレスが存在しているのでは?
車を前後に揺すり、タイヤやサスペンションのストレス(引っかかり)を解消する、

③それでも、安定しない・・

測定器本体の再現性は疑いましたか?

ホイルのリムで測定する場合、ホイルには振れがあります。
振れ値は測定済みですか?

カメラ式3D計測の場合、カメラアームや本体の温度変化などによって
測定精度にばらつきが出やすいですが、温度管理できていますか?
ランナウト補正値確認していますか?

ホイルハブ3D計測式の場合、実測値ですか?想定値ですか?

3D式の場合、定期キャリブレーションはどの程度の間隔でされていますか?

汎用トーインゲージの場合、ゼロ点キャリブレーションは信頼できる環境で
出来ていますか?
定盤上の車は水平で、トーインゲージも水平に出来ていますか?


ここまで来ると、経験者は分かりますよね。

ホイル→振れ確認→不安定要素
タイヤ→空気圧、摩耗、製造精度→不安定要素
測定器→測定方法、構造→不安定要素??

要するに不安定要素のオンパレードなんです。
これが、再現性が乏しいと言われる原因になっているのだと思います。

そこで、ダミーホイル(アライメントホイール)を使用し、
各部のストレスを抜くために、ターニングラジアスゲージを使用し、
そして、レベル定盤に設置する。

そいうった環境づくりをすることで、走行前も、走行後も
再現性が確保できるのです。(有名チームのエンジニアのお墨付きです)


こんな書き方とすると、こういう声が聞こえてきそうです。

レベル定盤を設置して、
ターニングラジアスゲージを使って、
ダミーホイル(アライメントホイール)で計測、、

現実的じゃない・・・


どこを現実とするのか、それにもよりますが、

アライメントリフトの設置費用って土間工事いれると、片手いきます。
3Dカメラ式アライメントテスターも片手越します。

そこまでかけたリフトでも車重で歪むんですよ、
水平公差どの程度あるかご存知ですか??

3Dカメラ式は温度や光に弱いのご存知ですか?
測定精度(スペック)ってメーカー公表値ないのってご存知ですか?

そう!

高額、高機能と言われる測定器にも裏の顔があるんです。
あまりいうと、否定だと捉えられると良くないのですが、


新車製造ラインの出荷検査などで、スピーディに、調整ができる!!
最大の売りはここだと思っています。

ただし、条件定義を満たしていれば・・

空調管理され、キャリブレーションの定期管理。
日本の四季を考えると、気温が10度変われば・・・
キャリブレーション・・・ですよね??
5度の季節、15度の季節、25度の季節、35度の季節・・・
高額な機械って、管理が大変!!




脱線しましたので、

定盤を使うのが、現実的でないに、

話を戻しまして、


じゃぁ、相対値計測の話をします。

車にとって、水平がどれほど大切か、
ボディワークの解説動画でもふれていますが、

ボディ含め、ホイルアライメントを測定するには
絶対的水平が必要になります。

右に傾けば、左右のキャンバー角の差が生まれ、
前に傾けば、トー測定時にキャンバー角が介入する恐れがあります。


水平の状態で、何を測りたいのか、それは絶対値です。


土間やアスファルトの上で、アライメントの計測も出来ます。
それは、絶対値から、相対値の測定数値になります。

絶対値ではトーがゼロだった、
でも、コンクリート土間の上ではトーがイン10分だった。

トーを変更し、イン10分にしようと思っていた、
なら、ひとまずトーをイン20分にしてみると良いですね。

ここでも注意ポイントは、キャンバー角が介入していないかどうか、、
車と測定器の向きがあっているかどうか。

サーキットの場合は、毎回定盤に乗せるチームもあると思いますが、
相対値でセットアップ進めて、夜や朝に、絶対値を確認すれば、
ある一定のルールに基づいた調整は可能です。


どこに視点を置くかですが、

アライメントの計測には、水平が原則、
レベル定盤を使用するメリットは、
工場のどこでも設置できる、サーキットへ持っていける、

備え付けの設備は、そこでしか測定できない、
場合によって、温度管理、遮光対策が必要、
測定前、測定後にキャリブレーションが行えない、

得て不得手、メリットデメリット、
それぞれ、色々あります。


現実的なのは、どこなのでしょうか・・

街中を法定速度で走る(ノーマルの)車には、メーカー基準値内でOKが基本。
ですが、サーキットではタイヤ、ブレーキ、オイル、走行料、などなど、
早く走るために、多額の費用がかかります。

費用に対し、効果を求めるのであれば、
再現性が高く、測定や調整がしやすい、

これに勝るものはないと思います。


アライメントホイールに、トー計測機を取り付けた理由は、いくつかあります。

車体水平と、測定器水平が実現できる。(キャンバー角が介入しない)
操舵時のトー変化を確認できる(アッカーマン)
車両解析に使用できる(ストローク変化によるトー変化)
リアトー調整のカム式による締め付け時の位置ずれ有無が確認ができる。

最後に、水糸整列のみのリスクを回避できる。
リアオフセットのリスクとフロント整列の誤判定を計測できる。

などのように、様々な視点からアプローチができれば、

できなかったことが、できるようになり、
やりたかった人が、やれるようになる。

欲していた人ほど、水を得た魚の様にアライメントを楽しめる。

お役立ちアイテム。

様々な経験をして、
生まれたセッティングツール。

アライメントに悩んでいる
エンジニアさんにも、
ドライバーさんにも、

最高のお役立ちアイテム!

それが、レースゲージです。
今回、ちょっぴり、語ってしまいました。



最後に、

先日の取材のときに、媒体の編集長が面白いこと言ってました。

この測定器があれば、オイル交換とアライメント作業だけでショップさん食べていけますよね、と。

目の付け所がさすがです!

鼻の効くショップさんには、何台で設備投資の元が取れるかが、簡単に計算出来ますし、個人さんは何回やれば、ショップさんに払う費用の元が取れるか・・


僕の経験上、真面目にアライメントに取り組むエンジニアさんって、仕事が出来る人多いです。出来る限り良い作業を提供しようとしてくれるタイプの人っていうか。


昔、86(ZN6)のアライメントを、こういった測定器がないときに、足回りの交換から調整、コーナーウエイト、アライメント調整まで、徹底してこだわった作業がありました。AE86なら1日で終わりますが、リア調整が増えるので、朝から始めて、丸2日かかりました。

今、この道具があれば、どれだけ早くなるのでしょう。
そんな経験から生まれた道具なのですね。

アライメント好きな人と出会うと、何時間でも話し合える、そして刺激になる。
そんな会話を楽しむ人たちの横に、レースゲージが置いてある。
そんな日が来ることがあれば、試行錯誤して作った甲斐があったと微笑みながら通り過ぎていきます。


また語りたくなったら、語ります。
裏話として。


少しでも興味を抱いた人は、是非、ホームページを見てください。
作りかけのホームページですし、情報が少ないかもしれませんが、
それで、製品が気になった人は、営業のTまで相談してください。

ぽっちゃりーずTさんですか?と、優しくいじってあげたら喜びますので。

ダイエットに成功してたら、もう痩せたからぽっちゃりしてない!って
言うかもしれません(笑)

そのときは、おめでとうございます!って言ってあげてください♪
アットホームな営業T氏です。




最後の最後です。

学校関係者の方や、学生の方(クラブ活動)で、アライメントに、とても興味がある方は、遠慮なくご連絡ください。出来る限りの協力をさせていただきます。
アライメントはレースの世界だけではありません。これから、自動ブレーキ、自動運転、直進性、安定性の担保に、これからはホイルアライメントがより一層重要になります。
まずは、アライメントが楽しく出来る。そして車がもっと好きになる。そうなれば素敵なことだと思い、支援し、活動しています。



最後まで読んでいただきありがとうございました。
僕からは以上です。
関連情報URL : https://www.race-gauge.com
Posted at 2022/12/10 17:48:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | ホイルアライメント | クルマ

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