醍醐の花見跡

醍醐寺の上醍醐と呼ばれる山の中腹に残る醍醐の花見跡です。
慶長3年(1598)3月15日、豊臣秀吉はここで盛大な花見を催しました。
秀頼、北政所、淀殿、松の丸殿（京極龍子）、前田まつ（利家正室）ら約1300名を連れてこの醍醐山にやってきました。
宴席で正室である北政所の次に秀吉の杯を受けるのを淀殿と松の丸殿が争い、まつがその場をうまく取り収めたという話が伝わっています。
この花見で詠まれた和歌の短冊が、今も三宝院に残されているそうです。
当時は家臣によって植えられた桜の木があり、ここから伏見の町並が見えたそうです。
上醍醐は下醍醐（三宝院、五重塔等）とは別途入山料がかかりますのでご注意ください。

■上醍醐入山料
大人600円

住所: 京都市伏見区醍醐東大路町22