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どっしーーさん

2020/05/23

ドライブシャフトO/H（アウトボード組付編）その6

カテゴリ : 足廻り > 駆動系 > オーバーホール

その5の続きです。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2349356/car/1859486/5832840/note.aspx

アウトボード側の組付です。

純正グリス
品番:28495CA000
グリス名:NKG106
内容量:90g
価格:1000円（税抜き）

モノタロウにて86用品番で検索するとヒットしませんでしたのでBRZ用品番で購入しました。

ブーツは純正を使います。

アウターレース、インナーレース共に向きがあります。

アウターレースは真上から見た時にはエッジ部分が狭い面と広い面がありますが狭い面がデフ側になります。（写真の通り）

インナーレースは中心のスプラインが端まで刻んである面がデフ側になります。（写真の通り）
反対側は写真の面より段差が大きくスプラインがその段差の部分で無くなりツルツルになっています。
この部分にシャフトのスナップリングが入り固定されます。

またアウターレースのボールが入る穴がありますが狭い穴と広い穴が交互にあります。
順番として狭い側の4つにボールを入れてそのあと広い側に4個ボールを入れます。

アウターにグリスを入れて先に組んだアウター、インナーレースセットを入れます。
ボールが入る穴の広い面を真横に向けて垂直に差し込んでやると入ります。

その後狭い面にボールを入れますが奥まで入らないので軽く叩いてボールの定位置まで入れます。
4つ入れますが対角ではなく隣から順に入れる方がうまく行った気がします。

狭い面に4つボールが入ったら広い面に4つボールを入れていきます。
こちらも対角ではなく隣から順に入れる方がうまく出来ました。

ちなみにボールが入る角度までアウターレースやインナーレースを動かすのがかなり硬く手が痛くなります。

シャフトに合体させます。

1.シャフトにブーツを入れます。
傷が入らないようにスプライン部とスナップリングの上にマスキングテープ巻いてブーツを入れます。（スナップリング部で引っかかるのでインボード側を組む前にインボード側からブーツのみ入れておいた方が無難でした）

2.シャフトにグリスを塗って動きを良くして定位置よりインボード側までズラしておきます。

3.ブーツの中に残ったグリスを注入します。

4.先ほど組んだものを木の板の上に垂直に立ててシャフトを上からスプラインを合わせて乗せます。

5.スナップリングが邪魔で入らないのでウォーターポンププライヤーでスナップリングを縮めて差し込みます。
※海外の動画で見ましたが、スナップリングをインシュロックで縮めた状態で差し込み、上に持ち上がったインシュロックをカットしてブーツを取り付ける方法が簡単そうでした。

6.スナップリングがはみ出ていないことが確認出来たら抜けないように全体を少し持ち上げて木の板の上に落とす（叩く）と入って行くので2、3度落とすと奥まで入ります。
シャフト側のスプラインが見えている状態は不完全です。

ブーツバンドで締めますが先にシャフト側を締めてその後反対側のブーツを押さえながらブーツをめくって空気を抜きます。（ブーツ内の空気を可能な限り外に出しておく）

温度が上がった際に空気が膨張してバンドからグリス等が漏れないように対策しておきます。使うグリスによってはブーツの間にホースを差し込んで通気できるようにするのもありかと思います。