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まとめ記事
2021年 国産車のデザインはグローバルで通用するか!?
徳小寺 無恒さん
2021/01/04
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2021年が始まった。2000年代に突入して、故障の少なさや経済性の高さに裏付けされた「高品質」というキーワードで世界を席巻していた日本車が、プレムアム、感性の部分でグローバルの市場に打って出たが、どうも芳しくない。そうこうしているうちに、品質という点でも半島のメーカーに負ける事が起き、デザインも「垢抜けない」という評価がたつ様になった。これからの日本車のデザインはどこへ行くのか。過去の事例から考えてみたい。
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1989年・・・ダイハツは「MS-X90」なるコンセプトカーをジュネーブショウに出品した。それが、名車「アプローズ」であった。 それまで親会社トヨタとの棲み分けの為に、小型車の製造が出来なかったのだが、バブルの勢いも加勢し、小型車の市場が一気に拡大したこともあり、ダイハツ独自の自社開発小型車の販売がトヨタより許されたのであった。 外観は一見するとオーソドックスな3BOXスタイルであるが、それだけでは売れない・・という事はダイハツも重々承知であって、アプローズは、実はリヤには巨大なハッチを備える「5ドアハッチ」として売り出された。 「新しい時代のセダン」、「ポストセダン」として「喝采(アプローズ)」の名前で、ダイハツグループの期待を一身に受けてリリースされたのだった。 外観は至って平凡だったが、その頃の国産車に多く見られた、見せ掛け上の高級感を演出するための「メッキモール」がほとんど見られず、まさに面と線とで存在感を演出した嫌味の無い、ある意味では質実剛健的欧州風なエクステリアであった。 それは室内も同様に演出され、機能別に操作系は分けられ、初代シヴィック以来跡絶え ...出典:徳小寺 無恒さん
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「マイルドヤンキー」 で一躍有名になったトヨタの某車がマイナーチェンジして、そのエグサに一層の磨きをかけた。 そのエクステリアデザインには多くの否定的な意見が多いが、いえいえ、実際には高額車にもかかわらず売れているのだから大したものだ。 さらに言えば、販売店の営業マンは購入者を 「マイルドヤンキー」 、「マイルドヤンキー予備軍」 、「ちょい悪おやじ」 が餌に掛った!!と内心、ほくそ笑んで売っている居る(販売マニュアルがそうだから)のにも拘らず、買う方としては、それは外観のエグサは別にして、動力性、その動力性もリニアで力強く、操縦性も意外なほどイイ、もちろん内装の豪華さとか静粛性などなど、クルマとしての日本人が重要視するポイントを、モノの見事に掴んでいるから売れるのだろう。 そのトヨタの高級ミニヴァンのフロントや、その他のトヨタのフロントグリルを見ていて、僕はフト昭和30年に試作で終わってしまった 「オオタPX」 を思い出した。 グリルのデザインなんて、どこぞのメーカーのトレンドにそっくり!滅亡しなければいいのだけど(笑) 皆さんは「オオタ」なんてメ ...出典:徳小寺 無恒さん
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デザインの崩壊からメーカーが滅亡したのは日本の「オオタ」だけではない。 アメリカにも似たようなケースがあるのだ。 その端的な例がパッカードだろう。なんたってその技術力は素晴らしく、ディーゼルで飛行機を飛ばしたのもパッカードだし 驚心 ディーゼルで飛ぶ飛行機があった!パッカードの栄光と挫折。。 ⇒ https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/216322/ 戦時中も高速艇のエンヂンはパッカードで大いに日本軍を苦しめた。 パッカードは超高級車の代名詞としてアメリカで絶対的な威厳を放っていた。デザインも秀逸だ。 1924年式 single_eight_touring 戦前のパッカード、この 「1924年の single_eight_touring」 なんて今見ても息をのむくらい美しいモノだ。 僕が特に感銘を受けたのが 1942年の Packard_160_super_eight_convertible だ。 まさに息をのむ美しさと言ほかない。 1942年の Packard_160_super_eight ...出典:徳小寺 無恒さん
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8月9日、満を持してと言うか若干の遅れがあったようだが、ホンダの N-WGN が 二代目へとモデルチェンジした。 N-WGN は、僕の記憶が正しければ 2011年 N-BOX、2012年 N-ONE に続くN兄弟の三男だったと思うが、1993年に発売された初代 ワゴンR を源流とする、スライドしないドアの軽ハイトワゴンのホンダ版と言えよう。 二代目と相成った N-WGN は、最近の国産車に多い、基本的なディテールではなく、捻くれた面構成と、それを補う複数の邪魔なプレスラインに頼り切ったデザインではなく、久々にしっかりと吟味された面と最小限の理由付けできるプラスラインで、実に清々しいエクステリアで登場した。 まぁ、いくら清々しいエクステリアデザインと言っても、それが売れるか売れないかは別なんだが、僕的に言うと久々にクルマらしいデザインのクルマが登場したと感じている。 さて、再度デザインを眺めてみると、 久々にクルマ本来のカタチで勝負しようというデザインのクルマが N-WGN だ。 パッと見て、無駄な面の「捻り」や、余分な「線」が少ない。さらに、過剰なメッキ ...出典:徳小寺 無恒さん
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1981年7月 セリカXX としては二代目に当たる A60 セリカXX がリリースされた。 初代の豪華絢爛クルーザー的な佇まいから、ロータスのアドヴァイスで熟成したと言われる足回りを持つスポーツカーに進化していた。 そして遅れること一か月。「名ばかりのGT」と セリカ こき下ろされたスカイラインもR30型へとスイッチされた。 この両雄のモデルチェンジのタイミングの同期は先代から延々と続き、セリカが6代目、スカイラインはR33 まで運命的な関係を感じさせるモデルチェンジを続けた。 先代の緩い大陸的なデザインから、定規で引かれた様な直線とクレイをヘラでそぎ落としたような面でデザインされたA60系セリカ 基本的には直線と平面ばかりで面白みに欠ける A60系セリカと XX だが、僕的には リフトバック の Cピラー根元のピラーの折り返しが新鮮に映った。 そして、何より 真っ黒 に塗りつぶしたリヤハッチが印象的だった。 一方のスカイラインは、その生涯で一度きりとなる「ハッチバック」をラインナップしたが、エステートも含めて Cピラー までの造形は一緒で、そこから ...出典:徳小寺 無恒さん
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