ベンツW204後期のデフオイルを交換した。

車検を受けた理想的なショップ(office.M)にて車検時にW204後期のDIY整備について色々とアドバイスを頂いた。

そのアドバイス事項の一つがデフオイル交換。

ディーラー推奨のメンテナンスサイクルでもデフオイル交換は3年ごと
50,000km以内となっている。

この車両は交換歴不明の為交換する事とした。

デフオイルの量は車体が水平状態でデフオイル排出口から垂れる程度が基準。

路上整備では車両を止めただけの状態では水平にはならない。
通常道路は路肩側に傾斜が付いている。

今回はシビアに車体水平を出して行ってみる。
デフオイルの交換程度ではここまでシビアに水平出しはしなくても良いと思う。
画像は4輪共に水平を出した状態。

まず車体を水平にする準備として予め4本のタイヤ接地点の距離を測り板等を4枚仮設置する。
板にタイヤを乗せた時に4枚共タイヤの真下にくるように。

その後2ｍ以上(ホイールベース以上)のアルミ角材と水平器で水平になるように板の枚数で高さを調整する。
板厚は数種類あると良い。

いつも同じ路上で整備をするなら水平を調整した板をそれぞれ接着しFL(フロント左) FR(フロント右)等と命名し保管しておくと足回りのアームやブッシュ交換整備等に利用出来る。

デフオイルの交換では後輪をジャッキアップするので前輪には車止めをセットする。

今回は左後輪だけジャッキアップとした。

ジャッキに自作アダプターをセットする。


参考
整備手帳
ベンツ　ジャッキアップ　アダプター自作　ウマ（リジットラック）での使用
https://minkara.carview.co.jp/userid/3251546/car/2933630/5785805/note.aspx

左後輪前にある車載ジャッキのジャッキアップポイントにセットしジャッキアップ。

作業出来る高さまでジャッキアップしたら路面と車体の間にタイヤ等を置いてジャッキが外れたり故障しても体が挟まれないようにする。

今回はタイヤの脱着は無いので自作スロープを置いた。


参考
整備手帳
備忘録 自作スロープの作り方（ベンツｗ204後期用）
https://minkara.carview.co.jp/userid/3251546/car/2933630/5804814/note.aspx

まずデフオイル注入口のフィラープラグを外す。

赤丸の部分がフィラープラグ。

先にフィラープラグを外すのは排出口を先に外しデフオイルを排出した後にもしフィラープラグが外せない場合にはデフオイルが無い状態になり走行不能となるのを防ぐため。

フィラープラグ部分に浸透潤滑剤を吹き付けて外しやすい状態にする。


ベンツのデフオイル交換② (W204備忘録)に続く。
https://minkara.carview.co.jp/userid/3251546/car/2933630/6275550/note.aspx