まとめ記事(コンテンツ)

2015/04/22

【要注意!】 ピストンのランド割れの原因 【1.4キロ オーバーブースト!!】

みなさま お姉様 ごきげんよう♪

ミラバン EF-VE-DETエンジンのピストンの1stリングのランド落ちの原因を推測いたします
ずばり オーバーブースト!!
なにげに1.4キロ(絶対圧2.4キロ)の過給圧を掛けてしまったことによって ダイハツ純正の鋳造ピストンのランド部分が燃焼ガスの圧力に負けて破断したのですわ

簡単に言えば 大丈夫 イケますわ......多分
という根拠のないブーストアップでフランソワは純正ピストンを壊したのです

ミラアヴィのメーカー設定過給圧が0.8~0.9キロくらいという情報ですから
壊れてしまっても それは無謀なフランソワの責任ですわね
※ちなみにEF-VEとEF-DETのピストンはリング溝周りの寸法は同一です

理屈としては↓こんな感じです
プラグ点火後の燃焼ガス圧によってピストンが下がっているところです

EF-VE-DETエンジンの場合は排気バルブ側のシリンダー内壁にぎゅぎゅーーっ!とピストンが押し付けられますわ

吸気バルブ側の1stリング近辺の状態です
1stリングはシリンダーとピストンの隙間を抜けてきた燃焼ガスで下方へと
クルマを動かしちゃうくらいの力で押し付けられます

また リング溝に入り込んだ燃焼ガスによってピストンリングは裏側から押されてシリンダーへと押し付けられもします
そしてピストンリングに掛かった力によってリング溝内でテコの原理が働いてしまって リングを保持すべきランドを下へとこじる強烈な力に変わってしまったということですネ
このような強力な力が何度もそんなに厚くないランドに加わるという所謂繰り返し応力によって疲労破壊してしまった!というのがこの事件の真相ですわ

金髪乙女探偵フランソワは紳士好みのちっちゃな胸を大きく突き出して 得意げにそう話すのでした
(自分の不始末で壊したのにネ♪)

10年以上前に設計されたピストンとはいえ メーカー様が極力ムダを省いたモノとなっているハズですから ここ最近の軽エンジンのピストンならさらにゆゆうは少ないのではないかと考えます
端的に言えばアルトやS660などの最新ターボ勢をぐい!っとブーストアップすると クランクやコンロッドが壊れる前に純正ピストンがきゅぅ!っとイっちゃうと予言をしておきます
うふふ 楽しみですわね

大丈夫ですよ 致命傷ですみますから

↓壊れたピストンです



2ndリングのランドも下方へと押し下げられて変形して クラックが入っておりますわ












「ピストン ランド割れ」で検索すると 原因としてオーバーブーストの他に
冷却不足・潤滑不足・薄い空燃比と書かれておりますが それは根本として違うとフランソワは考えます
ピストントップが溶けたり 損傷しているのならその可能性もありますが
大体ピストンはキレイな状態でランドだけ割れている場合も多かったです

メーカーが想定・保障しない過給圧を掛けたなら ピストンは壊れますよ というごくごく簡単な話であるわけです
ということで ピストンのランドの強度について深く考えさせられたフランソワでした
Posted at 2015/04/22 23:55:59

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