CTEKバッテリーチャージャーの「リコンディションモード」で弱ったバッテリーがどこまで復活するかを実験してみた。

2年程前に通勤車両のバッテリーを交換した。
交換された古バッテリーはその後電装関係の修理時に使用するため補充電を数回行ってきた。

070913Sの刻印から2013年9月7日製造、9年前のバッテリーである。

サイズ容量は 40B19L
CCA(コールドクランキングアンペア)は約270

参考
使用したバッテリーテスター
KONNWEI KW600
https://minkara.carview.co.jp/userid/3251546/car/2933630/11822455/parts.aspx

実験開始前のバッテリー状態を測定してみる。

SOH（State Of Health：バッテリーの健全性)54％=46％の劣化

内部抵抗　20.42mΩ

CCA 148

電圧　12.33V

CTEKを繋ぐ。
モードは「四輪」の「リコンディション」
満充電の 7「フロート」まで充電する

「リコンディションモード」1回目後の測定値

SOH（State Of Health：バッテリーの健全性)56％
実験前より2％の向上

内部抵抗　19.55mΩ
実験前より4.6％の向上

CCA 158
実験前より6.8％の向上

電圧　12.33V

「リコンディションモード」2回目後の測定値

SOH（State Of Health：バッテリーの健全性)64％
実験前より10％の向上

内部抵抗　17.13mΩ
実験前より19.2％の向上

CCA 158
実験前より16.9％の向上

電圧　12.55V

「リコンディションモード」3回目後の測定値

SOH（State Of Health：バッテリーの健全性)67％
実験前より13％の向上

内部抵抗　16.52mΩ
実験前より23.6％の向上

CCA 183
実験前より24.3％の向上

電圧　12.22V

「リコンディションモード」4回目後の測定値

SOH（State Of Health：バッテリーの健全性)66％
実験前より12％の向上

内部抵抗　16.68mΩ
実験前より22.4％の向上

CCA 180
実験前より21.6％の向上

電圧　13.23V

4回目にしてSOH、内部抵抗、CCAの上昇は見られない。

どうやらこのあたりが限界のようである。

バッテリーの劣化状態は個々に異なるが今回はCCAが20％程度向上。

バッテリー交換の目安であるSOHは70％と言われるがそれに近い67％まで回復。

充電直後の電圧も13V超えとなった。

CTEKバッテリーチャージャーの「リコンディションモード」は使えると思う。