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さん
2023/04/24

2010年 車中泊旅行記 (6日目・1/9)鹿児島


2010.11.7(日)

 午前4時30分、威勢の良いコケコッコーという一番鶏の鳴き声に目覚めた。幼少の頃、私の地元ではニワトリを飼う家が多く、鶏鳴に起こされることは日常のことであったが、現在はどの家も飼うことをやめている。

 久しぶりに聞くその声は懐かしく、早く起こしすぎだろというイライラ感はない。そのままウトウト6時頃までまどろみつつ、寝袋から出た。

 夜半本格的に降っていた雨上がり、雲の色も白っぽく、天候は回復傾向にあると思われる。このまま降らないでくれと祈りつつ、開聞駅構内を散策してみた。


電車が来た。ラッキー!


 レールの脇に黄色い花の群生。ホームの時刻表を見ると、上り・下りとも一日に8本しか停まらないようだ。


 6時55分、開聞駅を出発。ほどなく前方に開聞岳の稜線右側が少しだけ見え始めた。おお、いい感じ。このまま雲が流れて姿を全て見せてほしいと思いつつ、開聞岳へ向かった。


 7時15分、かいもん山麓ふれあい公園の登山口駐車場に到着。この山、日本百名山の一つとして有名であるが、私がこの山の存在を知ったのは、数年前に秋田市の太平山で絶頂に達したときのことである。

 たまたま居合わせた他の登山客同士の会話に何となく聞き耳を立てていると、「秋田から一睡もせず高速道路をひた走り、鹿児島の開聞岳に登ってきた」という言葉が聞こえてきたのである。

 生涯、一つでも多くの百名山踏破を目論んでいる私には聞き捨てならない話であった。いつか登ってみたい。そして今回の旅で実現しようと思い立ったのである。

 それはさておき、駐車場にて登山の装備を調えていると、隣に広島ナンバーの白いマツダ・アクセラが停まった。3人組の登山客、昨夜は隣接のオートキャンプ場に泊まったとのこと。


 この方たちは百名山ハンターであった。彼らが登山の準備を始めている中「山頂でお会いしましょう」と言い残し、一足先にいざ開聞岳!




 公園内の芝生を横断し、登山口へ向かう。山は裾野だけが露出している状態で、眺望は全く期待出来ない。遠路はるばる来たというのに楽しみ半減だ。






 それでも雨が上がってくれただけでも良しとしよう。ザックに収めた合羽を使わないで済んでくれればそれに越したことはない。

Posted at 2023/04/24 05:54:34

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