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2023/12/19

【メモ】CX-60 ステアリングカクカクの原因判明~リコール

カテゴリ : 内装 > ステアリング > その他

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CX-60/90やFLシビック/CR-V/インテグラ/HR-Vなど,寒くなって多発しているハンドルカクカクですが,マツダはようやく真因が分かったようです

既に交換してもらいましたが,EPS交換を行っても,改番の110A品番装着車両で発生しており,これは恒久対策にはならないなと思ってました

アシストモーター減速部のウォームとウォームホイールの当り面のバックラッシュを調整するために,ラッシュアジャスターが付いていますが,当りが強すぎて当り面の潤滑不良になるのが原因のようで,当りを緩めるためにスプリングを交換するようです
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例えば図のような構造だと,41か44 or その両方の動きが悪くなって,ウォームがウォームホイールの当たりが強くて引っ掛かる
クサビ(41,44)が突然動いて、当たりが緩むことでカクンとなることがあるかもしれませんが,単純にスプリングが強すぎて当りがきついだけのようです
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60に採用されているEPSのアシストモーター構造が分かりませんが,ウォームホイールに線バネを入れてバックラッシュ調整するタイプなら,線バネを交換するのでしょう
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スプリングレートのバラつきなども要因に考えられますが,発生する車両としない車両があるのは,高速走行が多い車両は出やすく,街中走行が多い車両は出にくいようです
これは,ステアリングを切る量や頻度に関係するのでしょう

いずれにしても,今後の生産車は対策済EPSが装着されるでしょうが,EPS未交換車両はもとより,EPS交換車両も発生要因を抱えているので,全車両の対策が必要になるはずです


60/90では今のところ事故はないようですが,北米でシビックはこれによる事故が複数件発生しており,ステアリングが引っ掛かって避けられなかった,引っ掛かってカクンとなった瞬間に切れすぎて路外に飛び出したなのです
今出ていなくても,いずれ出ることは想定され,安全にかかわる問題なので,これは確実にリコール案件でしょう

おそらくホンダ車のハンドルカクカクも同様の対応になると思われます

個人的には,
https://minkara.carview.co.jp/userid/113606/car/3325676/7573406/note.aspx
で,要因として5か6を疑っていましたが,当たっていたっぽい

サプライヤーのせいだとしても,問題発生から4ヶ月近く(ホンダ車は9ヶ月)経っており,マツダもホンダも自動車メーカーとしての対応が遅すぎます
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この写真のような構造で,右下のプラグを抜いて中のスプリングを交換するようです
作業は小1時間,作業時間の大半はアンダーカバー脱着でしょう

EPSの110B品番は対策品になってますが,110と110Aはスプリング交換が必要です
その後対策でも再発し,110Cに改番されています

スプリング K1Y0-32-FX8
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2024/1/18 リコール発表されました

これで本件は沈静化するかな・・・

以下はCX-90の作業ですが,こんな感じです
https://static.nhtsa.gov/odi/rcl/2024/RCRIT-24V022-3736.pdf

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