まとめ記事(コンテンツ)

2024/10/09

5円玉を熱すると、どうなるか?


熱で金属も伸び縮みする、つまり熱膨張ついては高校物理で習ったので、ご存じだと思いますが、そこでクイズです。

5円玉を熱したとき、中の穴は小さくなるのでしょうか?それとも大きくなるのでしょうか?
(言い換えれば、ドーナツが水でふやけたようになるのか、拡大コピーしたようになるのか?)


答えはこちらです。

「5円玉を熱すると穴はどうなる? 面白くて眠れなくなる物理の話」
https://shuchi.php.co.jp/article/897


で、なぜこの話をしたかというと、固着したボルトやナットを外す際、この熱膨張を利用してネジ山に隙間を作ってあげて緩める方法(バーナーで温める方法)がありますが、その逆パターンで、冷やすことにより金属を縮ませるケミカルもあります。

USA発祥のケミカルだと思いますが、呉工業でも類似品(凍結浸透ルブ)を商品化しています。
その説明図では、ボルトとナットの両方に吹き掛けることで、次のように収縮すると説明しています。


(画像は呉工業のHPより引用)

ですが、先の5円玉の話を考えると、この図のナットの収縮する方向は明らかにおかしいです。

正しくは、ナットは赤矢印の方向にそれぞれ縮むので、黒色→青色になるはず。


つまりは、この手の商品はボルト、つまり雄ネジ側に吹き掛けないとダメということです。
以下は、本家(?)のラストブリザードの説明図です。



まともな商品説明もできないKUREのパチモン類似商品より、こちらの方をオススメします(冷却温度も-33℃→-42℃と、ラストブリザードの方が低い)


Posted at 2024/10/09 09:51:21

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