まとめ記事(コンテンツ)

2016/07/01

乗り心地とダンピング

アウトバックの乗り心地改善のまとめ記事にアクセスを頂きましたが、念のため、もしかすると誤解されるかも知れないところを記しておきます。訂正ではないです。

なお、私は自動車関連で報酬を頂いたことは今までに一円たりとも無い素人で、自分の感覚と状況証拠から推測してモノを言っているだけですので悪しからず。振動の解析も専門外です。

もし間違っている記述がありましたら、お教えを頂きたいです。どこかのショップで聞き齧った都市伝説の類いはお断りです。本当のところを正しく知りたいです。

で、何かというと、有り体にいうとダンパーの特性を変えてもプリウスの乗り心地がクラウンになるようなことにはならないということです。

画像は整備手帳にもあげた変更前後の比較ですが、振動の減衰が良くなっているという点の他に見るべきところとして、大きな入力の振幅の最大値がほぼ変わらない点です。

アウトバックの前輪でいえば一輪辺り460kgの荷重を支えていて、バネ下では合計約23kgのタイヤとホイールが回転しています。これが60km/hで路面の段差にドカンとぶち当たったのがグラフの状態。このときの変更はダンパーの中身だけで、他はパーツからタイヤの空気圧まで一切の変更はありません。

いくら何でもダンパーの減衰特性の変更だけでそんな衝撃が劇的に無くなるとは思えません。なので、大きな段差にぶち当たった/落ち込んだというときの衝撃はまず変わらず、そのときの乗り心地は以前とたいして変わらないように感じるはずです。

これをもってして、施工したけど期待はずれと感じているであろうレビューも複数見受けられます。

じゃあ何が違うかというと、これまたグラフの通りなのですが、振動の収束が違う。要するに振動がすぐに収まる。

それと、恐らくはNEO TUNEは減衰が二次曲線的になるという特徴があるようです。これはグラフには現れていません。

最初は減衰が抑え目で柔らかく良く動き、入力が大きくなるほどに減衰が高まる(という言葉遣いが正しいかは分かりません)。

・初期から良く動く
・荷重がかかるとぐっと持ちこたえる
・振動の収束が速い
という感じ。奥で粘るというか腰があるというか低反発クッションのような感じというか。純正の場合は効き方が初めから硬めで、そのまま一本調子な芸の無い感じ。

このため、概ね路面のギャップを見た感じのまま、一回の振動で乗り越えるように感じるし、細かい凹凸は良く吸収してくれるようになります。

つまりは、雑な動きが無くなり、かつ予測通りの動きをするようになったと感じるのだと思います。予測通りなので認識のずれ(=違和感)がなくなり、気持ち良く運転出来る。

そういう「心地」です。

いきなりハイドロになるとか(乗ったことないけど)、スカイフック理論の実装になるとか(知らないけど)、BOSEの例のアレになるとか(見たことないけど)そういうことでは無いです。

Posted at 2016/07/02 08:37:54

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