一日の終わりにととっておいたのはここ。
斜里町の「名もない展望台」付近。
ここから西を向くと地平線の先まで道が続いているように見える。
北海道色々な“地平線までつつく道”を走ってきたが、ここは下り坂になっているので遠くまで見通せる。
圧巻である。

これが展望台からの眺め。
やはり一日の最後に持ってきたのは成功だった。
日が傾き始め、涼しい風が吹く。
展望台には誰もいない。

しばらく何をするでもなく、この風景を眺めていた。

展望台自体は低いものだが、小高い所にあるので眺めは相当良い。
直線道、牧場、一面に続く畑、オホーツク海…。

下の駐車場にミニバンが一台入ってきた。
・・・そろそろ展望台を降りてキャンプ地に向かおう。

展望台の駐車場にて。
展望台は後ろの木の裏にある。
砂利の駐車場だがここからの眺めは最高。
幌を畳んだ。

この時間帯はオープンカーにとっての最高の時間。
風が涼しく、空は蒼く、緑は鮮やか。

とはいえ、北海道、スピードレンジが高いのと、横風があるので風の音はすごい。
ロドは優秀なので巻き込みは少ないけど。

今日のキャンプ地は昨日泊った中標津のキャンプ地に決定。
この日は本当によい天気。
朝がウソのよう。

夏の快晴日らしい空の下で。

今回の旅では携帯は基本的に電源オフ。
余計な情報とは距離を取った。
世の中は選挙だとかどうとか、仕事がどうとか。

天気予報くらいは知りたいのでＡＭラジオを聞く。
ここ数日の断片的な天気予報によれば今日はこの旅で最後の快晴日になりそうだ。

こうして快適なオープンドライブが出来るのも最後かもしれない。
そう思うと少し寂しくなった。
旅の終わりが見えるのは悲しいことだ。