ずっと謎だった、12穴インジェクターのスズキ純正にも採用されている、このインジェクターのメーカー

(写真はJB23Wジムニーの5～６型のインジェクター)

よく考えてみれば、旧規格K6Aと新規格K6Aの1穴インジェクターは日立製、今でも作ってる可能性が高いよねと数日前に気づいてググると…

(写真はJA22Wジムニーの旧規格K6Aのインジェクター、日立のマークの刻印がある)

マルチスワール式ポート噴射インジェクタ

マルチスワール式ポート噴射インジェクタは，PFI（Port Fuel Injection）システムに用いられるガソリン噴射インジェクタであり，噴射されるガソリン粒径の微粒化と低ペネトレーション（低噴霧速度）を実現するために，世界で始めて※1）スワール噴霧方式を採用した。

スワール噴霧方式とは，燃料通路に作られた旋回室でガソリンを旋回させて得るエネルギーを，効率よく噴霧の微粒化エネルギーに変換することができる噴霧方式である。

この噴霧方式を採用するために，日立が有するシミュレーション技術と精密加工技術による噴霧コントロール技術を構築し，世界最小※2）の粒径と，世界最短※2）のペネトレーションを併せ持った噴霧を実現した。この噴霧により，燃費の向上と，排出ガスの低減が可能となった。

（日立オートモティブシステムズ株式会社）
（量産開始時期：2013年11月）
※1）2013年10月時点，日立オートモティブシステムズ調べ。
※2）2015年10月時点，日立オートモティブシステムズ調べ。

なるほど、なかなか優れたインジェクターらしい。

と同時に世界最小って、穴の方もある程度は小さくなるだろうから詰まりやすいいんじゃないかとか、流路を曲げると圧力高くするのは向いてないだろうな…。(設計思想とは逆なのでお門違いだが)

12穴世代にしては、太い謎のふくらみも、これを収める為と考えると納得
と思ったら…

(写真はMH23SワゴンRなど世代の60psターボ車のインジェクター)

ソレノイドが比較的大きいだけっぽい。
内部が比較的広いな…。

あとDENSOとかのライセンス料払わないで済む所で競争力を持ちたいという部分も感じる。

個人的には、石垣さんとかカトキさん的なデザインが好きだが
家庭用の超音波洗浄機でなかなか洗浄が進まないインジェクターで結構悩まされた。

というわけで、メーカーがはっきりして非常にすっきりしました。

あと、この画像は中国で販売してるもので、パッと見似てるけど、成型不良がおきにくいように改悪がされている印象があり細部の寸法が厚くなってたりする、ヒケのが出てたり、湯口の位置など、細部を比べるときりがないくらい色々出てくる。全長は同じだけど取り付け部分の寸法が長いなどあきらかにやばい。
よくみればこの写真からでも比べれば細部の違いのいくつかはわかるはず。
製造の管理用の刻印は何本買っても『5802』
オレンジの部分と本体側もなぜか丸くBOSCHやそのライセンスの三菱とかのインジェクターの形状と共通化されている。(なんというキメラ)
噴射テストしても怪しくて、再洗浄しても一向に改善しないので内部も別物と思われる。噴射量も少ない印象がある。
正規品ほどの性能がなくてもいいよと考える人でも、これは本当に買わない方がいいと警告しておく。

DENSOへのジョークなのかPEIVSOとは一体…

最後に
日立製の1穴ですが、意外だったのが洗浄すれば噴霧状態が結構良い事。
DENSOの1穴や2穴より噴射がきれいだなと感じます。
1穴とK6Aの組み合わせと4穴のF6Aと同時期に存在していたのも多少うなずける感じがします。
まぁ、噴射量がそれなりにあるので、これにATの組み合わせだと燃費はお察しくださいですが…。

(写真はkeiの3型までのSが付くモデルや同時期のワゴンRのRRや、JB23Wジムニーの3型までなどの新規格K6A用インジェクター)

最近国内に入れてる転売屋がいる
関わらない方がいいレベルの
ゴミ品質のインジェクター。

ほんとにゴミ過ぎです。
あと工場のISO取得は製品のISOとはまったく別物なので、ゴミみたいな製品作っていても返品対応とか謳っていれば通るので、業者間の国際取引ならまだしも、一般消費者向けに謳っている方がヤバい。

詳しくは
ヤフオクの低品質インジェクターとISO認証工場の闇
https://minkara.carview.co.jp/userid/407402/car/2353895/6677913/note.aspx