まとめ記事(コンテンツ)

2019/02/19

電波系技術者が考察するリレーアタックの技術的解決

現在流通しているリレーアタックツールが通用しない車種はランドローバーのディスカバリーとレンジローバーのみでした。

某自動車系コンサルティング会社の調査よると、その2車種のみ、UWBという方式で認証するため、従来の313MHz及び433MHzに対応したツールではリレー出来ないようです。

UWBをググると、ウルトラワイドバンドと出てきます。
高周波の帯域らしく、高精度の位置検出が可能なようです。

日本の電波法では3.4~4.8GHz、7.25~10.25GHzが利用可能なようです。この帯域は携帯電話(4G)やWiMAXの帯域なようです。

ということはスマートキーによる認証のほかに、他の帯域での無線通信による認証を追加すれば後付けでも対策になりそうです。



例えば、最近のナビはスマホとBluetooth(2.4GHz帯)で接続できます。
この接続が確立しない場合はエンジンを停止させるなどは既存技術で何とかなりそうです。

後付けセキュリティの類いでも、従来のキーレスキー車種をスマート&プッシュスタート化するようなシステムがあるようで、そのキーの周波数が313MHzもしくは433MHzではない場合かつイモビライザー機能がある場合はスマートシステム搭載車種に後付けすると純正キー及びセキュリティキーの2本が車内にない場合はエンジン停止させることができるかもしれません。


自分が開発するなら以下のようなシステムとします。

Bluetoothでスマホとペアリングし、一定時間内に接続が確立できなければイグニッションリレーをオフさせる。
ペアリング可能なスマホは複数できるものとする。
接続させるために必要なパスコードはユニットごとに異なる数字で本体に明記する。
インストール場所は車室内のユーザーの任意の場所とし、容易にアクセスできない場所とする。

これで簡単にスマホによるイモビライザーが成立します。
リレーアタックされたとしても、スマホとの接続が出来ないため、イグニッションがオフされます。

部品代はBluetoothモジュールとそれを制御するCPU、リレーをオフするトランジスタなどで、5000円もあれば出来るんじゃないでしょうか?

幸い、自分はBluetooth関連のプログラミング経験があるので、ハードさえ用意出来れば何とかなりそうです。



このブログが、少しでも皆さんの参考になればと思います
Posted at 2019/02/19 20:29:52

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