まとめ記事(コンテンツ)

2012/08/24

No.31 CT200h TNP基礎講座 「駐車に際して」

本編に際して、
 TNP講座 No.16「暖機の悲劇」や、
 TNP講座番外編「恐怖! 強制充電繰り返しの刑」
もあとで復習してみてください。

まずは上記2編のおさらいから。

「パワーオンしてエンジン始動後の約1分間は、エンジンはタイヤ駆動に寄与せず空回り状態、モーター走行となる」

 ※始動後すぐに走り出してしまうと、意に反しバッテリを大きく消耗し、強制充電を誘発、
  燃費に大きなダメージを与えることが多々あります。

 対策
  ・エンジンが冷えた状態からの暖機では、エンジンが停止するまで1分以上かかります。
   すぐに発進すると強制充電が発生しやすくなりますので、エンジン始動後50秒程度
   待ってから発進します。
   暖かい時期では1分で暖機が終了しますので、それまで停車してからの発進でもOKです。

  ・お買いもの等、エンジンが冷え切っていない状態からの再起動では、Pレンジの状態で
   アクセルをポンと一瞬踏み込んで強制的にエンジンを始動させ、停止までじっと待ちます。

なお、強制充電はパワーオフ→パワーオンとすることでキャンセルできますが、エンジンが暖まっていない状態でこれをやると、再び暖機から始まり、意図せぬモーター駆動によりバッテリ消耗→強制充電と悪循環となることに注意です。



では、本編、「駐車に際して」の注意事項を。

1)目的地/自宅に近づいたらバッテリレベルを3(BL3)以上に保つ

 目的地付近では低速で走行する機会が増えます。
 住宅地、大きな平面駐車場などです。
 自走式立体駐車場はより条件が悪いです。

 BLを高めに維持するには、目的地の3km以上手前からモーター走行を控え
 エンジン走行比率を高めて走行します。40km/h以下制限速度の場合には
 低回転(1100rpm程度)でエンジンが止まらないギリギリのアクセル
 開度で走行するようにします。

 停車の必要がないのにブレーキを踏んで充電させるのはNGです。



2)お出かけの際、コンビニに寄るなら5km以上走行してから
  再起動後の暖機ロスを防ぐためです。
  (水温を確認できる人は、70℃程度以上が目安)

  再起動後は、Pレンジでアクセルをポンと踏んでエンジン始動させ、
  停止するまで待ちます(意図しない暖機中のモーター走行を防ぐため)。

  水温が十分高ければ、暖機は一瞬、あるいは数秒で止まるはずです。
  (水温が65℃以上あればこの操作は不要)



3)駐車完で強制充電の最中ならBL3回復を待ってパワーオフ

 強制充電だから即パワーオフしたくなりますがやってはダメです。

 次の起動の際、暖機終了後も強制充電が続いてしまいます。

 ScanGaugeII 等でSOCを観測できる場合には、43%程度まで回復させれば
 OKでしょう。参考:BL3回復時のSOCは47%です。


4)暖機後に発生した強制充電のキャンセルはダメ

 「強制充電繰り返しの刑」が待っています。




「CT200h TNP講座 目次」 はこちら
「CT200h TNP講座番外編 目次」 はこちら
Posted at 2012/08/24 08:06:49

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